札ブラとのコンチェルトが終わった。
演奏会の翌日は昼過ぎまで寝ていた。あまりの疲労でまる1日虚脱状態であった。
キタラの大ホールでフル編成の吹奏楽団にチェロ一本で立ち向かうというのは、こんなにエネルギーが必要なものなのか・・。
これを生業としているソリストの人というのは本当に偉い。
キタラの大ホールが舞台というのもまたプレッシャーに拍車をかけてくれた。
以前コンチェルトは市民会館で2回、地方のホールで1回やらせてもらったことがあるが、キタラは今回が初めて。舞台の中央のソリスト席に座ってみると、それはそれは空間が大きくて、いつも札響でオケの一員として見る景色とは全然違って見えた。「この広大な空間を鳴らすのか」と少し気が遠くなった。
演奏はどうだったのだろうか。こればかりは自分では何とも分からないものだが、とにかく大きな事故もなく終わった。よかったよかった。
練習から本番まで、時間的にもメンタル的にも大変であったが、終わってみると「またやりたい!」と思うものだ。
この気持ちは飲み会で絶好調に飲み過ぎて帰りに吐きまくって次の日に二日酔いに悩まされて、「も〜〜絶対に酒は飲まない!!」と誓っても、夜になると「また飲みたい!」と思うのに似ているのかもしれない・・・。
今回もまた、打ち上げは素晴らしい開放感、しかもソリストなので皆から「先生、先生」と持ち上げられて超VIP待遇。絶好調で空きっ腹にビールをしこたま流し込み、最後は三次会のカラオケボックスでオヤジ丸出し状態でギャルとデュエットを歌いまくるという”またやっちまった・・”的な幕引きであった。(この癖はいいかげん治さないといかんな・・自己嫌悪)
翌日の疲労感は飲み過ぎとカラオケによるものが大半だったのかもしれない・・。
ご来場の皆さま、ありがとうございました。
そして札ブラのみなさま、親切にしていただいてありがとうございました。