2005年07月13日

音楽教室など

本州ビータ2日め。
三重県海山町というところのホールで本番。小中学生対象の音楽教室。

今回はベートーヴェン/「運命」、オッフェンバック「天国と地獄」
ほか小品というプログラムで周っている。
いわゆる”音教プロ”であるが、実はこの音教プロ、
オケにとって曲者であることこの上ない。
下手をすると「やり慣れた曲」が「やり飽きた曲」になるのは
あっという間。
結果、オケの質を下げ音楽嫌いの子供を大量生産してしまう。
日本のオーケストラが長年陥ってきた悪循環だと思う。

近年、音楽教室こそ上質の演奏会を。という気運が高まっている。
そのためには、モチベーションを保つ楽員個々の努力と、
音楽教室だからこそ一流指揮者を招聘する。この2点に尽きる。

今回の長〜いビータの指揮は下野竜也さんで助かっている。
下野さんの指揮者としての実力は既に説明の必要はないが、
彼のトークも関西風味で土地に思いっきりマッチして、
客より楽員が笑わせてもらっている。

指揮者といえば、彼らはなぜいつも同じ服装なのか?
これは長年の疑問である。
どの指揮者も本当にいつも同じスタイルで練習に登場する。
今日の下野さんは、黒のプリントTシャツに黒ズボン。
せっかくだから思いつくまま一覧表にしてみよう。

尾高忠明:紺か白のプリントTシャツにジーンズ
高関 健:白系のポロシャツ(パパス)にベージュの綿パン。
下野竜也:黒のプリントTシャツに黒ズボン。
金 聖響:黒か白のシルクっぽいシャツにジーンズ。(シャツは出す)
円光寺雅彦:白か黄色のポロシャツに紺のスラックス。
飯守泰次郎:白シャツにジーンズ。
小泉和裕:黒のシルクシャツを黒スラックの上に出して着る。
矢崎 彦太郎:スタンドカラーの白シャツにジーンズ。
山下 一史:シルク系の柄シャツにサスペンダー付きスラックス。



切りがないのでそろそろ止めよう・・。(ちょっと恐くなってきたし・・

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←黒Tシャツ姿の下野氏の後ろ姿(未承諾)改め事後承諾  

Posted by arakihitoshi at 21:52 │ │音楽 | 演奏旅行

2005年07月12日

松坂

居候部屋の皆さまのHP内ブログはCGIを選んで設定して、
バナーまで作って差し上げるのだが、
自分の事になると面倒くさい。そんなものである。

そんなわけで既成のブログというものについに手を染めて
しまった。

今日から札響は7泊の本州ビータに来ている。
ビータとは「旅」の逆読みの業界用語で「演奏旅行」の意である。

三重県→新潟県→川崎市→静岡県→長野県。
と周る何とも移動効率の悪い旅行なのだ。
文化庁の事業なのだが、文化庁絡みは何故か移動効率が極めて
悪い旅行が多い、というか100%の確立でそうだ。
理由は分からないが、皆が潤って悪くはないのだろう・・。

松坂には始めて来た。三重県も始めて。
三重県は自分の中のイメージ的にはとても地味で、
山深い里にわら葺屋根の集落が点在する秘境かと思っていたが、
普通の現代の日本の風景であった・・・・。

昨日の札幌での練習からチェロを楽器車に預けたので、
練習できない。
練習しない、のではなく、”できない”のだ。
この開放感がたまらない!。



  
Posted by arakihitoshi at 23:59 │ │演奏旅行 
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