2005年12月29日

思い出し○○

嵐のように忙しかった12月もやっと終わり、
久しぶりに平和な日常を過ごしている。
読みたいと思って溜めてた本を読んだり、ウィルスに感染したノートPC
をフォーマットしたり・・。ヨドバシに行ってカメラのレンズを見たり、
ボケ〜〜っとTVを見たり、昼寝したり、なんてメルティーな時間なんでしょう。

ノートPCはPanasonicのLet's Noteの初期モデルでとても気に入っている。
だが、買ってそろそろ2年になるので、ウィルスに感染せずとも
動作が重くなっていた。Windowsとはそういう宿命のOSなのだろう。
2年に一度のフォーマットがWindowsマシンの正しい使い方なのである。
と私は思ってる。

菜々子ちゃんのブログに「思いだし笑い」という話しがあったが、
思い出すのは何も可笑しい事ばかりとは限らない。
私の場合一番多いのは「思いだし恥ずかし」である。
飲み会で演じてしまった身も凍る様な醜態や、若気の至りで知ったかぶり
して大恥をかいた事や、その他もろもろ・・。
この「思い出し恥ずかし」は思いがけない状況で突然襲って来るものだ。
夜布団の中で、車を運転中、トイレで座っている最中・・。
恥ずかしい事を思い出してはたまらずに身をくねらせたり、頭を抱えたり、
時には「うぎゃ!」と奇声を発して回避しようとするが、
一旦思い出すと10分位は頭から去ってくれない。
幾度となく繰り返し襲われ続けている恐ろしく恥ずかしいエピソードなどもある。

次に多いのは「思い出し怒り」である。
これは主に寝つかれない夜に布団の中で体験することが多い。
人から理不尽な事を言われたり、されたり、あるいは口論などして
うまく言い返せなかった時の事などを思い出し、「ああ言ってやればよかった」、
「こう言ってやればよかった」と、その時に言えたならさぞ相手を打ちのめした
であろう悪口雑言を次々と考えているうちに怒りがさらに募り、
終いには手のひらや足の裏は汗でびっしょり。
ますます眠れなくなってしまう。

思い出しシリーズは「思い出し無力感」「思い出し焦り」「思い出し鬱」
など色々ある。
私の場合「思い出し笑い」などというハッピーな思い出しの出演頻度はかなり低い。

あ、そうそう。大切なのを忘れていた。「思い出しごめんなさい」である。
冗談や軽口のつもりが地雷を踏んで、誰かを思いっきり傷付けてしまった
のを思い出すヤツである。
これはこちらのダメージも相当デカく、かなり尾を引く。
不用意に思い出すと「ウッキッキーッ!」と頭を抱えてジタバタしてしまうクラスである。

う、いかん・・。せっかく久しぶりに平和な日常に浸っていたのに。
過去を思い出すとろくなことが無さそうなのでこの辺でやめておこう。
PCだったらフォーマットしたい記憶たちだ・・。  

Posted by arakihitoshi at 13:40Comments(2) │ │雑感 

2005年12月18日

コーヒー爆弾

『コーヒー爆弾』

こないだ事務局でコーヒーを飲みながら作業してて、
後ろから総務部長のK松さんに「あらきさん!」と声をかけられた瞬間、
飲みかけたコーヒーがダイレクトに気管に入り、
人間コーヒー爆弾と化してしまいました。

コーヒーが気管に入った瞬間はそれでも何とか立ち直ろうとして、
口を閉じたまま「げほっ、げほっ」としてるのですが、
それも時間の問題・・。
私の口といわず鼻といわず穴という穴から「ぶぱっ!」っと噴出したコーヒーで
あたりは悲惨な状況になりました。

これぞまさしくコーヒー爆弾。事務局で誤爆してしまいました。

辛かったのはその後です。もしこれが楽員のラウンジだったら、
皆一斉に「ぎゃははは! 汚ね〜〜〜!」と大ウケして救われるところなんですが、
上品で知性派の事務局の皆さんの反応は全く違います。
一瞬部屋の空気が凍って、皆その惨状を見て見ぬふりをして仕事をしています。
事務局内には「カタカタ・・」とキーを打つ無機質な音と、
時折鳴る電話の音と、あとは小声で打合わせなどする音のみが響いていました。

「・・・なんか言わんかいっ!!ゴルァ」(ノ-_-)ノ^┻━┻ ちゃぶ台返し

う〜〜ん。困った。この状況をどう切り抜けようか・・。

あなたならどうしますか?


P.S. 『菜々子の日常』で”牛乳爆弾”が話題になってましたが、
あの牛乳爆弾とは違うけど、小学生の時、
給食時に牛乳を飲んでいる子を笑わせるのが大流行しました。
これをやられると、たいして面白くもないギャグにも反応してしまい、
それこそ、口と言わず鼻を言わず「ぶばーっ」と牛乳を吹き出したものです。
その日一日は「恐怖の牛乳魔人」などと呼ばれて最悪な目に会います。
だから、牛乳は「いただきます」の合図とともに一気飲み。
これが鉄則でした。  
Posted by arakihitoshi at 15:46Comments(6) │ │雑感 

2005年12月17日

kitaraファーストコンサート

今年度のkitaraファーストコンサートが終わった。
札幌市内の全小学校6年生をkitaraに招待して札響を聴いてもらおうという、
昨年から始まった企画である。

全部で12回のコンサートを6回つづに分けて、
3日間連続で1日2ステージ。11月と12月にそれぞれ行った。
11月は正指揮者の高関さん。
今月は音楽監督の尾高さんが指揮とお話しをした。

今までほとんどの日本のオーケストラがやっていた音楽教室とは
全く違う発想のコンサートである。
今までの音楽教室は、学校の体育館などで、
指揮者も音楽監督などではなく、
若い勉強中の指揮者だったりとかするわけだが、

このファーストコンサートは、
kitaraホールで定期演奏会に劣らないクォリティーの演奏会を聴かせるわけだ。
こういう事を言うと必ず「演奏会に上下を付けるのか?」と
屁理屈を言う人がいるのだが、
定期演奏会と小学校の体育館で弾くトトロが全く同じでは困るのだ。
あたりまえの話しである。
そのあたりまえがこのファーストコンサートでは
かなりの部分であたりまえじゃないところが凄いのだ。

3日間、午前10時という楽隊にとっては早朝から始まる演奏会が続き、
また師走の多忙さで、2回目の演奏会が終わった後も、
室内の演奏会なども入っていて、もはや「体力の限界」である。
しかしながら、励まされるのが、
昨今の小学校6年生の演奏会マナーの良さである。
演奏に集中して、不快な雑音も少なく、
楽器紹介で面白い芸を披露した奏者には笑いと拍手。
強制されている訳でもなくリラックスして聴いているように見える。

無料のコンサートで会場で弁当を拡げてしまう大人よりも
むしろ都会的でスマートに見える。
よほど教育されて来ているのだろうか。そうも見えないのだが。
謎だ・・。
小学6年生たちが座席番号の書いたチケットを手に、
フロア係りに案内され座席に着き開演を待つ・・。
そんなちょっとドキドキ体験が功を奏しているのかもしれない。

話しは変わるが、
昨日は北大で三浦洋さんの授業で札響ワークショップを披露してきた。
大学生向けに新たにプログラムを組まずに、
いつも小学生相手にやっているワークショップを敢えて大学生相手に
やってみた。
こちらとしては、彼らの反応を見たかったのと、最後に意見を聞きたい
というのがあった。

授業の最初にも説明したのだが、
ワークショップという言葉の定義は極めて曖昧。
大辞林には
ワークショップ(新語)
(1)仕事場。作業場。
(2)研究集会。講習会。
(3)舞台芸術などで、組織の枠を超えた参加者の共同による実験的な舞台づくりをいう。
とある・・。
そう、”新語”なのである。
昨今持てはやされているワークショップという言葉も、
実は私も含め皆分かった振りをして使っているが定義すら定まっていない
得体の知れないものなのだ。
日本中でその言葉に内容を当て込んでいる。そんな状態なのである。
札響のワークショップは初めて丸3年、
やっとスタンダードが見えはじめて来た段階だと思う。

「輪になって手を叩いたり、踊ったり、こんな体験は小学生以来で楽しめた」
というある学生の感想が印象的だった。

さて、ファーストコンサートといい、ワークショップといい、
こうした教育プログラムが実を結び、
今の小学生が大人になって定期会員になってくれる頃には、
今の楽員たちは既に定年退職を迎えているだろう。

芸術や文化の活動がひとつの果実を結ぶのは実に気の長い話しである。
2週間前、道が札響の補助金を2年で4000万円削減との報に接したが、
桃栗三年柿八年、文化200年、削減2年。である。
潰すのは簡単だけど育てるのは本当に大変。
今撒いた種が次の世代に実を結ぶまで大切に見守れるよう、
関係各位のご理解を賜りたいところだ。  
Posted by arakihitoshi at 00:26Comments(0) │ │音楽 

2005年12月11日

走る師走

いいかげん更新しないと見捨てられそうである。

12月は忙しい。なかなか更新できない。
私だけではないだろう。社会人の12月というのは死ぬほど忙しいものだ。

第九を始めオーケストラの演奏会も多い。
小アンサンブルの業務もたて続け。
ワークショップのファシリテーターを命じられメニューを考える。
よせばいいのにポルトの室内楽シリーズでドビュッシーとボロディンの
弦楽四重奏をやる事にしたので、その練習も沢山ある。難曲なのだ。

札響労組の定期大会もあるので、議案書も作くらにゃならん。
こんな時に限って室内楽の内職は入る。
講演会の内職も入る。
暇な月に入ってくれりゃ〜いいのによ〜。
でも貧乏性だからギャラの入る仕事は絶対断れない。
「12月って空いてる日ありますか?」
と訊かれると
「はいはい。もちろんでございます。もうバッチリです。何日ですか?」
って反射的に答えちゃうのである。

んで、雪が降る。
雪かきも入る。
子供が風邪をひく。保育園休ませて病院連れていく。
自分まで風邪ひかないだろうな・・。手洗いとうがいはしっかりやろう。

年末調整もある。
あ!、そういえば車検も今月だった!。

友人の結婚式まで入る。
この忙しいのに結婚してんじゃねーー! (ノ-_-)ノ^┻━┻ ちゃぶ台返し

ああ、全てを放棄して南の島に行きたい。
南の島が全てを解決してくれそうな気がする。
いや。解決してくれるに違いない。
椰子の木陰で、美しく気立てのいい現地の娘なんかと、
海に沈む夕陽を飽かず眺めちゃったりするのだ。
メルヒェンだね〜〜〜。
でもノートパソコンくらいは持っていこうかな・・。
南の島ってインターネットは繋がるだろうか。  
Posted by arakihitoshi at 23:31Comments(0) │ │雑感 
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