2009年11月28日

「事業仕分け」と道の予算削減 & 追伸

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今日は札響名曲コンサートの本番でした。高関さんでロッシーニやレスピーギなどのオールイタリアもの。
kitaraはほぼ満席。お客さんの反応はとても良かったと思います。
この仕事やっててお客さんの反応がいい、とういのがやはり一番嬉しいものです。

さて、そんな盛り上がりとは裏腹に、今日は深刻な二つの話題です。
非常に深刻です。
恐ろしい事態です。
およそ考えうる深刻を集めた感じです。
少し悪酔いするかもしれません・・。なるべく読みやすいように書きます。

まずひとつめ。
今日の道新朝刊27面をご覧ください。(ホントに見なくてもいいけど)
「札響補助金2000万円減 道が意向」
という記事があります。
道の補助金減額は平成12年から始まって、毎年ジリジリときています。
で、平成12年は1億8000万円あった補助金が、現在は9600万円まで減っています。しかしながら、もう限界です。
新聞にもあるように、ここからさらなる2000万円の減額は過去の財政危機のような事態を招きかねないです。非常に危険です。
本当にホントにほんと〜〜に!、再考してください。道さん。

そしてふたつめ。
これもですね〜〜、ここに来て「おまえもか!!」と言いたくなる問題です。
例の「事業仕分け」ですよ。は〜〜〜〜(溜め息)
まあ、まずはこれを見てください。↓
http://www.mext.go.jp/a_menu/kaikei/sassin/1286925.htm

あっ、そこのあなた見てないでしょ。
まあいいです、そんな方のために掻い摘まんで説明しましょう。
11月11日に行われた、国の芸術文化事業の「事業仕分け」の報告が載ってます。
伝統芸術とか、芸術家の海外派遣とか、シャレにならんものが色々削減されたり、廃止されたりしてるわけですが、札響に特に関係あるのは、

5番目の『文化関係2』という項目。
で、仕分け人の下した結論は、「伝統文化子ども教室、学校への芸術家派遣、コミュニケーション教育拠点形成:国の事業として行わない

がーーー!! 簡単に言うなーーー! (ノ`Д´)ノ−−−−−┻┻ -3-3

まあ、今回の「事業仕分け」作業の主旨は「すべてが公開される」ということに尽きるそうだから、この"結論"を叩き台と見て、これに対して国民皆で意見を言っていけばいい、ということなんだろうけど、
しかしですね、私に言わせるとあまりにもトンチンカンな叩き台だと思います。
そもそも、財を一旦集めて、公益性は高いけど収益性は低い教育や福祉などに、再配分するのが行政の役割なわけですよね?
そこにきて、
「芸術は自己責任。(中略)しっかりしたマーケティングで興行可能」
「本来の事業目的からずれている。いまさら必要ない」
「(中略)現在の成果目標では終わりが見えないのでスタートさせるべきではない。」(なんで?)
(すべて上のURLの事業仕分けの評価コメントから引用)
そういう個人の感想みたいんじゃなくてさ、行政本来の立場で考えてくんないかな・・、と思うわけです。


札響は文化庁の予算で、北海道・東北エリア津々浦々、遠くは甲信越や中部まで行って小学校で音楽教室してます。
2002年の破綻以降は、オーケストラ本体が行く前に小人数の別働隊が行って、ワークショップで子供たちと触れ合います。これをやると、本体が行った時には既に生徒たちの期待は最高潮に達しているわけです。
プログラムも、キタラのファーストコンサートと同じ曲目で、クォリティーも札幌の大人向けの演奏会と遜色無いものを企画して行っているつもりです。
音楽教室といえでも丁寧に丁寧に作り込んでいるわけです。(主催は違うけどkitaraでやるファーストコンサートをご覧になったことある方はお分かりいただけると思います)
その結果、訪問した小学校の子供たちから、学校単位と言わず、個人と言わず、感想や感謝の手紙を常時たくさん貰います。(下の写真・今日事務局で撮ってきたもの)
おたより


どうです? この可愛らしい手紙たち。ホントに励まされます。
これでも公益性低いって言うのかーー (ノ`Д´)ノ−−−−−┻┻ -3-3
こうした事業は、文化庁の予算があるから成せることで、興行的にはまったく成立しません。猿が考えたって分かります。
こういうことを実現するのが行政の役目です。
仕分け人に「必要ない」だの「興行可能」だのポンポン言われるのはとても心外です。

こないだ科学関係の予算が削減されるというので、ノーベル賞の先生たちがTVで怒ってるのを見ました。
その成果か、「科学関係の予算を削るなー」というメールは担当窓口に10000件くらい来てるそうです。
教育関係の予算は1000通くらい。芸術関係はほぼゼロ・・(゜ロ゜;


道の予算が削減されて、来年度から文化庁の音楽教室もなくなったら、マジメに危ないです。
正直危ないのも困るけど、こうして取り組んできた事業が全否定されるのは本当に悔しい思いがします。


そこで!
みんなーーーー! 文部科学省にメール出してくれーーー!! お願いだー!

メールの出し方は下のページ参照
http://www.mext.go.jp/a_menu/kaikei/sassin/1286925.htm

あ、いま「行政のページって面倒・・」って思ったでしょ。
ご安心ください! そんなあなたのために、わたしが雛形を作ってあげました。

まず、メールの「件名」に、
[ 5 文化関係2 ] 
と書きます。

内容は:
『「伝統文化子ども教室、学校への芸術家派遣、コミュニケーション教育拠点形成:国の事業として行わない」に反対です。特にプロ・オーケストラによる移動芸術教室は絶対に続けていくべきです。』
という一文を入れて構成してください。
あなたがオーケストラ鑑賞教室を聴いて感動した体験などを手短に綴って付け加えると申し分ないです。(もちろん上の例文のコピペだけでも構いません)

そして、メールアドレスは下記です。
nak-got@mext.go.jp
(担当:中川正春・後藤斎)

ね、簡単でしょ(o^-')b
日本を貧しい国にしないために頑張るんだ! (`□´)/オー!!

締め切りは12月15日なので急いでくださいね〜〜


それにしても、札響は先月全国のオーケストラで初めて、道内では全団体で最初に新制度で公益法人の認可を受けました。
これを受けるために定款作成だの公益性の証明だの組織再編だの、事務局は本当に大変な思いをしたわけです。
で、認可が降りて札響の公益性が認められたと思いきや、今度は「必要ない」といわれたり、予算を削られたり・・・、
このご時世、どこも大変だと思いますが、オーケストラをやっていくっていうことは、こんなにも行政とシンドイやりとりを続けていかなくてはいけないんでしょうか。

そもそも、国といわず地方自治体といわず・・・(゜ロ゜;
・・、止まらなくなりそうだから今日はこのへんで。


【追伸】12月1日
今日、オーケストラの全国組織から各オーケストラユニオン宛てにメールが届きました。
どうもわたしの理解が足りなくて、「4 文化関係1」という項目でもメールを送る必要が大アリなようです。国からの「アーツプラン」はここに含まれているそうです。アーツプランは札響は文化庁から年間約1億円弱の助成を受けて、定期演奏会などで大編成の演目や邦人の作品など、収益性に相反するプログラムを組むことが出来ています。例えば昨年のピーターグライムスがこれにあたります。ソリスト10人呼んで、合唱団でP席塞いで、他の仕事断って練習に1週間割くなど、アーツプランが無ければあり得ません。こういう収益を犠牲にしてもやる意義と価値のある企画に配分されるのが、国のアーツプランなのです。

以下、そのメールをそのまま転載します。
みんなーーー!! 応援してくれーーーー! 家でも職場でも送ってくれー!!
今こそみんなの数のパワーが必要なんだ!

====================================
各オケユニオン各位

オーケストラ協議会事務局長 **です。

現在、行政刷新会議が行っている「事業仕分け」により文化予算が大幅に削減、または事業によっては廃止という答申が出され、先に超党派によって制定された「文化芸術振興基本法」を無視した非常識な結論が出されようとしています。


オーケストラ業界にとっては、
1.日本芸術文化振興会への文化庁交付金→「圧倒的な縮減」:全体枠の縮減により芸術創造活動特別推進事業助成金(従来のアーツプラン)の減 額。
2.本物の舞台芸術体験事業→「国の事業として行わない」:地方へ、国としては実質廃止。

という厳しい結果が出ています。
仕分け人のコメントとして、、、、
・ 芸術文化に数百億円の国費を投入する以上、いつの時点で投入額をゼロにできるのか、見通しを示せ。
・ 国が子供のためだけに事業をすることは必然性に欠ける。地方自治体で実施すべき。
・ 文化の振興という数値では図れない事業の必要性は否定しないが、効果説明が不足でばらまきの批判を抑えるものではない。
など、文化に対する理解がまったく感じれらない内容ばかりです。

 文化庁にとっても各事業の予算削減の決定は本意ではなく、多くの国民の声を予算編成に反映させようとして、予算編成にいたる12月15日までにメールによる意見を文化庁が広く募集しています。
科学技術方面ではノーベル賞受賞者が、スポーツ界ではオリンピックメダリストが、次々緊急声明を出す中、音楽界のアピール度は低いと言わざるを得ません。現在まで文化庁に1万2千件のメールが寄せられ、その内1万件が科学技術関連、2千件が教育関連で音楽関連はゼロに等しい状況です。すでにオケ連は声明文を提出、ユニオン本部、オケ協も早急に対応します。

各オケユニオンにお願いしたいのは
1.各オケユニオン支部単位
2.各オケユニオン会員個人
からのメール投書と
3.文化庁予算で利益を得ていない人(定期会員、個人の弟子、アマチュアオケ、吹奏楽団、学校関係者)にも働きかけを行ってください。

◆アドレス:nak-got@mext.go.jp 担当官:中川正春 後藤斎

●事業番号「4」事業名「文化関係1−独立行政法人日本芸術文化振興会」
   *芸術創造活動特別推進事業助成金(従来のアーツプラン)従来のアーツプランについてはこの事業。
●事業番号「5」事業名「文化関係2―芸術家の国際交流(学校への芸術家派遣)」
   *本物の舞台芸術体験事業がこの項目。
*注意点
 ・様式自由、必ず「件名(タイトル)」に事業番号、事業名を記入すること。
 ・期限が12月15日まで

*参考ホームページ:文化庁http://www.bunka.go.jp/ 
 公募・採用欄「行政刷新会議事業仕分け対象事業についての意見募集」(11月18日)

  

Posted by arakihitoshi at 23:34Comments(12)TrackBack(0)│ │事業仕分け 

2009年11月26日

「ビル友」 2010トレンド予想

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ブログランキングは好調です。
登録1週間で早くも3位〜〜!!(♪デンドンデンドン)
オマエラ、一体どんだけクリックしてるんですか!
みなさん、たくさんのクリック本当にありがとうございます!

ランキングに登録すると、アクセス数も伸びますね。
いつもは100〜150/日、で推移してるんですが、昨日は240もありました。
(アクセス数が上がってもコメントがぜんぜん付かない・・。それも当ブログの特徴だな・・。)ま、それもありなんだけど。

今日は閑話休題的な軽い話題です。(いつも軽いけど)
こないだ千歳のアウトレットショッピングモールにGパンを買いに行ったのですが、試着室で腰の位置を何度も確かめて、靴も履いてみたりして、失敗したらイヤだから何度も何度も慎重に丈詰めしたにもかかわらず、家に帰ってきて履いてみると、な〜んか丈が長い・・。
いつも思うのですが、試着室には魔物が住んでいますね。

で、丈をズルズル引きずる感じで仕事に行ったわけです。
北海道的な”いづさ”にも我慢できないし、やぼったい感じもするし、
そこで、最新のファッションに大変詳しい職場の先輩(ホルンのHさん)に訊いてみました。
すると、「ああ、最近は丈長いのが流行ってるんだよね。黙ってるとすごく長くされるよ。それをひと折りして履くのも流行だよ」というお答え。だからこの丈でいいんだと。
一応安心したのですが、やっぱり履いているうちに、「遠山の金さんの長袴か!!」という気になってくるわけです。

そこで翌日、いつもセンスの良い事務局のKさんに訊いてみました。
Kさんは手際よくGパンの裾をキュっと下に引っ張って、「うーん、靴を履いて床スレスレだからこれでいいんじゃないかしら?」と。おかしくないとのこと。かっこいい!とのこと。
HさんもKさんもいいって言ってるんだから、いいんだな。間違いないってことで一件落着。
でもやっぱりちょ〜っと長い感じなんだよね〜。履いてて。


さて、そんなわけで流行というのは目まぐるしく変わりますな。
私は自分ではそうは思わないのですが、時折り「流行に疎い」という評価を下されることがあり、先日も「”歴女”も知らなかったのーーー?!」と職場で爆笑されたり、特にお笑いタレントやスポーツ選手とかには非常に弱くて、そっち系はまったく話題について行けません。

そんな流行に疎いと言われる私が言うのもなんですが、最近の流行で注目してるのは、「ハイボール」ですね。
1年くらい前から「ホッピー」もよく目にします。
ちょっと前までは両者とも、低所得というか、ドヤ街の労務者というか、どちらかというとネガティブなイメージが付着した飲み物だった気がしますが、すっかり払拭してリベラルな若者のイメージに変身した感があります。

ダサいが転じてカッコイイになるパターンは最近の流行の特徴ですね。
件の”歴女”の歴史趣味だってそうだし、2年ほど前から頻出の”女子力”なんかも典型的だと思います。
そもそも”女子”なんて言葉は、「先生〜〜〜、男子が変なことするんです〜〜」の女子ですからね。そうとうネガティブイメージだったはずです。

この傾向が続くと、この先来そうなのは、例えば、
オート三輪とか、グンゼの白いブリーフとか、学生運動とか、歌声喫茶、エスペラント語、パンタロンとか、ベルトのことバンドって言ったり、
いろいろ思い浮かびますな〜。

しゃべり方なんかも、これからの流行は
男子の場合、
「〜〜してくれたまえ!」とか
「さあ、〜〜しようじゃないか!」とか、
女子の場合、
「あらやだ!、知らなくってよ!」とか。

クラシック音楽的には、どうなんでしょうね。
私の嫌いなピリオド奏法は早くも流行終結の感じがします。
かといって、グリッサンドをウインウイン言わせるようなSPレコード時代みたいな演奏が流行ることは考えにくいし・・。
しばらくはゆるやかな原典主義が続くんだと思います。

楽器で来そうなのはやはり、”大正琴”でしょうか・・。いやいや、けして大正琴がダサいって言ってるんじゃないですよ!(汗)
流行も景気と一緒で、繰り返すって言いたいわけです!。いや、ホントに。


さて、今日はそんなところで・・。
それではみなさんごきげんよう。


P.S. 拙エッセイ”クラヲタへの道”を連載している「季刊 ゴーシュ」、12月号が間もなく発売です。
4年間連載した”クラヲタ”ですが、わたしの連載は今回が最終回です。
最終回にして初の”恋愛小説”を書きました!!
いや〜〜、恋愛小説って(小説になってるかは別にして)書くの楽しかったな。なんで今まで書かなかったんだろう。
最終回記念のインタビュー記事も載るそうです。こちらは飲み屋!でのインタビュー(笑)。ゴーシュの女性記者数名におだてられながらすっかり上機嫌で、恐ろしいことに、なにを話したかよく覚えてません(笑)。

ぜひ読んでね!(o^-')b チェキラ!
販売店などはこちらに情報あります → ゴーシュ公式サイト
  
Posted by arakihitoshi at 23:09Comments(0)TrackBack(0)

2009年11月24日

「歴女」の次ぎは・・

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ただ今ビータ(*「演奏旅行」の意。)中です。

やっぱりソフトパンク繋がりにくい〜。
今日演奏会のあった黒松内では、みんなのdocomoやau はビンビンにアンテナ立ちまくってるのに、私のiPhoneは「圏外」(`口´;)。

しかしながらこのビータでは、今まで謎だったPodcast(ipodやiPhoneで動画や音声の番組などをダウンロードして聴きまくる仕組み)の世界を享受している。
今までは、ipodの容量が60ギガバイトなどと聞いて、「オマエラ、本当にそんなに音楽好きですか?、何千曲も持ち歩くんですか? あやしい業者さんですか?」と完全にバカにした視線で見ていたのだが、音楽だけじゃないんですね〜。
ニュース番組とか、日経ナントカとか、落語とか、お笑いとか、小説の朗読とか・・、
こんなに色々あるとは知りませんでした。
ipodがいくら売れてるとはいえ、ここまで巨大なマーケットになっていたとは・・。
バカにしててごめんね。おじさん一本取られちゃいました。

で、iPhoneの音声をFM電波で飛ばして、自分の車のカーステレオで聞くという、いわゆるFMトランスミッターというのを買って、今回のビータの移動中に使っている。
FMトランスミッターも色々出ているようだが、iPhoneに”完全対応”できている商品は少ないという噂を聞き、慎重に選んだ。
で、私が選び抜いたお薦め商品はこれ。
GREEN HOUSE というメーカーの GH-FTC-IPOD2TK という商品。
充電も同時に出来るので重宝してます。通販サイトで3000円くらいで売っているので、興味のある人は買ってみて。

というわけで、日経トレンドやら、落語やら、猿の様にダウンロードしまくって、それをカーステレオで聴きながら移動するビータは実に快適。
アンテナの件はこれで相殺してもいいくらいです。


で、日経トレンド聞いてておもしろい流行語を知りました。
「歴女」(れきじょ) って知ってました?
歴史好きの女性、という意味だそうです。大河ドラマなどをきっかけに歴史ファンになる若い女性が急増しているそうです。
確かに最近、歴史好きの女性をよく見かける気がします。
今まで歴史小説とか大河ドラマとか言えば、"こち亀”の大原部長のような中高年のおじさんのフィールドだったと思うのですが。
長年、日本の歴史ファンをやっている私としては嬉しい流行ではあります。
これで、ギャルと司馬遼太郎について飲み屋で熱く語るチャンスもゼロではなくなりました。

話しは変わって、こないだの東京公演の行きの飛行機が非常に混んでたんですよ。
手荷物検査の列で20分も待たされちゃったり、何の変哲もない平日なのにおかしいな? と思って、事情通の札響事務局のN川君に訊いてみたところ、
「あ〜〜、それはですね。嵐が来てたんですよ」
「???、嵐なんて来てないじゃん。晴れてるじゃん」
「あはは。その嵐じゃなくて、ジャニーズの嵐」

ジャニーズ来たくらいで手荷物検査20分も並ぶか???
と思ったのですが、どうも本当にそうだったようで、この日は東京から嵐の札幌公演を追っかけて来たギャルたちで、飛行機も札幌市内のホテルも満席満室だったそうです。
後で知ったのですが、”嵐”は東京ドームを2日間満席にしたそうです。
ってことは、8万人動員!! (`口´;)
たかだかガキンチョ5〜6人 爽やかな青年数人で8万人・・。
こっちは音大まで出てる大の大人が70人がかりで2000席のキタラを満席にするのにヒィヒィ言ってると言うのに・・。(鬱)

たしかにあの日、空港に妙にミニスカが多いと思ったんだよね。
いや、待てよ。
「歴女」がアリなら、「クラ女」だってアリだよな!?
『「クラ女」(くらじょ) クラシック音楽好きの女性。(*Wikipediaより引用・・ウソ(`▽´) )』
今までは中高年男性のフィールドだったクラシック音楽に若い女性(ミニスカ)が大量に進出!!
2010年の札響の第九は札幌ドームで!。2日間満席。

うんうん! これはいいかも!!
い!、いけるかも!!!
飲み屋でiPhone片手に熱く語っちゃいますか! ベートーヴェンについて。(微妙に寒いけど、よしとする) 

どおっすか? 日経新聞さん。次の流行語は「クラ女」ってことで!!
 
  
Posted by arakihitoshi at 01:10Comments(4)TrackBack(0)

2009年11月22日

私のiPhone

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先月買ったiPhoneにハマりまくっている。

ケータイというツールは、もうかれこれ15年くらい使っているが、結局愛せなかった。
しかし、iPhoneは違う・・。
実を言うと、毎晩iPhoneと一緒に寝ている。
そして、iPhoneのアラームで目ざめる。
もうiPhoneなしの生活は考えられない。


先週東京に行った時も、私のiPhoneはめざましい活躍をしてくれた。
iPhoneのナビゲーションアプリで、地図上で現在位置は分かるし、目的地を入力すると、経路まで示してくれる。
PCのメーラーと完全同期も(多少苦労したが)結局できたので、自宅のPCに来たメールも外出先でいつでも確認できる。
PCと同じブラウザ機能もあるので、ホームページのBBSや、このブログのコメントなども確認できる。
現在地から半径1kmとか指定して、食べ物やなんかを紹介してくれたりするアプリとか、Googleやウィキペディアなんかもあるから調べ物もバッチリ。
まさに小さいパソコンなのだな〜。納得・・。

例えばこれを使えば、全国1万人のどの愛人と食事に行ってもiPhone片手に街をスイスイ。
「このフレンチレストランにキミと来たかったんだ。この店評判いいんだよ。初めて来るんだけど常連なんだよね。」
「そうなの? 超楽しみ〜〜〜〜!」
「知ってる? フレンチはフランス語ではla cuisine francaiseと呼ぶんだけど、日本でフランス料理をフレンチ(French)と呼ぶ場合があるね、でも、英語ではフレンチ・クィズィーン(French cuisine)と呼ぶことが多いんだ。そもそも「料理」を意味する名詞クィズィーンcuisineでキュイジーヌを省略する習慣は口語以外ではあまりないんだよね・・」
「す・・、すごーーーーい!! 荒木さんて何でも知ってるのね!」
「はは、いや〜〜、それほどでも」
という会話も成立するというものである【妄想モード中】。


iPhoneは、「PCは得意だけど携帯苦手」というそんなアダルトにうってつけ。
それがまさに私。
今の私のハマり様は、あえて麻雀風に例えるなら、『カンチャンずっぽし!』ということが言えると思います。


で、調子に乗って使いまくっていると、昨日アイパンクからメールが来ていた。
『11月分の使用料が確定いたしましたので通知いたします』とのこと。
ほほ〜、そうなのか。
で、指定のサイトにアクセスしてIDとパスワードを入力。
すると、いきなり凄い金額が目に飛び込んできた。

ダイヤル通話料   690円
パケット通信料 178,414円

(`口´;)げはっ!

ぬ、ぬぁ〜〜に〜〜〜〜〜、"じゅうななまんはっせん"だ〜〜???

やっぱりこの会社信用できんわ・・。
ソッコー解約したろ。
でも17万払わないといけないのかな・・。やだな・・。っていうか、ヤバいな。17万は。
そうだ。こんな時こそ落ち着いて宅建と行政書士のおベンキョーで培った民法の知識を駆使するんだ。
これは知らないで契約しちゃったんだから錯誤無効ってやつか?
ってことは俺に重過失がなければ無効だよな?
クレジット会社に支払停止の抗弁とかいうのを申し立てるのかな・・?
いや、そんなややこしいこと考えないで、こんなのは公序良俗に反する信義則違反だから無効だとか言えばいいの?
その場合どうすればお金は払わないでいいのかな?

ダメだ・・。よく分からないや。ヽ(´▽`)ノ
やっぱり教科書の知識だけじゃ実務には対応できないんだな・・。当たり前だけど(鬱)。

で、もう一辺よく指定のサイトを読んでみる・・。
「下記の料金は未確定料金です。パケ放題に加入している場合は・・」

7,440円

あ〜〜〜、びっくりした!
脅かすなよ〜〜〜〜〜!

最初高いと思った7,440円がすごく安く感じる。
やっぱりこの会社、信用できるのか出来ないのかよく分からない。
たった10日くらいでパケット通信料17万円分使ってしまった自分も信用できないが・・。

明日から札響は、七飯、黒松内、白老と道南方面に演奏旅行です。
ワーグナーの「ジークフリート牧歌」を久々にやります。この曲やっぱりいいな〜〜。
そして、"私のiPhone"の電波が届くといいな・・。

それではみなさん、ごきげんよう。

  
Posted by arakihitoshi at 00:04Comments(0)TrackBack(0)

2009年11月20日

チェロを飛行機に乗せる苦労

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チェロを持って飛行機に乗るのは意外と大変なのである。
重い、デカい、壊れやすい、などいろいろあるが、そういうことではなくて、
飛行機に持ち込む手続きが大変。

実はここのところ、航空各社とも手荷物制限の運用をやたらと厳しくしやがって なさって、チェロを飛行機に乗せるのが一苦労なのである。
昔は飛行機が空いてる時なんかは、受け付けカウンターのオネエサンにウィンク一つでゲートを通過・・、そしてスチュアーデスさんにパチパチっとウィンク二つでチェロ用に隣の席をゲット! という具合にスムーズだったのだが(ウソ、ホント、ウソ、ホント、ウソ、ホント・・・・・)、最近は涙目でウィンク100連発をかましてもダメである。絶対にAB券(荷物用に隣の席を買うこと)を購入しないとチェロの持ち込みを許してくれなくなってしまった。

これは私がオッサンになってしまったからだろうか。
オッサンになって腹がポテッと出て魅力が無くなったということなんだろうか。
「おやじ、ウィンクしてんじゃね〜んだよ。うぜ〜んだよ!」とかスチュアーデスさんに内心思われてるんだろうか・・。
いや、そうではないと思う。たぶん。
航空会社の手荷物マニュアルがやたらと厳しくなったのだ。
そして、なんと! この秋から航空会社は! チェロだけではなく、ヴァイオリンやヴィオラにまで購入しろと言いだしやがったのだ!  おっしゃっているのだ!

げげーー! 気は確かか!!
それとも音楽家は飛行機に乗るなと? 
オーケストラ奏者なんて貧乏なんだから電車で行けと? それも在来線で。
40代にもなって東京往復15,000円の青春18切符を買えと言うのだろうか。
そういう航空会社の意思表示なのだろうか。空気を読めということなのだろうか・・。

冗談はさておき(半分本気だけど)、それがですね、本当に困るんですよ。
人間の座席というのは、早割りとか往復割りだの色々あって安いチケットもあるのだが、AB券はこうした割引がないのである。
下手をすると、人間より楽器用の席の方が高い、ということになるのである。
個人で行く場合、航空券代でギャラなんてふっ飛んでしまうのだ。
(ちなみに、オーケストラの移動ともなれば、航空機代に以前より150万円くらい余計にかかってしまう計算になる。)
持ち込まずに手荷物で預けようにも、最近は「手渡し」という貴重品扱いが無くなってしまった。
なので、チェロやヴァイオリンといえでも容赦なくベルトコンベアーに乗せられてしまう。他の荷物とかベルトベルトコンベアーの金属製の縁なんかにガッツンガッツンぶつかりながら登場するチェロの姿は、それはそれは手に汗握るものがある。
しかも、預ける時に、『何かあっても責任は問ません』という書面に一筆書かされてしまう。

どないせいっちゅーーんじゃ!! クワッ (ノ`Д´)ノ−−−−−┻┻ -3-3


ここで、私の記憶をたよりに、航空会社の弦楽器扱いマニュアルの変遷をみてみよう。

1990年以前【平和期】AB券も存在したが、にっこり微笑んでチェロケースを担いだまま飛行機に乗りこめてしまった。乗り込んだらこっちのもの。スチュアーデスさんが2席連続で空いてる席にエスコートしてくれた。

1991年〜【過渡期1】ちょっと厳しくなった。カウンターで「それはチェロですか?」と訊かれるようになった。たまに「次回からAB券をご購入ください」と言われることがあった。


1997年〜【過渡期2】「これはギターです」と言って乗り込めてしまうこともあったが、基本的にAB券を購入しなければならなくなった。でも、手荷物預かりで”手渡し”というのを指定すると、ベルトコンベアーに乗せられずに係りの人が手で運んで渡してくれた。


2001年〜【厳格期1】AB券を購入しないで乗り込めることはなくなった。でも”手渡し”はあった。

2007年〜【厳格期2】”手渡し”が消えた。ショック!

2009年〜【超厳格期1】 ついにヴァイオリン、ヴィオラまでAB券購入が必要になってしまった。Wショック!



う〜ん、テロの影響とかいろいろあるのは分かりますけどね、保安上の理由ってことなのだろうけど、弦楽器の持ち込みにどれだけのリスクがあるというのでしょうか。
ちょっと過剰ではないでしょうか?。リスクを避けようというより、万が一何かあった時のための単なるアリバイ作りにも見えてしまいます。


で、ここからは私の未来の予想です。


2011年〜【スペシャル厳格期】チェロのエンドピン、預かり禁止。エンドピンは別途宅急便で送ることに・・。8月からはC弦とG弦も対象に。11月からは弦全面持ち込み禁止。

2012年〜【ウルトラ厳格期】楽器持ち込みの場合、奏者は身分証明のため空港保安室で1曲演奏審査あり。審査に落ちないように要練習(笑

2013年〜【メガ厳格期】 楽器演奏家の全面渡航禁止。

2014年〜【ギガ厳格期】 人間の全面渡航禁止。

2015年〜【テラ厳格期】 あれも禁止これも禁止

2016年〜【ヨッタ厳格期】 とにかく禁止。禁止も禁止。

-END-  
Posted by arakihitoshi at 01:34Comments(0)TrackBack(0)

2009年11月13日

iPhone買った。

念願のiPhoneを買った。
15年間使いつづけたdocomoを解約して・・。我ながら勇気ある決断である。

すぐバッテリー切れるという評判のiPhone
そして、
繋がらない、
サポート悪い、
結局高くつく、
と悪評轟々のソフトパンク。
私もソフトパンクという会社は好きじゃない。

しかし、それを押してもiPhoneが欲しかったのさっ!

PCはずっとWindowsだし、ipodも持ってなかったので
リンゴのマークの物体を持つのは初めて。
アイアプリっつーものも初めて見て周っているが、凄い。こんな大海原があったのか。やっぱり買ってよかったよ。
行政書士六法まであった。
しかも安い。数百円も出せば大抵の物は手に入ってしまう。

面白いよ〜〜〜!! 毎晩遅くまでやっちゃうよ〜〜!!
ヤバいな。これは中毒性のあるツールだ。

しかし、メールの設定でちょっとつまづいている。
iPhoneのメールとPCのメーラーを同期させようと思っているのだが(これもiPhoneにした主目的のひとつ。携帯でメールを打つのが苦手なので、あえてMMSメールを使わずにPCと同期可能なEメールを使う)ソフトパンクで割り当てられるメールアドレスのメールサーバが信用できるシロモノではないらしい。
試しに2日ほど使っているだがエラー多くて使えない。
ネットで調べたが評判は最悪。サポートもまったく信用できないようだ。

なので、今しばらく試行錯誤するかもしれない。
ここ2〜3日間で私の携帯アドレスに送られた全国1万人の愛人たちからのメールは申し訳ないのだが、私に届いてない。
メルアド変更の知らせが届くまであと少し待っていてくれたまえ!


さて、明日から定期演奏会である。
今回は尾高さんでオールエルガープロ。東京公演にも持っていく。
是非ご来場ください。

そして、今回は久しぶりにロビーコンサートに出演する。
オールおっさん奏者によるメンデルスゾーンの弦楽八重奏第3楽章と第4楽章である。
開演30分前に演奏開始なので、金曜日は18:30、土曜日は2:30開始です。
ぜひお早めのご来場を! (o^-')b

それではごきげんよう。

  
Posted by arakihitoshi at 00:05Comments(6)TrackBack(0)

2009年11月08日

燃え尽きた part4

今日、行政書士試験を受けてきました。

燃えつきた・・・。

今回の燃えつき方はいままでの数倍。いや数百倍?
あえて例えるなら、線香花火を1万本束ねて燃やした後のような、

・・・例えになってないな。面白くもない。
もう頭ぜんぜん動かない。

さーて、久々の更新であるが。

書くことありすぎて書けない。


とりあえず今ネットに公開された予備校の回答見ながら震える手で自己採点してみた。
択一科目が144点。 うーーーーん、微妙。
記述60点を足した合格ラインが180点なので、あと記述で36点取れてればなんとかいける。
(記述問題は部分点などあり採点されるまでホントのところは分からない)
記述式はそこそこ良さそうなので、今の状態だとどっちにも転びそう。

しかーし、問3が予備校で回答割れしてる・・。凶と出ると140点。
こうなると、記述問題60点中40点取らないといけないのでかなり厳しい。

また回答割れかーー。
去年の宅建のときもそうだった。あの時は運良く正解組に入れてギリギリ合格だったが、合格発表まで生きた心地がしなかった。

合格発表は1月末なので、今回もあと2ヶ月以上気をもむのか・・。

3時間の試験は難しかった。いや、難しく感じた。
得意だと思ってた憲法で意外と苦戦。
行政法はスイスイいけたが民法で少しつまづき、会社法は歯が立たなかった。
やはり合格率5%の難国家試験であった。


でも、仮に落ちても1年でここまで持ってこれたので、また受けようと思います。(どうしてもあのバッジが欲しい)
それにこの1年は、仕事と練習の合間をぬって、世間の皆さまをお騒がせしつつ(笑)、「もうこれ以上はできない」と心から思えるまで勉強し、”人事を尽くして天命を待つ”という気分になれたので、よい経験になりました。


それではみなさんおやすみなさい。
明日から通常営業に戻ります。



あ、そうそう。疲れた頭を休めるにはこういう動画が好きです。
最近笑った「逆再生サザエさん」

「いわゆる支那チャイナ ミラノのピカソ〜」
「ウーロン茶☆ ヌルヌル!」




  
Posted by arakihitoshi at 22:29Comments(5)TrackBack(0)│ │宅建主任者・行政書士 
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