今日定期の練習が終わった後、
修理に出していたカメラ(Nikon D70)を受け取りに行った。
D70は露出がアンダーめに出るとか、ミラーアップ出来ないとか、
シャッター音が少し安っぽいとか不満がないと言えば嘘になるが、
ボディー価格10万円を切る一眼レフデジカメ(以下:デジ一)としては優秀だと思う。
最近はデジ一の分野ではCanonに完全に水を開けられた形のNikonだが、
中学生の頃からのNikonユーザーの私は、レンズもアクセサリーも全てNikon。愛着もある。
今さらCanonに乗り換える事もできず、そのつもりもない・・かな。
修理に出したのは、D70で起きるいわゆる”突然死”現象のためであった。
露出制御をする電子部品の故障で昨年の秋頃から、発売1年半程を経て
全世界各地で特定ロットのD70にこの現象が起こりはじめたらしい。
最終的にはコンパクトフラッシュの緑のアクセスランプが点滅したまま
電源が入らなくなり死に致るのがこの”突然死”の特徴なのだが、
今考えれば予兆と思える症状もあった。
詳しくは書かないが、その予兆が昨年暮から私のD70に現れはじめた。
カメラに起きた現象をネットで色々調べたら、有名な某掲示板サイトに行き着いた。
やはりここか・・・・(欝)。
で、スレットを読んだがイマイチ要領を得ない。
カメラに起きた現象が、いわゆる”突然死”の予兆とその時点では断定できなかったので、
勇気を振り絞って要点をかい摘まんで言葉を選びながら簡潔に、かつ慎重に、
同じ現象で悩む同志に呼びかける書き込みをしてみた。そしたら・・・、
「あのさー、もう目新しくもないし、正直ウザイんだよね」 というレス。
ウザイって言うことないだろ!
ウザイって言うことないだろ!
ウザイって言うことないだろ!
ウザイって言うことないだろ!
結局、翌日にはメーカーのHPで無料修理の対象として報告されている
「緑ランプ点滅現象」がめでたく私のカメラにも現れて、
堂々とサービスセンターに持ち込めた。
NikonD70のリコールといえば、充電池のこれまた特定ロットに発火の危険があると
報道されたばかり。(これもリコールの対象)
技術と信頼のNikonだったのにこの度重なる失態は・・・。
コニカ・ミノルタがカメラから撤退とつい先週報道された。
ニコンがフィルムカメラから撤退という報道も先先週された。
輝かしい日本のカメラ業界は大丈夫なのだろうか。
私も含めたぶん多くのユーザーは、銀塩時代は20万円台が当たり前だった一眼レフが
デジタル時代になり10万円以下の価格で買えるとなれば
敢えて上級機を選ばず普及機に走る。
普及機はコスト削減のため中国やタイなどの途上国で生産されている。
そして必ずしも信頼性が高いとは言えない普及機が上級機のシェアを圧迫する。
こうした循環がきっと日本のいたるところで起きているのだと思う。
はたしてこれでいいのでしょうか・・
そんな事を考えながら、修理から戻ってきたD70を
撫でたりさすったり臭いを嗅いだりしながら過ごしている夜である。
上の写真は
トキナー 28m-70mm/F2.8 Nikon SB-600 &プロスト(本物)を装着したD70。
レンズは当初軽いだけが取り得とも言える純正18-70/f3.5-f4.5を使っていたが、
結局銀塩時代から愛用の二八を常用している。このレンズは使用感が良く気に入っている。