2005年09月30日

アンニョンハセヨ!札響in韓国 第三日目

안녕하세요! (。・_・。)ノ

今日はいよいよソウルでの本番の日です。
ソウルではクラシックのコンサートは夜の20時から始まるのが普通とのこと。
今日のコンサートも20時からなので、
リハーサルはいつもより少し遅く、16時からです。
夕べも遅かったので疲れてはいたのですが、
せっかくなので午前から観光することにしました。

ソウルの中心部に二つの旧宮殿があります。
景福宮と昌徳宮です。歴史的背景に興味のあるかたはググってちょ。
で、先に景福宮に行くことにしました。
広くて素晴らしい景観でしたが、驚いたのは李朝時代の束帯を着た
衛兵や王様や家来たちのアトラクションがあることです。
衛兵の交代にも王様のお出ましにもちょうど居合わせることができて
超ラッキーで大盛り上がりでした。
ソウルを訪れる方には是非是非お薦めします。
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景福宮で盛り上がりすぎて昌徳宮を見る時間がなくなりました。
世界遺産の昌徳宮はガイドに随行しないと見学できないのです。
日本語ガイドは2時間ごとくらい。韓国語ガイドは30分おきくらいでした。

ヒュンダイ本社の横の韓国おかゆ定食屋でゆっくり昼飯を食べて
地下鉄でホールに向かいました。
ホールは昨日のブログで書いた超立派なホールです。
韓河を挟んで新市街にあるこの芸術施設エリアは、
ノ・テウ大統領の文化・芸術大国政策の一環で作られたようです。
この政策のひとつは今の韓流映画ブームとなって昇華してるわけですね。
下の写真は今日演奏したホールの外観です。
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リハーサルが終わり、本番前にはいつも定期でやるように
ロビーコンサートが行われました。
コントラバスの助川君コーディネートでロッシーニの弦楽四重奏などでした。
助川君のハングル語挨拶が元気一杯でウケてました。
お客さんの反応もよく、早くも今日のコンサートの盛り上がりを予感させます。
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ホールは2,600人収容の大きなものですが、
なんと、ソウルではオーケストラのコンサートの集客アベレージは500人ほどとか・・。
この大きなホールに500人は相当寂しいだろうな・・。
でも今日はチケットの売上が良く、1,000人以上”も”入るかも、との韓国側の説明
だったそうです。
しかしながら、本番が始まってみると、一階席はほぼ埋まり、2階、3階席も
6〜7割りの入りに見えます。大盛況だったようです。
ちなみに今回の韓国公演に合せて、札響の理事長(道新社長)はじめ、
道内財界の中心的人たちである理事会のお歴々、観光協会のお歴々など
70名程がいらして、北海道のアピールをしているとの事です。
下の写真はリハーサル前に舞台から見た客席です。
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ラフマニノフのピアノ協奏曲はキムさんの知的で正確無比でかつ情熱的な
演奏は卓越しています。勘九郎似です。ロマンスグレーでカッコイイです。
大人気のようです。
札響もかなりの熱演だったと思います。
終わると観客席からは「うおーーー」ともなんともつかない歓声が上がり、
これまた情熱的なリアクションでした。
観客席の熱気に呑まれ、シンフォニーも熱っぽい演奏になったと思います。
楽章間も指揮棒が降りるまでお堂か何かで弾いているようなのような静寂で、
シンフォニーの終演時もまた「うお〜〜〜〜〜」とも何ともつかない歓声に
ホールが包まれました。
なんとも大陸的というかアグレッシブというか、気持ちのいい反応です。
本番が10時に終わり、ホテルについたのは11時でした。

こんな感じで、人々はいいし、食い物は何食っても違和感なく旨いし、
言葉もそれなりに通じるし・・。ますます気に入って絶好調継続中です。
このまましばらくこの国に残留したいです。

ちなみに今日もソウルは暑かったです。
観光中はTシャツになっても汗をカキカキ見て回ってました。
でも何故かソウルの人たちは厚着です。謎。さすがにマフラーはしてませんが。

明日は大田に移動して本番です。
大田のホテルで接続できたらご報告します。
それでは  

Posted by arakihitoshi at 00:22 │ │演奏旅行 

2005年09月28日

アンニョンハセヨ!札響in韓国 第二日目

안녕하세요! (。・_・。)ノ

さっき30分もかけて打った文章が何故か消えてしまった(゜ロ゜;
ショック!!
簡単にいきます。(^_^;)

今日はリハーサルでした。
ソウルアーツセンターという所のリハーサル室でやりました。
ホールと歌劇場と音大(?)などが集まったそれはそれは立派で
大きくて、雄々しく神々しく堂堂とした風格の、舞台芸術の殿堂と
呼ぶに相応しいエリアでした。
緑の森に囲まれ、楽器を持った老若男女が集い、
テレスカフェも当然のようにありやがって羨ましい限りでした。
下の写真はリハーサル室です。
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練習は先日の定期でもやったラフマのシンフォニー、ピアノ協奏曲、
大田公演用のブラ1、セミラミデ序曲などをやりました。
ピアニストのDaejin Kimさんは厚い音の素晴らしいピアノでした。
リハーサルは1時から始まり4時半に終わりました。
本来バスでホテルに戻るのですが、私たち(3人)は
地下鉄で南大門を目指します。
途中乗り換えに失敗したりしながら、6時には南大門に着きました。
南大門市場はアメ横みたいなところで、
屋台やニセモノ屋や問屋がひしめいています。
すごい人ごみと活気です。
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屋台でチヂミ(お好み焼き)を食べました。
歩いていると日本語で「安いよ」と声をかけられます。
なんで日本人って分かるの?。現地にとけ込んでつつもりなんだけどな〜。
思い余って呼び込みの一人に聞いてみると、
「ぜんぜん違うよ。雰囲気も違う。髪型も服も違う」だそうです。

歩いて明洞を目指します。
途中、新世界デパートに立ち寄りました。
もう、なにもかも、一回の化粧品売り場も地下の食料品売り場も、
日本のデパートと寸分違わず、言葉だけが違うのがどうにも不思議。

ゆっくりと30分ほど歩いて明洞(ミョンドン)に到着。
ここは、日本で言えば渋谷のセンター街のもう少し大人版、という
ところでしょうか。
ここも凄まじい活気に満ちあふれてます。若者も沢山。
80年代の日本を思い出しました。
みんな楽しそうだなー。いいなー。
韓国ギャルも綺麗だし。私はもともと切れ長の目ではれぼったい顔の
女性が好きなのだ・・。韓国はいいね〜。
下の写真は明洞の風景。
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で、明洞カルビ冷麺という店に入って、お決まりのプルコギ(焼肉)
とカルビ(骨つき)、冷麺を頼みました。
サンチュ(葉っぱ各種)やキムチ各種はおかわり自由です。
これにビール4本たのんで3人で88,000ウォン(9,000円)は安いと思いました。
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店に日本人客が多いと思ったら、
帰り際に下の写真をドアの所に見つけました。
木梨憲武が出てるクックドゥーの宣伝で使われた店だったんですね。納得。
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そういえばタクシーの運転手が
「明洞の焼肉屋は観光客向けよ、もっと安くておいしいとこあるよ」
と言ってましたが、まあ、あまり気にしないでおこう(笑)。

そんなこんなで、買い物なんかしながら10頃ホテルに戻りました。
日本語はかなり通じます。
たまに通じないところでは嬉々として生兵法の韓国語使ってます。
英語の通じ方は日本と同じくらいみたいです。
物価は日本の半分くらいです。
この国かなり気に入りました。雰囲気も料理の味もジャストフィット。
絶好調です。

ではまた明日。  
Posted by arakihitoshi at 23:25 │ │演奏旅行 

アンニョンハセヨ!札響in韓国 第一日目

안녕하세요! (。・_・。)ノ

今日からいよいよ札響の韓国ビータの始まりです。
この旅行記は”ですます調”でいきます。
今回は「ソウル国際音楽祭」の招きでソウルで一公演、
ソウルにほど近い(たぶん距離的には小樽くらい?)大田で一公演。
その他、小アンサンブルは各所で計5公演くらい行われます。

第1日目の今日は新千歳から成田、韓国・仁川空港、ソウルのホテル、
という移動日でした。
下の写真は成田で出発前の記念写真。
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右から、クラブ市川マスター、あらき@管理人、&嫁(ビオラ)、
菜々子の日常、の4人。

成田では時間調整で3時間くらい空港内の免税店などを彷徨いました。
そしてJALで仁川空港へ。
スチュアーデスさんの話しだと、「冬ソナ以来ソウル便はお蔭様で
いつも満席近い」との事でした。

仁川空港到着の写真。
今回は道新の小華和さんが同行してます。同じシチュエーションで
沢山写真撮ってました。
明日の朝刊あたりに「札響 ソウルに到着」って写真でるかも。

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仁川空港からソウル市内までは60km位。
高速道路をバス3台に分乗して向かいました。(下の写真のバス)
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ソウルは2時間の空路で近い上に時差もなく、季候も札幌とほぼ同じです。
建物内や街並みなども、あのハングル文字さえなければ日本とそっくり。
まるで外国にいる気がしません。不思議な気分です。
ソウル市内の南山というところのタワーホテルという所に泊まってます。
中心部からは少し離れてますが、超広い部屋の高級なホテル
に大満足してます。今回のソウル国際音楽祭の指定ホテルだそうです。
唯一の不満はLAN接続が有料なこと・・(24時間で16,000ウォン=1,600円)

ホテルも売店も日本語ビシバシ通じます。
生兵法のハングル語の出番はどうやらなさそうです(笑)。

それではまた明日。
안녕히 가세요! (。・_・。)ノ

  
Posted by arakihitoshi at 01:21 │ │演奏旅行 

2005年09月27日

適正検査は難しい

明日から札響の韓国公演である。
準備などで忙しいので今日は少しだけ・・。

今日は免許の更新に手稲の運転試験場に行ってきた。
私は違反者講習なので(恥)2時間の講習を受けなければならなかった。
昨年は軽微な違反が積もり積もって60日免停になった。
手稲の運転試験場にも通い慣れた感がある(大恥)。

今日も例によって「運転適性検査」というのをやった。
皆さんも当然ご存じだと思うが、○×式で例えばこんな質問が出る。
『急いでいる時など、前に遅い車がいるとついイライラしてしまう』・・・、
この状況でついイライラしない人間がはたして世の中に存在するのだろうか。
”イライラしない”が模範解答なのは分かるが、それでは嘘をつく事になる。
かといって気持ちをありのまま素直に答えていいのだろうか・・。
と、あなたはこのあまりにベタな設問に対し、
思い悩み呆然としているのではないだろうか。

ここで、適性検査や免停などに大変詳しい私がズバッとお答えしよう。
ルールは二種類ある。
提出の必要のない「安全運転自己診断」などの場合、
これはありのままを素直に答えればよい。
提出の必要がある「運転適性検査」や「試験」の場合、
これは本音ではなく”建前”で答える。
そう。提出の必要があるものは全て建前で答えればいいわけである。
自分に対して嘘を付いても良心の呵責に苛まれる必要なく、
さらっと建前で答えればそれでいいのである。
建前を忘れない事も安全運転には必要なのである。
分かりましたか?。楽になったでしょ?

さて、一方で自分の性格を把握するための「自己診断」も
安全運転には大切。
これを応用して全国三千万人のオーケストラ奏者のための
「安全演奏自己診断テスト」を行います。
いいですか? みなさん、素直に、正直にありのままを答えて下さい。
色々考えずに直感で答えて下さい。
そして安全演奏に邁進してください。
では始め!

【1】むやみに練習の長い指揮者の時はついイライラしてしまう。
【2】降り番で早く帰る管楽器奏者を見て羨ましいと思ってしまう。
【3】オーケストラの中で自分が一番上手いのは当然だ。
【4】ズレるのは周りが自分に合わせて弾いてないからだ。
【5】プルトの裏に座った時「ちっ、譜めくり面倒だな」と思うことがある。
【6】なんだかんだ言って音がデカい方が勝ちだ
【7】ボーイングは隣のヤツが写せばいい。
【8】自分は上手いから少々練習しなくても平気だ。
【9】ゲームなどで負けるくらいなら最初からやらないほうがいい。
【10】挨拶しないヤツが3人以上はいる。
【11】○響は嫌いだ!などと言いつつ実はかなり気になっている。
【12】”先生”と呼ばれるのは実は嫌いじゃない。
【13】紳士ぶっているが実はキレやすい。

さあ、何問○がつきましたか?
え? 一個もついてない??

正直に答えろと言っただろ!!ゴルァ(ノ-_-)ノ^┻━┻ ちゃぶ台返し  
Posted by arakihitoshi at 00:56 │ │音楽 

2005年09月22日

ヲタカ! キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!

ドラマの「電車男」の最終回今見終ったので、
漏れは今激しく2ちゃんな気分。
あのドラマを見て勘違いして2ちゃんに逝く厨房が後を絶たないに違いない。
厨房よ、ガンガッテ現実を学んでくれ!

おっと・・。いかんいかん。大人の男とあろうものが。ちゃんとしよう。

それはそうと。
おまいら、今日の夕刊見た?
「マンションに尾高さん入居へ」のタイトルにワロタ。
そして「半信半疑の方も愛車(スバルレガシー)を持ってくれば
信じてもらえるでしょう」のコメントには激しくワロタ。

いや。もちろんこれは素晴らしい事だし、
音楽監督がヲケのある場所に棲むのは、一般に地方ヲケは諦めがちだけど、
本当はそれが理想でそうじゃなきゃいかんのです。キボンヌなのです。
札幌居住をケテーイした尾高さんは偉いです。ますます期待したいです。
ただ新聞のタイトルがあまりに平和でナイスでワロタ、という事です。
まさに、ヲタカ!キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!! と言えましょう。

いかん! また2ちゃんが出てしまった。ちゃんとしゃべろう。

ドラマ「電車男」の話し。
それにしても伊東美咲はかわいかったな〜。
あの喋り方が「北の国から」に出たときの宮沢リエみたいで
僅かに萎えだったけど。
山田くんの演技は真性ヲタの不興をかってるらしいけど、
それに関しては、いいんじゃないの〜? べつに〜〜。ドラマなんだから〜。
って思いました。
考えてみれば、漏れの高校・浪人・大学の頃の友達てヲタばかりだったけど、
色んな香具師いたし。
それから最後のシーンは、電車男じゃなくて汽車男だったぞ!
それに見送るスレの住人たちは、「さらば宇宙戦艦ヤマト」の
古代を見送る死んだ人達みたいだったぞーー!
でもドラマは面白かった。感動しますた!

今日のブログはひょっとして誰かに怒られそうでコワイ。
でも勇気を出して、ウp!
  
Posted by arakihitoshi at 23:52 │ │音楽 

2005年09月18日

標準的なビータ(演奏旅行)

今回は、ごくごく標準的な普通のビータ(演奏旅行)の話しである。

3泊2日で別海と網走で演奏会だった。
別海町は人より牛の数のほうが多いという、
日本最大面積の町である。
いわゆるビジネスホテルは無く(たぶん)、隣の中標津町に泊まった。
ちなみに宿泊や移動の計画は楽員がそれぞれ自分でやる。
別海の本番前日は移動日となる。
移動距離は札幌から400km弱。かなり遠い。
今回のビータ、行きはホルンのIさんと、帰りはヴァイオリンのFさんが
それぞれ便乗した。

ホルンのIさんの家を昼の1時半頃出て、中標津のホテルに8時頃着いた。
繁華街に出るのも面倒なのでホテル内の炉端焼きで夕食。

翌日は別海に移動。そして本番。
青島広志さんの指揮とお話しで小中学生向け音楽教室。
青島さんは久しぶりである。たぶん4年ぶりくらい。
ご存じのとおりとてもお話しが面白い方である。
今回も飛ばしに飛ばしていらっしゃった。
「前のほうの子たち、なんて言うのかしら・・。体育座り?
辛かったらこうやって足をくずしてちょうだい・・」と仰せになり、
指揮台の上でしなっと横座り・・(笑)。
オーケストラは終止バカ受けだったが、子供たちは若干怯えていた
という話しも・・・。(爆)。

別海の本番が4時頃終了。
別海をしばらく過ぎた頃に今回のビータで一回目の給油。
札幌ではハイオク1L=130円位だが、この辺は145円位。
このあたりで札幌からの走行距離はだいたい500kmくらいである。
オホーツク海に抜ける道道で摩周湖畔をかすめる。
観光地の展望台があるのと反対側の湖畔に「裏摩周」という小さな展望台があった。
道道から5km程入ったところにその展望台はある。
せっかくなので立ち寄ってみたが、閑散として人はいなかった。
観光地の展望台から見るのとはまた違った趣きがあった。裏と呼ぶに相応しい。
摩周1





この辺の風景は殺伐としたものがある。
地面は熊笹に被われ、潅木に混じって立ち枯れた白樺の間から月が
覗いていた。どこか別の惑星にでもいるような景色だ。
摩周2





やがてオホーツク海沿に抜けて網走に入る。
途中、トウフツ湖のあたりで夕焼けと夜の闇のグラデーションが
とても綺麗であった。

網走のホテルに2泊する。
I氏と網走ビールに地ビールを飲みに行く。
ビータは飯などほとんどの行動が車単位になるのだ。
店で別の団員2名と遭遇。少し合流。
だいたい皆が行く店は決まっているのでこうした合流はよくあるのだ。

翌日は網走市民会館で夜の本番。
リハーサルはいつもだいたい3時とか4時に始まるので、
ホテルを10時とか11時にチェックアウトした後、
時間を潰すのが大変なのである。
今回は私は連泊なので昼過ぎまでゆっくり部屋で過ごすことができた。

昨日に続き青島さん。
今日は大人むきの本番だったので、オケも会場もおおいに湧いた。
ファミリー向けコンサートなど、是非頻繁に登場していただきたい方だ。

本番が終わり、明日から車が一緒になるヴァイオリンのFさんと
昨日と同じ網走ビールに行く。
ちょいと一杯のつもりが閉店までいた。揚げ句にホテルに帰り部屋飲み。

翌朝は軽く二日酔い。
昼前から特別業務で老人ホームで慰問演奏。
弦楽四重奏で映画音楽などを30分演奏した。
経営再建から札響はオーケストラの他、こうしたアンサンブルや
ブラス指導などを特別業務と称して頻繁に行っているのだ。
老人ホームは入居しているご老人たち30名ほどと職員の方が10名ほど
のアットホームなミニ演奏会だった。

ミニ演奏会終了後、ヴァイオリンのFさんと札幌を目指す。
網走を出て端野町から国道333号に入る。
この道は北見市街を迂回できるので信号もなく早い。
しかも浮島から上川に新しく出来た高速に連結している。
しかし、途中店が全く無いのが欠点だ。
端野で昼飯を食いそびれ、あまりの空腹で原野にラーメン屋の蜃気楼を見た。
遠軽付近でやっとドライブイン発見。
ラーメンと小ライスを掻き込む。

6時頃に札幌到着。
今回の総走行距離は800km位だった。
自家用車で動く札響団員の走行距離は凄い。年間3万キロ位いく年もある。
道内くまなく動くので、道内どこを走っていても、
「次のカーブ曲がったらコンビニあるから」と言えてしまうほどである。

こんな他愛の無いビータ話し、はたして読んで面白がってくれる人が
いるのか疑問だが・・。とにかくアップ。
次のビータは韓国か〜。

それではまた。

  
Posted by arakihitoshi at 22:59 │ │演奏旅行 

2005年09月12日

大人の男のワークショップ

今日は市内の小学校にワークショップに行った。
事務局4名、楽員7名という内訳であった。
今回私はファシリテーターという総括責任者を任された。
ワークショップには一般楽員としては何度も出ていたが、
ファシリテーターは今回が始めてであった。
「子供は苦手だからイヤダ!」と子供の様な事を言って逃げ回っていたが、
それも限界であった。

大人相手のトークは自分では得意と思っているが、
子供相手はどうにも調子が掴めない・・、気がする。
子供はけっこう鋭い・・・、気がする。
こっちに誠意がなかったり、モチベーションが低かったりするとそれを見抜く、
・・・・気がする。
これは要するに、自分の生きざまに自信がない、という事だろうか・・。
いや、多少の嘘はつくが、生きざままで否定される程ではない、・・・気がする。

そんなわけで、
大人相手のトークコンサートでは「オッケーオッケー、任しておいて」
と言えるところが、子供相手だと過激なまでに慎重になり、
2週間ほど前から入念にタイムスケジュールを作りなおし、
(ワークショップ内でやるゲームや演目を考えるのも
ファシリテーターの仕事なのだ)
家で家族相手に練習し、
運転中もブツブツ独り言を唱え、
すっかり”入念君”になってしまったのだ。

そして今日、いよいよ子供たちの審判が下る日が来た。
判決は・・・「死刑!」(;゜0゜) ガビーん
というのは嘘で、けっこう子供たちウケてくれた。
弦楽四重奏+クラリネット+ホルン+打楽器で行ったのだが、
割りと本格的な室内楽曲を敢えて選んで演奏してみたが、
一生懸命聴いてくれたし、一緒に演じたゲームにも食いついて来てくれた。
楽員たちの評判も悪くなかった気がする。
どっと肩の荷が降りた。
いつもファシリテーターをやってきた2、3名の楽員には頭が下がる。
ファシリテーターがこんなに精神的に大変だとは想像こそ出来たが、
やってみて実感としてよ〜く分かりました。
これからはもっと沢山の楽員で分担しましょう。いままでゴメンナサイ。

ちなみにワークショップという言葉を国語辞典で調べてみると、

ワークショップ【新語】
(1)仕事場。作業場。
(2)研究集会。講習会。
(3)舞台芸術などで,組織の枠を超えた参加者の共同による実験的な
舞台づくりをいう。

と出てくる。
”新語”なのである。
最近みんな急に当然のようにこの語を使いはじめたけど、
ホントに意味知ってましたか? と問いたい。激しく問いたい!
音楽に限らず演劇など色々な分野で今「ワークショップ」が注目されてる。
札響は割りと早くから取り組んで手探りながらも形が出来つつあると
自負しているが、多かれ少なかれ「ワークショップ」
という実態の不確かな新語に、日本中(あるいは世界中?)で内容を
当て込んでいる状態と言っていいと思う。
ゆえに玉石混淆のカオス的状態なのである。

ま、そういった問題もあるが、それはおいおい考えてゆく事として、
今日は40歳の誕生日であった。
憧れの40代突入である。やっと大人の仲間入りである。
大人の男の色気とオーラをムンムンムラムラ全開で発散ていこうと思う。
小学生のガキンチョどもに怯えてる場合じゃないってことだな・・。  
Posted by arakihitoshi at 23:59 │ │音楽 | 雑感

2005年09月10日

クラシック界の一発屋

なんだか久々の更新。やはりこうなってしまったか・・・・(恥)
それはさておき。

今日は名曲コンサートだった。
アヌ・タリさんという女性の指揮者。エストニア人だそうだ。
ピアニストはアリス・沙羅・オットーさんという弱冠17才の女のコ。
お父さんがドイツ人でお母さんが日本人だそうな。
余談だがとっても美形。そして練習にはミニスカで登場。
「よろしくお願いします!♪」
かわいい〜〜。オジサンたちはメロメロであった。
チャイコのピアコンは音量も表現も幅広く実に堂堂とした立派な演奏であった。
そして、アンコールは 「リストのラ・カンパネラを弾きます!♪」
かわいい〜〜〜〜。"三井のリハウス〜"のCMに出したくなっちゃう雰囲気!。
大ブレイク決定!!。
・・それもさておき、

今日はとっても久しぶりにFMアップル出演。
12時から1時間。
お昼の2時間枠のクラシック番組である。
この番組に出せてもらうようになってから、かれこれ4年目に突入である。
DJの岡部道子さんとも長い付き合いだな〜。
岡部さんはとっても美しいし頭も良いので、
この番組に出て岡部さんとトークするのは楽しみなのだ。
台本なしの脱線ありで何でも話せるので面白い。

今日は、「クラシック界の一発屋」というお題を仕込んでいった。
クラシック音楽の世界にも、世に知られている曲が1曲だけ、
後世に残った曲が1曲だけという作曲家は多い。
そんな作曲家と曲を集めてお話しした。
今日番組内でかけた一発屋の曲たちはこんな感じ・・、

ケテルビー 「ペルシャの市場にて」
バダゼフスカ 「乙女の祈り」
ホルスト 「惑星」より”ジュピター”
ブルグミュラー 「25のやさしい練習曲」よりアラベスク
        (※一冊屋として登場)
イヴァノヴィッチ 「ドナウのさざ波」
レオポルド・モーツァルト「おもちゃのシンフォニー」

バダゼフスカなんて名前を知ってる人はあまりいないに違いない。
番組で話すために前日に色々と調べるのだが、
バダゼフスカというのは、19世紀のポーランドの女性作曲家で
23才で夭逝したそうだ。

ブルグミュラーにいつわる話しも調べたら面白かった。
ブルグミュラーには25才で夭逝した兄がいて、
この兄の方がどうやら才能もあって当時は有名だったそうだ。
メンデルスゾーンの葬送行進曲はその兄の死を悼んで作曲されたそうだ。

そして最後は何と言っても、
クラシック界における最も偉大な一発屋、
あの天才モールァルとを育てたお父さんモーツァルトの唯一のヒット曲、
「おもちゃのシンフォニー」である!!(デンドンデンドンデンドン)
いや〜。こういう偉大なお方を
”一発屋”のカテゴリーでくくるのは爽快だな〜。

こんな感じで色んなお題を用意して番組に臨むのだが、
ネタを考えるのは楽しいが、音源を集めるのが意外と大変。
家にないCDは買ったり、図書館で借りたりするのだ。
「乙女の祈り」とか「ブルグミュラー」のCDなんて普通は持ってないもんね。

FMアップルの出演日は拙HPのトップページで告知してるので、
ぜひ聞いてね(o^-')b チェキラ!  
Posted by arakihitoshi at 00:18 │ │音楽 
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