2007年03月04日

エコエコライフ

小松左京の小説「日本沈没」が一大ブームとなったのは1973年。私は小学校2年生か3年生であった。小説こそ読まなかったが漫画やドラマ化されたものは見た。この小説をきっかけに日本にパニック映画ブームが到来したと聞いている。子供の世界でも日本人を皆殺しにするために責めてくる”死ね死ね団”と闘うレインボーマンが大人気であった。子供心にも不安な世情を感じていたものだ。

先日、アル・ゴア元アメリカ副大統領が書いた「不都合な真実」の書籍版を読んだ。映画はまだ見ていないが見に行こうと思う。この本は写真やグラフによる圧倒的な視覚的効果で地球温暖化の真実を眼前に突きつけてくる。今まで漠然と感じていた不安がわずか数ページ読み進んだ時点で恐怖に変わった。

1973年当時の自然災害を恐れる世情と今日のそれは一見似ていなくもない。しかし「日本沈没」で海に沈むのは日本だけだったが、今度のは「世界沈没」である。しかも小説ではなく現実。これはヤバい。相当ヤバい事態である。

世界で最も二酸化炭素を排出しているアメリカは京都議定書に批准していない。これは何ということか!。しかし、温暖化抑制を牽引している勢力もまたアメリカ人である。世界の両極端がアメリカに集約されているのは最近の特徴である。なんとも忌々しい。そして世界で2番目に二酸化炭素を排出している地域は欧州・・・。また奴らか。産業革命以降、奴らに振り回されっ放しではないか・・。

いや、今はそんな民族対立を全面に押し出している場合ではない。協力しなくては。とにかく協力である。

「不都合な真実」にもあったように身の回りのエコから取り組もう。とにかくエコ、エコである。「エコエコアザラク」である。・・なんて冗談を言っている場合ではない。不謹慎である。真面目にやろう。

ネットで色々調べたら既に温暖化抑制のためのエコライフの輪はかなり広がっているようではないか。私は相当この問題から取り残されていたようだ(恥)。取合えず「チーム・マイナス6%」というのに入会してみた。安倍首相がウォーム・ビズを着てポーズを付けている写真が小さくあったような気がしたが。まあいい。細かいことは地球が救われた後でゆっくり考えよう。取合えず目先のエコだ。

というわけで、3日ほど前から私はエコエコライフに邁進している。身の回りで出来ることは思いつくかぎり始めている。次のノンノン・マリアのチラシは再生紙にしたいと思う。市長選と知事選を手始めに選挙は環境問題(文化も)に本気で取り組んでいる人に投票したいと思う。そして環境問題に無関心な企業の製品は買わないようにしようと思う。

温暖化に懐疑的な声が未だごく一部にあるが耳を貸す暇があったらエコライフである。

アル・ゴア氏も書いていた。数十年先の地球を救うのとわが子の命を救うのとは同義であると。まったく同感である。  

Posted by arakihitoshi at 22:12Comments(2) │ │雑感 

2007年03月01日

美しい女性の条件

『7時28分の恋人』と一部巷のオヤジに熱烈なファンを持つ気性予報士の半井小絵さん。
私もNHKニュース7のお天気コーナーを担当する彼女の大ファンだ。
半井さんの笑顔にニヤけて肝心の明日の天気を見逃す野郎は私だけではあるまい。
彼女、確かに美人ではあるがモデル級というほど目鼻立ちが整っているわけではなく、ひょっとしたら身近にもいそうな感じだ。
しかし、身のこなしや表情、言葉使いなどから発する半井さんの総合的なオーラは確実に美しい。
そしてウィークデーの7時28分にオヤジたちを魅了するのだ。

今日は美しい女性について考察してみたいと思う。

友人の”ごまふ”が半井さんがNHK土スタに出演した回のビデオを送ってくれた。
天気予報で見る半井さんとはまた違った素顔に近い魅力があった。
平常時の半井さんは笑顔を絶やさない。
深刻な災害などの時には神妙な顔つきを絶やさない。
お天気パネルの高気圧や低気圧を指指した後には毎回確実に前に手を組む。
「では3時間ごとのお天気、札幌から東京です」というオフィシャルな口調と、「明日は冷たい雨が降りそうです。傘を忘れないでくださいね」という少しフランクなコメントの口調を使い分けている。そして最後にすこし首を傾げた笑顔で会釈する。
こうした動作から卒のない視聴者に対する気づかいが感じられる。
この気づかいは美しい女性の特徴だと私は思う。


つい最近、半井さんと同年輩の30才くらいの美しい女性がチェロを習いに来た。
レッスンに来る前に電話した時の話し方がとても美しかったので、「アナウンサーですか?」とアホ面で訊いてしまったほどだ。きっと美しいのだろうと予想していたが、実際の彼女はやはり美しかった。
特に感心したのはレッスン代の入った封筒。和紙に丸い飾りの付いた綺麗な封筒に新品の千円札が五枚、きちっと向きを揃えて入れてあった。
なるほど、美しい人はレッスン代の入れ方まで美しいのか、と感心した。
こういうところ、相手への卒のない気づかいが感じられる。

先日、あるテレビ局の女性アナウンサーの結婚式でカルテットを演奏してきた。
この女性はその放送局の美人キャスターとして有名だったが寿退社するようだ。
数年前、彼女からPMF関係の取材を受けて以来、私は毎日テレビに映る彼女を当然知っていた。結婚式ではとても丁寧に「荒木さんはある取材で丁寧に答えてくださって云々・・」と私を紹介してくださったが、大変知名度も高く沢山の知り合いやファンに囲まれているであろう彼女が私を覚えていてくれた事に驚いた。美しい人はここまで他人に気を使うのかと感心した。
この方もまた半井さんと同じ30代前半と思われる。

札幌の音楽業界関係に美しいと評判の女性がいるのだが、彼女は身のこなしがとても上品で言葉づかいも綺麗だ。仕事上の話しをする時は改まった敬語を使うが、冗談話しやプライベートな話しになると敬語と平易な言葉のちょうど中間くらいの何とも耳に心地良い絶妙な話し方をする。この卒のない使い分けには感心させられる。
ある演奏会のリハーサル前のロビーで業者から届けられたプログラムをチェックしている彼女の姿を偶然見かけた。膝をきちんと揃えて斜めに屈み、床に積まれたプログラムの部数を数えていた。楽な姿勢ではないだろうに。なるほど、美しい人は誰も見ていないところでも美しく屈むのか、と感心した。他人から自分がどう映っているのか、常に気を配っている賜物とも言える。
私の存在に気がつくと小首を傾げてかるく会釈。この小首を傾げる動作も美しい女性の特徴である。

最後に、美しい女性は褒め上手だ。
さりげない褒め言葉が似合うのも美しい女性の特徴である。
「そのコート、素敵ですね」
「スーツ姿、素敵ですね」
「頭のいい男の人って素敵!」
とかなんとか言われるとお世辞と知りつつも男は有頂天になる。
この”素敵”という言葉をさらっと使えるのも美しい女性の特徴である。

さて、美しい女性をいろいろと見てきたが、美しい女性は必ずしも女優の様に整った顔だちとは限らない。近くでよ〜〜く見ると意外と普通だったりもすることもあるが、彼女たちから受ける印象は間違いなく美しい。
逆に、目鼻立ちはいていわゆる美人なのに粗野だったりして美しい印象を受けない女性も意外と多い。

美しいと感じる女性たちの特徴を整理すると、
○30才位以上のアダルトな女性である。
○必ずしも整った顔とは限らない。
○知性が感じられる。
○他人から自分がどう映っているのか気をつけている。
○周囲への絶え間ない気づかいが感じられる。
○話し方、言葉が丁寧で綺麗だ。
○TPOに合せて表情や言葉使いをさりげなく変える。(この辺の項目は、要するにコミュニケーション能力が高いという一語に集約されそうだ)
○記憶力が良い。
○膝を揃えて屈む。
○褒め上手だ。
○小首を傾げる事が多い。

あなたはいつく当てはまっただろうか?


こうなってくると『麗しい男性の条件』も非常に気になるところだ。
だれかまとめて下さい。
あなた好みの男になるわ!。
  
Posted by arakihitoshi at 01:06Comments(7) │ │雑感 
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