2007年06月23日

メール人格

「メール人格」
↑このワードにブレイクの予感・・・。
【メール人格】詳しくはここ

そのうち「メール人格判断」なんてのも出てくる予感。

アルファブロガーなんて全然目指さないけど、このワードでどのくらいアクセスが伸びるか、ちょっと実験。

メール人格は私の場合はどうなんだろうか。
ビジネスライクなメールとプライベートなメールではかなり使い分けていると思う。どちらにせよ自分のメールの印象は自分ではなかなか分からないですね。

人から貰うメールでは印象の悪いメールはたしかにあります。
例えば仕事上のメールで、「お世話になっています」っていうのはいいけど、「ご苦労さまです」で始められると、「オメーの部下じゃないんだよ!」とヤクザな気持ちになったりしません?

用件を羅列して最後に「以上」ってやられるのも感じよくない。

(仕事上の)女性からのメールで「荒木均様」、これ普通。
でも、「荒木均さま」。 これって何気に気持ちいい。(笑)

好印象のメールには好印象の返事を出したくなりますが、印象の良くないメールには印象の良くない返事で応酬しようと思ってしまいます。

もっと器の大きな人間にならなくては・・。  

Posted by arakihitoshi at 00:40Comments(0) │ │雑感 

2007年06月17日

錦の御旗

モーツァルトやベートーヴェンなど、今日演奏されているクラシック音楽の多くは時代の精査を勝ち残ってきた猛者たちだが実は、ベートーヴェンの「運命」だって、チャイコフスキーの「白鳥の湖」だって、ストラヴィンスキーの「春の祭典」だって初演のときは大不評だったわけで、同時代人に必ずしも受け入れられたわけではないようだ。

さて、数日前の北海道新聞に面白いアンケート結果が出ていた。
『札幌市民に聞いたYOSAKOIソーラン祭り 好き?嫌い?』
なんと!嫌いが過半数の53.6%と、好きを8%上回っているではないか!。
YOSAKOIはすっかり市民に受け入れられていると思っていたのに・・、この結果には驚いた。

YOSAKOIを楽しんでいる人に水をさすつもりはないが、実は私もYOSAKOIが好きではない、というかどちらかというと嫌い・・かな? 更に言うと少〜し憎んでる?みたいな? ジョータイ?
YOSAKOIを楽しんでいる人の知性を疑うつもりは決してないが、あの暴走族の集会のような衣裳は何とかならんか・・、とふと思ってしまうことがある。たまにね。
そして、YOSAKOIを楽しんでいる人の音楽的感性を誹謗中傷する意図は固よりないが、スピーカーから出ている大音源はもはや音楽と呼べる代物ではなく、単なる騒音・・、かな? 

アンケートで「YOSAKOI嫌い」と答えた人の多くは、要するにYOSAKOIが愚連隊みたいな衣裳を付けて騒音をまき散らしているのが嫌いなんじゃないかな・・、
おっと! これでは本当の暴走族みたいではないか・・・。そんなことはないはずである。札幌市公認の歴としたお祭りなんだから・・。
でもなぜか、踊った後の「ぅありがとうございましたーーっ!、うっす!」みたいなノリも少し暴走族風に見えないこともないかな。あくまで私の印象だが・・。


話しは変わって、
今日、札響の練習に行く前に北海道神宮祭の御輿の行列に遭遇した。
長年札幌に住んでいながら、きちんと見るのは実は始めてだった。
全て見るのに20分以上かかった。実に大がかりな行列に驚いた。
先頭は人力車に乗った(たぶん各地の町内会長さん)烏帽子姿の人たち。
その後に鼓笛隊。(かなり練習を積んだ形跡あり。私には分かる)
そして(なんと、今どき)『維新勤王隊』の幟を持った隊列。
続いて、錦の御旗を掲げた鉄砲隊。
それらの後に、やっと山車と数器の御輿が続く。

鉄砲隊や勤王隊の人たちは、時代劇で見る薩摩兵のような姿で、士官役の人はこれまた時代劇で見る、薩摩や長州の士官が被っていた獅子舞の髪の毛みたいな兜を付けていた。
神社の御輿行列というよりも、蝦夷地に進駐した官軍の軍事パレードという色彩が濃い。
内地のお祭りもこうなんだろうか・・。少なくとも東京の三社祭りは違ったが。
やはり蝦夷地という土地柄故のテイストなんだろうか・・。

私には風情も品格もイマヒトツ感じられないYOSAKOIと違って(おっと失礼!)、北海道神宮の御輿行列にはおおいに萌えるものがあった。
あの烏帽子のコスプレができるなら町内会長に立候補してもいいと思った。
それがダメなら、新撰組の羽織を着て隊列に斬り込む役でいいからやらせてくれないかな・・。
いや、これは本当に、四丁目とか駅前あたりで、官軍と新撰組の斬り合いのアトラクションはどうだろうか・・。全国的に有名な祭りにならないだろうか・・・。

朝9時に見た御輿行列。札響の練習が終わって4時頃に大通りを車で走っていると再び遭遇した。烏帽子の町会長さんたちは陽に焼けて辛そうだった。長い時間お疲れさまでした。

道新のアンケート結果のお蔭で「YOSAKOI嫌い」をこうしてカミングアウトできる気持ちになった。私のような人はこれから増えるのではないだろうか。あのアンケートは画期的であった。

クラシック界では、同時代人に受け入れられなかったが今日名曲の誉れ高い「運命」あり、されど逆に同時代人には持てはやされたが歴史の精査を生き残れなかったサリエリのような作曲家もいる。

YOSAKOIはどうだろう。200億円以上の経済効果を強調する声をよく聞く。たしかに経済効果は大切である。しかし”経済効果”が錦の御旗では、同時代人に受け入れられることも、歴史を生き残ることもできないのではないだろうか。

錦の御旗







官軍風の兵が掲げる錦の御旗
やはり新撰組のコスで斬り込んでみたくなる。  
Posted by arakihitoshi at 01:09Comments(7) │ │雑感 

2007年06月04日

ベト7でビータ

ここのところ札響は旅行(ビータ)続きである。
先月末から洞爺、登別、小樽と演奏会が続き、6月2日はノンノン・マリア弦楽四重奏団の演奏会が北見であり、翌日3日から札響で女満別改め大空町、そして厚岸、根室と本番が続く。

札響の旅行の演目はベートーヴェンの交響曲第7番(ベト7)がメインである。
この曲はのだめ効果で今年は演奏回数が多い。
ベト7は、ついつい一生懸命弾いてしまう曲の一つである。
長い旅行なので汗でワイシャツがびしょ濡れにならないように、少し手加減して弾こう〜っと・・・。替えも1枚しか持ってきてないし〜・・・。
と思っても、気がつけばゴリゴリ弾いている。
ベートーヴェンの交響曲には運命や第九やこの手の、”ついつい一生懸命弾いちゃう曲”が多い。

6月2日のノンノン・マリアの演奏会は北見歯科医師会の虫歯予防デーのイベントであった。終演後久しぶりにメンバー4人で飲み会をした。
4人水入らずで飲むのは2年ぶりくらいである。別に仲が悪いわけではないが(笑)、あまりプライベートでベッタリした関係にならないのは弦楽四重奏団が長続きする秘結である。
スメタナ四重奏団の本にもそう書いてあった。
あとスメタナ四重奏団曰く、メンバーを絶対に悪く言わない事、だそうだ。演奏上の事であれば言いたいことをいうべき・・、と思いがちだが、これをやると人間関係はあっという間に破綻する。結果いい音楽が生れない。これも非常に頷ける。

で、2nd.violinの福井さんの強い提案で焼肉屋に行った。
昨年7月からのジム通いで保っているプロポーションが地獄の餓鬼体型に戻るとイヤなので一瞬気が進まなかったが、メンバーの意見を尊重するスメタナ四重奏団の教えに従って行くことにした・・。
ホテルで聞いたお薦め焼肉屋は要予約の人気店で入れなかった。
なので、普通の飲み屋街にある良さげな焼肉屋に入って4人で20人前のロースとカルビとタン塩、ホルモン、レバ刺し、ユッケと焼酎5〜6本を、バカ話しとエロ話しを肴に平らげた。

海水浴シーズンを目前にしてせっかくのジム効果が薄れるのが怖いので、今日のベト7も一生懸命に汗まみれで弾いた。お仕事的にも重要な心がけではあるが、実は有酸素運動も兼ねているのだ。

今日からは釧路3連泊である。
明日の午前中はホテルの周りをウォーキングして、名曲と定期の曲の譜読みでもしよう・・。(夜は厚岸で本番)
それではおやすみなさい。
  
Posted by arakihitoshi at 01:05Comments(1) │ │音楽 | 演奏旅行
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