2008年10月19日

燃え尽きた part 3

今日 10月19日は宅地建物取引主任者の試験日でした。

受けてきました。

2月のコンチェルトの仕事終わってから本格的に勉強始めて8ヶ月弱。
宅建の試験に必要な勉強時間は300時間とか言われてるんですけど、ウソだと思います。私は500時間くらい勉強しました(鬱)。

試験は四択で、試験範囲は、
権利関係の民法から16問
宅建業法から16問
法令上の制限(都市計画法とか土地区画整理法とか国土利用法とか農地法とか)から9問
その他の分野(税法とか景品表示法とか建築基準法とか)から9問

計・・・・50問


法律の勉強って始めてだったので、最初は何書いてるんだかちんぷんかんぷんです。
音大行く前の大学は経済学部だったので少しは転用できるかと思ったけど、遠い昔のうるおぼえの知識なんて100%無意味でした。

独学でやりはじめてしまったのにもかなり無理があったようです。(予備校とか通信教育の人が多いのを後で知りました)
勉強していくうちに、これが合格率15%の国家試験の厳しさか〜〜、と、身にしみました。考えるまでもないけど、15%ってことは7人受けて6人落ちるわけで、そんなに楽に受かるわけないのです。


いままで不動産屋さん(※)っていうとなんとなく、知的というイメージからは少しだけ遠いっていうか、なんていうか・・・・。
でももうそう思いません。いままで誤解しててごめんなさい!。これからは尊敬します!
(※)宅建業者は宅建業を営む事務所に5人に1人以上の割合で専任の宅建主任者を置かなければなりません。


「宅建試験って簡単なんでしょ?」って言う人多いですけど、実は私も少しそう思ってましたけど、もうけして思いません。
本屋で並んでいる宅建の教科書なんかが、売れようと思って「らくらく宅建」とか、「すぐ受かる宅建」とか、調子のいいタイトル付けてるのも誤解を助長していると思います。少なくとも私にとってはぜんぜん楽じゃなかったです。
最初は「100点取ってやるぞ〜」なんて意気込んでましたが、最後の方は、「ぎりぎりでもいいからお願い!!受かってちょんまげ!」となりました。


んで、春から夏、夏から秋へと季節の移ろいを感じる余裕もなく、仕事とチェロの練習と「ステレオおやじ」の更新以外はずっと宅建の勉強して(笑)、
「考えてみたら(考えなくても)、なんで俺こんなことやってんだろ・・・」って思ったり、
本屋で買ってきた市販の模試やって、ぜんぜん点数伸びなかったりして
「俺って、バカ?」って思ったり、
らじばんだり、
けっこう辛い日々でした。



で、今日の日を迎えたわけです。
会場は大通りの科学技術専門学校というところでした。(他にも市内数ヶ所)

試験は1時から3時の2時間。
1時間前に教室に入って教科書や問題集に目を通します。
次々と人が入ってきますが、何と言うか・・・。
「ザ・不動産業界」という風体の人がそれなりに多くいらっしゃて、クタっと脱力した白髪のおじさんとか、やたら顔色悪い30才くらいのおねえさんとか、私の前の席にはスキンヘッドの50年配のおじさん(少し怖い)など、”訳あり”って感じの人たちの存在感が圧倒的で、学生風の人とかサラリーマン風もいるにはいるんですが、訳あり組に押されて全然存在感ないです。
試験開始の30分前に試験官が入ってきて説明を始めるんですが、聴いている受験生たちは、社会の縮図・・・を通り越して、人種のるつぼ。
やたらと場馴れしてる雰囲気でおかしかったです。


で、試験終わって放心状態で家まで帰りました。
はっきり言って、リサイタルより緊張しました。


夕方から大手予備校数社が、ネットで回答速報と予想合格点の発表をしています。
宅建試験は、合格率と合格人数がほぼ固定で、その年度によって合格点が多少上下する仕組みです。
私は33点でした。
去年の合格点は35点以上だったので、一瞬諦めましたが、今年は問題が難しかったようで、だいたいどこの予備校も、合格予想ラインは32点プラスマイナス1点をつけています。ん〜〜〜〜、微妙すぎ。喜んでいいのか悪いのか・・。

このまま逃げ切れれば辛くも合格。

しかし、あくまで予備校の予想ラインなので、私の33点はボーダーラインの超スレスレゾーンです。
こーーんなに勉強したのにボーダーか・・・、と少し鬱ですが、まあ合格できればいいわけでヽ(´▽`)ノ。


正式な合格発表は12月3日です。それまではぬか喜びしないでおこうと思います。


とりあえずは8週間分たまった「篤姫」を見よう。


さーて、次ぎは何受けようかな。(実はもう決まってる)



会場になった科学技術専門学校
宅建試験  

Posted by arakihitoshi at 23:29Comments(5) │ │宅建主任者・行政書士 
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