2009年12月29日

事業仕分け、予算案速報!

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さて、みなさん、
既にご存じの方もいらっしゃると思いますが、
12月25日に2010年度予算案が決定されたようです。

今回は本当に多くの方々にメール送信やコピペなど応援していただきました。

著名な音楽家の記者会見やWオザワ会談などもありましたね。


景気は悪い。
日本国の財政状況も非常に悪い。
だがしかし、いや、だからこそ、芸術文化は育てていこうじゃないか、教育は守っていこうじゃないか、
という多くの方の高い志を、今回わたしは確かに感じることができました。


文化予算が削られ、文化庁によるオーケストラ予算の廃止か大幅削減。
これは本当に日本のオーケストラの”死”に直結した問題。
多くの方が、私たちオーケストラ関係者と危機感を共有してくださったことは、この仕事をしている身として本当に励みになりました。
事業仕分けに怒りと絶望を感じながらも、一縷の希望を見た思いがしました。



そして、問題の予算案は!

廃止とか大幅削減とか仕分け人に言われた文化関係予算は・・!



な、なんと・・・!






増えた! (゜ロ゜;



いや〜〜〜、一時はどうなることかと思ったよ! ヽ(´▽`)ノ

とりあえず死ななくてすんだようです。
めでたいめでたい! パチパチ (*^^)//。・:*:・°'★,。・:*:♪・°

皆の者、ご苦労であった。
みなさん、本当にありがとうございました。m(__)m


まだ未定の部分もあって、詳しく分析はできないのですが、
オーケストラに関係するところだけ拾い読みすると・・、

●文化庁の総予算は、1020憶2400万円(4億8500万円増<0.5%増>)
●「本物の舞台芸術体験事業」(音楽教室)は、68億400万円(6億7200万円増)
●「優れた芸術活動への重点支援」は、49億7800万円(実質4億2000万円減)
●「芸術家の海外派遣事業」はまだ未定


音楽教室が無くならなかったのは本当に良かったです。
しかし、重点支援が1割程度減らされたのは札響的にはちょっと痛いですね。
前にも書きましたが、これがあるから一昨年の「ピーターグライムス」の様な採算度外視の企画も打てるので、例えばマーラーイヤーの今年度定期で企画されているような、大がかりな演目や有名ソリストを招いての定期は”原価割れ”しないか心配です。

また、「海外派遣事業」は2011年に企画されている欧州公演にも関係してくるので、こちらも予断を許しません。


しかしまあ、現時点では取合えずほっと胸をなで下ろした、というのが正直な感想です。
音楽教室をメインの事業に据えているオーケストラはもっと助かったと思います。
札響の場合は、スケジュール的に音楽教室を増やす事は難しいと思うので、この科目の増額は、直接収入増には繋がらないと思います。
なので、現時点では結果的に「重点支援」の1割減だけが来た、ということになると思います。

あとは道の予算削減がどうなるか、ですね。
「重点支援」の1割減と、道の2000万円削減がモロに来ると、やっぱり苦しいと思います。(公演回数は日程的にもう限界だと思うので・・)


しかししかし!
なんとか"即死”はまぬがれて首がつながりました。


みんな! ありがとーーーー! 
これからもよろしくね〜〜!(^o^)/~~~



P.S. 前回のブログで散々けなしたtwitter。
結局、楽しく遊んでます。 けっこういいかも!これ。(`▽´)

それではみなさんごきげんよう。(そうそう、ランキングのクリックも忘れないようにね!)

  

Posted by arakihitoshi at 00:38Comments(0)TrackBack(0)│ │事業仕分け 

2009年12月26日

twitterについて考える(改)

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新しいタイプのネットメディアと鳴り物入りで登場したtwitter。
podcastの日経の番組でも”今週のトレンド”として取り上げられていた。
なんでも、mixiとか他のソーシャルネットワーク(SNS)って言うんだっけ・・?
とにかく競合他社の驚異にもなっているらしい・・。

twitterってなんだ? 教えろ! というそこのオジサン!
甘まったれんじゃねーーーー!! 自分でググるんだ! (´`」)☆ζ_(`ー´)愛の鞭!!

というわけで、新しいメディアは毛嫌いせずに取合えず使ってみる方針の私としては、ちょっと世間から遅れたが入れてみることにした。(もたもたしてっと「昭和入ってる」ってギャルとかに言われちゃうからね・・)

このtwitterっていうのは、お友達とか有名人とかの動向をフォローして、彼らの160文字以内のつぶやきを常時聞ける、ということらしい。

twitterが登場したまさに最初に頃は、『あなたは今なにしてる?』って書いてあったから、
「今、焼肉屋で〜〜す。ホルモン追加しちゃいました」
「ホルモンですか〜〜〜、オレもホルモン好きっす」
「うらやまし〜、アタシはまだ残業中ー、帰りてー」

みたいな見るに耐えないクソ駄文で、またぞろネットが埋めつくされるのかとゲンナリしましたが、狙いはそうじゃなくて、要するに、芸能人とか有名人のつぶやきを読みつづけるとういツールらしい(と私は思っている)。

『一般人のみんなも有名人みたいに登録してね!』 ってことにはなってるけど、どうも胡散臭い気がするんです。
だってさ、例えば私がtwitter登録したとして(さっきしたけど)、誰が私をフォローする?
まあ、全国1万人の愛人たちと一部の物好きは別として、普通はしないよね?
仮に数人の友達がフォローしてくれたとしても、その数人のために、私は1時間に一回くらいの頻度で、含蓄ありげな言葉を携帯からtwitterに書かなければいけないのか??
そんなこと普通はしないよね?
そもそも、私がtwitterに登録したことすら周囲の人は分からないじゃん。(リンクも張れないわけだから)

ってことは、「twitterとは、一般人がtwitterの公式サイトで紹介されている有名人をフォローするためのツール」、と断じていいんでないだろうか?
ここ数年、ブログなどのネットメディアの普及と整備によって、私も含め一般ピープルが自分の考えを不特定多数の人に読んでもらえる、という機会が圧倒的に広がったと思うのだが、
twitterというのは、有名人と無名人の格差を広げる、時間逆行ツールに思えるのだが、どうなんだろうか・・。
フォローする人が1万人もいるような有名人は、テレビでしゃべれよー!、こっち来んなよーーー! と思うわけです。

なんか、マスコミが無理やりブーム作って情報操作しようとしてない? と勘繰ってしまうわけです。
見たところ広告もあんまりないしね〜、どうやって収益上げようとしてるんだろうか・・。
たしかに、twitterで”フォローしている人”の人数は、人気投票的な意味合い濃厚だよね。
この数は、その芸能人とか政治家とか会社の社長の人気を端的に示すことになる。
twitterが巨大になると、選挙の得票数とか会社の株価にも影響があると思う。
でも実は、twitterのトップページで紹介される人をみんなはフォローするよね。そうなると、このスペースがすごい価値を帯びてくる、ってことも想像できます。
twitterのトップページには、芸能人はもちろん政治家とか社長さんが写真付きで沢山登録されてて、「フォローしてね」って感じになってるんだけど、そういう大人の事情でtwitterは経営するってことなのかな・・?
そういえば、鳩山首相も近々登録するって書いてあったな・・・。

twitterに登録して小一時間ほどいろいろ弄ってみたんだけど、そう思いました。
どう使っていいんだか・・、なんだかよく分からないや・・ヽ(´▽`)ノ

名前:荒木 均
ID: arakihitosi

で登録したので、”物好きな人”はフォローしてみて! (o^-')b
(つぶやくかどうかわからなけど・・)

問題のtwitterのページはここ

*「こう使えばいいんだよ!」という情報キボンヌです。

それではみなさんごきけんよう。
  
Posted by arakihitoshi at 01:12Comments(0)TrackBack(0)

2009年12月25日

ロードークミアイについて考える

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みなさん、お久しぶりです! (。・_・。)ノ
事業仕分けではすっかりお世話になりました。
沢山のメールやコピペ、本当にありがとうございました。(o^-')b!


いやはや、なにかと取り込んでまして、すっかり更新も滞り、
更新が滞るとブログランキングの順位もあっというまに下がりますな〜。
ここんとこ、ビータとか、エンソーカイとか、クミアイのソーカイとか、ごっつういろいろありまして・・・

あ、そうそう、クミアイと言えば、先週の総会でユニオン札響の委員長になりまして、
ずし〜〜んとしたものを感じている次第です。
まあ、オーケストラにロードークミアイっていうのも、似つかわしくないワードであることは重々認識してるんですけど、
当たり前といえば当たり前にオーケストラにも労組は存在するんです。

あ、労組っていってもサヨクとかそういう意味合いはありませんので(念のため)。
別にウヨクでもないですけど(笑)。
労組と聞くと赤い旗振って、ヘルメット被ってタオル首に巻いて、角材持って、とりあえず「反対」するんじゃないかと、アレルギー反応起す人がいるのも知ってますけど、はっきり言ってそういう時代ではないですよね。
日本国憲法の保証する労働権の権利主体として存在する(もっと上手い定番表現があるんだろうけど、とりあえずそういうイメージ)、それ以上でも以下でもないと思います。

これは一般論ですが、オーケストラは企業とか行政とか、いろいろなところから支援していただいて存在してますので、階級闘争みたいな色彩出すのはまったくナンセンスです。
オーケストラの外に対して、特に行政に対して補助金の必要性などを訴えていく場合に、労組の方が主張しやすい局面もあると思うので、そういう意味の必要性は大きいと思います。
例えば、著作隣接権なんていうものがあるのですが、これは実演家の録音物などに認められた著作権の一種で法律で認められた権利なんですが、現在の日本では残念ながらないがしろにされているのが実体です。
こういうものも、権利主体である演奏家が組織的に権利を主張していかなくては獲得できない最たるものです。

また一方で、内部的な労働条件の確保というのもとっても大切な労組のお仕事で、
ただでさえ”貧乏”とか”過酷”などのネガティブイメージがベッタリ貼り付いたオーケストラ楽員ですから、これ以上このイメージが進行すると、せっかく補助金削減を阻止してもオーケストラが死滅する可能性があります。
誰も音大行かなくなって、オーケストラの質の低下、ひいては絶滅の心配も無視できないと思います。

沢山練習するのももちろん大切なんですが、札響の音を良くするのはそれだけでは不十分だと私は思っています。
札響の労働条件を良くして、いい人に札響を沢山受けに来てもらって、楽員が裕福じゃないまでも食うには困らない環境で演奏に専念できる条件整備というのも、実はオケの音を良くするために、ものすごく大切なことだと思っています。
食えないといい人材集まりませんからね・・。
『いい演奏したら金はあとからついてくる』なんて言う人もいますが、これはある意味、思考停止状態というか念仏的だと思います。現にいい演奏してるけど貧乏な人を私は沢山知っています。
モーツァルトとかベートーヴェンが今の時代に生れてたら、クラシックの作曲家にならなかったんじゃないかとも思うわけです。

このあたりの社会的な活動に関しては、別に私が最初に始めたわけでもなんでもなくて、今も昔もこういう活動に取り組んでいるオーケストラ奏者はいます。
札響にももちろんいます。
でも、もっと多くのオーケストラ業界やクラシック業界の人がこういうネットメディアやいろいろなところで、(問題にならない程度に)社会的なことをいろいろ言っていくのは必要なことだと思います。
もっとも、演奏がヘタレだとせっかくの社会活動もまったく説得力を失うので、そこは肝に銘じなきゃならないんですけどね。


さて、今日は別海から帰ってきてフラフラです。
それではみなさんごきげんよう。  
Posted by arakihitoshi at 00:43Comments(1)TrackBack(0)

2009年12月14日

秘境駅を行く

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日本のオーケストラを滅ぼす「事業仕分け」に反対するメールを文部科学省に送信してください!
12月15日締め切りです。送信方法と詳しい内容は、11/28と12/2のブログ
12月2日の「切羽詰まってます」と、11月28日「『事業仕分け』と道の予算削減」をご覧ください。

==============ここから本文===================================

昨日は定期演奏会2日目でした。ほぼ満席でした。(チケットは完売)
演奏の後にステージ上で指揮の広上さんが、お客さんに向けて定期演奏会では異例のスピーチをしました。
「例えるなら、CDはカップラーメン、今聴いていただいた生の演奏はレストランの料理。日本のオーケストラを、札響をこれからも支援してください。もし事業仕分けがおかしな方向に向かったら、その時はどうか応援してください」
という内容の胸を打つお話しでした。
会場の拍手も暖かかったです。

終演後には札響クラブのパーティーがありました。
ここでも、役員の方から会員さんに事業仕分けのメールを送ってください、というお話しがありました。
実を言うと、「クラシック音楽業界の人間、甘ったれるな!」みたいなコメントやメールも数は少ないですが来ることは来て、それを見るとゲンナリします。
(まあ、文章も雰囲気も少し変わったもの多いんですけど)
でも、ここまでみなさんが一斉に声を上げて応援してくれるというのは、やはり事業仕分けの結論はおかしいんだと思います。

締め切りが2日後に迫りました!!
まだの人! さあさあ、メール送ってくださいね!


さて、今日のお題は”秘境駅”です。

今日は12月唯一といっていい休みの日でした。
忙しい自慢なんてする気は毛頭ないんですが、この業界、12月はどうしても忙しくなってしまいます。
しかも先週から風邪ひいちゃって、明治の文豪みたいにゲホゲホ咳は止まんないし・・。

こういう忙しい時のわたしのとっておきのストレス解消法は!
”人の来ないところに行く” です。

それは、城跡だったり(城跡でも有名なのじゃなくて、ただの柵跡とか小さな城跡がいいです)
廃道とか廃線だったり、
遺棄された集落とか廃鉱とか、
そういう、人が来なくて、しかも見捨てられたような場所が好きです。

以前にも何度か書きましたが、道や線路や集落なんかも、人が手入れしなくなって10年もすると、あっという間に森に飲まれてしまいます。
そういう、ところに身を置くのが好きです。

昔は栄えていたけど、今この瞬間はわたし以外誰も見向きもしない、わたし以外誰もいない、というのに萌えます。

360度、見渡すかぎり人間は自分だけ。
周囲は荒野だったり、雑木林だったりするわけです。
仮に、そこで大声で叫ぼうとも、
バカの真似をして踊ろうとも、
あるいは、素っ裸になろうとも、
やらないけど、全裸のまま散歩しようとも、

『 なにをしてもいいわけです 』。・・・・ね? 萌えるでしょ?

ま、それは冗談で、佇んだり写真を撮ったりするわけですけど。

で、今日は、「豊ヶ丘駅」という秘境駅を訊ねました。
秘境駅というのは、現在も電車は止るには止るんだけど、まったく人の住んでいないところに忽然と存在している無人駅のことです。駅に行く道路さえなかったりします。
「豊ヶ丘駅」秘境というにはマニアの間ではあまりにも有名になりすぎて、もはや秘境とは呼べないのですが、
以前から、一度は行ってみないと・・、と自分の中でのノルマでした。
月形町の少し先にあります。札幌から車で1時間30分くらいです。
人気なだけあって、とても趣のある秘境駅でした。行ってよかったです。
まあ、人気といってもマニアの間での話しですから、人は誰もだれもいませんでした。

豊ヶ丘駅に関しては、ネットで検索すれば河原の砂利の様に、似たような画像と文章が、ごっそり引っかかります。
今さらそこに同じような情報をくわえても、まったく意味がありません。

なので、今日「豊ヶ丘」と「月形」で撮ってきた写真を、前回にひきつづき”なんちゃってアート風”にしてみました。
それではわたしの作品をごらんください!



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


豊ヶ丘1

子供の頃聴いた唄

想い込んだら
試練の道を・・

ゆくが男のど根性


豊ヶ丘2

長いあいだ

重いコンダーラ
だと思っていた・・


豊ヶ丘3


コンダーラってなに?
ローラーでグラウンドを引っ張る

あれがコンダーラだと・・

嗚呼 恥。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


いい”詩”が思い浮かばないな・・。
差し替えるので、募集します。


それではみなさんごきげんよう
  
Posted by arakihitoshi at 00:38Comments(1)TrackBack(0)

2009年12月12日

Wオザワ会談 / アートな写真

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事業仕分けは、9日に小澤征爾氏と小沢幹事長のWオザワ会談がありましたね。
トップ会談(?)と理解していいんでしょうかね・・。
TVニュースがYouTubeにありましたので、埋めこんでおきます。


うーん・・。いいんだけど、ちょっと微妙・・。
「音楽なんかぜんぜん分からない役人さんがたくさんいるんだから、あんなのぜんぜん無駄だろう」と・・。
まあ、編集の時の切り方とかで微妙になったんでしょうけど、新聞(掲載してない新聞もあったけど)や他のニュースも見たけど、微妙な切り方してるのが多いです。
天下り役人の温床になってる財団のオケなどが、民間のオケを圧迫している、という内容のことをおっしゃったと書いてあった新聞もありましたが。

まあ、小澤征爾さんがおっしゃるわけだから、当然オーケストラの予算削減には反対ということだと思うんだけど。
予算削減には反対なんだけども、音楽のこと分からない役人が一部の財団にいるのは無駄だから、その部分に限っては削るの賛成と。
事業仕分けで、音楽界の中の無駄な部分を削って必要な部分に回すべきだと。
そういうことなんでしょう・・・。
微妙な切り方の報道が多いだけに、TVなどを見た人が大いなる誤解をしないか非常に心配です(鬱)。

あ、ちなみに札響も財団法人ですけど、天下りの役人はいませんから。念のため。
でも、私は個人的には、音楽のこと分からなくてもオケや音楽関係の財団にとって必要な人はいると思うんですねけどね・・。いや、いるでしょ。当然・・。これも念のため。(必要ない!と言いたくなる役人が一部で跋扈してる実情も想像はつくんですけどね)

TVニュースの編集の切り方といえば、前回のブログに埋めこんだ、12月7日のニュースですが、
あの後、会見の内容がどういうものだったか、具体的に分かってきたのですが、
会見の主旨は、

・オーケストラ関係の国の予算は全体で19億円に過ぎない。
・19億円は国家予算規模では微々たるものではないか。
・しかし、オーケストラにとっては生死を分ける大金なんだ。
・ところで、民主党の選挙スローガンは「コンクリートから人へ」ではなかったのか?
・オーケストラは文化であり教育であり、スローガンの「人」の部分を司る代表格の存在のひとつだろう。
・なのにこの19億円を大幅削減しようとは何事だ!

ということだったようです。

まったくその通りですね。本当に私もそう思います。
ニュースなどで、一番重要な部分がカットされるのはよくあることですが、
今回もそういうことだったようです。


さて、今日のところは事業仕分け関連のお話しはここまでにします。
今回のネタもまたiPhone関係で恐縮ですが、
面白いアプリを発見したので、そのお披露目です。
ToyCameraというカメラアプリなんですが、撮った写真をアートっぽく加工してくれます。

例えば、キタラから休み時間に弁当買いにコンビニに向かう道路はこんな感じ・・
線路
ア〜〜トですね〜〜〜。(うっとり)

キタラの地下駐車場はこんな感じ・・
駐車場
かっこえ〜〜〜〜! うんうん。アートって感じだよ!


こんな安易にアートっぽくなっていいんだろうか・・。
テキトーにその辺の景色をパシャパシャ撮った写真に、意味不明なうわ言風の詩を付けて、ありがちでアートフルな作品にしてみる・・。
まあ、私の作品を見てください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



空


ヴィヨンの妻
ヴィヨンってなに?


電柱

ヴィのときはやっぱり下唇を噛むの?
うっすら血がにじむくらい

嗚呼 痛ひ




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



おお〜〜〜(゜ロ゜;
むちゃくちゃアートやんけ!!
出版できそう!!

出版したらみんな買ってね!!(o^-')b

それではみなさんごきげんよう。


(*ヴィヨンは中世フランスの詩人です。知ってますので(最近知った)解説のコメントは書かないように!(´・ω・`) )

  
Posted by arakihitoshi at 00:41Comments(0)TrackBack(0)│ │事業仕分け 

2009年12月09日

事業仕分けと液晶保護シート

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事業仕分けは引き続き反響大です。
沢山のコメントや私信もいただいてます。ありがとうございます!
ホントにホント〜に励みになります!!


さて、ブログのコメント欄は「管理人が見てから公開する」設定になってるのであるが、やはり政治的要素を含むテーマになってくると、しかもブログランキング1位!!になってくると、困った問題も起きてくる。

コメント欄を誰でも投稿可能な状態で設置している以上、いただいたコメントは、信義則に反しないようきちんと読ませていただいてはいるのですが、
まず、「賛同するが過激すぎるコメント!」。 すまん!。熱意はありがたいが公開できんのだ!。 
それから、「熱烈な(!)反対意見」。申し訳ないが、ここを公開討論の場にする気はないのです。
最後に「怒り心頭に発するお叱りのコメント」。う〜〜ん、あなたも困った人ですね!。
全国に1000万のブログが存在すると言われる現在。わざわざここに怒るために来なくても・・。どうか怒らなくてもすむ他のブログに行って、心穏やかに暮らしてください(苦笑)。

というわけで、ここは私が1ヶ月に270円をlivedoorに支払って(安い!)維持している私個人の私物です。
私が公益法人の職員だとか、教育に携わってるとか(威張るほどには携われてないけど)ということとは別のレイヤーで存在させてます。
そもそもブログのコメント欄っつーものは、はっきり言って「応援BBS」として私は理解してます。
そういう主旨に違和感を感じない方のみ、賛成意見や優しい意見をガンガン書いていただけると嬉しいです!(o^-')b

さて、前回のブログで「TVで顔が売れた人たちがやってくれたら・・」なんて書きましたが、早速TVでありましたね。YouTubeに上がってましたので埋めこんでおきます。尾高さんも出てました。


新聞各社の扱いはずいぶん違いましたが、きっと大人の事情とかいろいろあるんでしょう・・。
なにはともあれ、こうした動きをきっかけに事態が好転してくれるといいです。


で、今日のお題は・・・、
iPhoneの液晶画面の保護シートをどうやったら上手に貼れるか? です。

携帯電話はナマのままポケットに入れて持ち歩きますよね?
でもiPhoneは保護ケースとか、液晶保護シートとかで完全武装するのが作法なのです。
それで、私もケース買ったのです。
最初に買ったのはプラスチック製のハードケースだったんですが、隙間から入り込んだ埃などがケースと摩れて、iPhoneの銀縁がギタギタに傷つきました。最悪でした。
メーカーと商品名を書きたいのですが、箱も捨てちゃったし分からなくなりました。
でもコイツです↓
ケース


で、ケースに付録で付いてた液晶保護シートを貼ったのですが、これが難しい!
ズレたり気泡や埃が入ったりして上手く行かないのです。
一応、中性洗剤付けて水洗いしたら再生するってことにはなってるのですが、
干してる間にペタペタ面に埃が付着してしまいます。
それで、僅かでも埃が付着すると、貼った時にそこに気泡ができてしまうのです。

「やったー! 今回は埃も気泡もないぞ!!」 という時に限ってズレて貼っちゃったり・・・。
だんだんイライラしてきて、ウッキーーーッ!ってなってくるともうダメです。
力んで保護シートの端っこが折れたりして失敗・・。
なんでみんな事もなげに貼ってるの??

そんなこんなで、付属の保護シートが使えなくなり、
買ってきた保護シート(2枚入り)も埃まみれでダメにし、
次に買ってきた保護シートの1枚めもダメにし、

「防塵室が欲しい!!!」
と思った瞬間、素晴らしいことを思いつきました。
そうだ・・。風呂場でやろう・・。

うんうん、これは良い思いつき。
まず風呂場にシャワーで水を撒いて埃がたたないようにする。
で、自分も全裸になる。
それでiPhone登場。

うまくいきました!!  \(^o^)/
やっぱりズレて2回ほど貼りなおしましたが、ウソのように埃が立ちません。

液晶

どうです! この鏡面のような仕上がり!!(うっとり・・)

iPhoneや携帯の液晶保護シートを貼る時は風呂場で全裸! これで決まり!
(今思えば、パンツくらいは履いててもよかったかな・・と思いますが)

あっ! ブログをご覧の諸兄!
「俺、不器用でさ・・、iPhoneの液晶保護シート貼るの手伝ってくんないかな?」なんて言って女の子口説こうと思ってませんか?
まあ、やるのは勝手ですが、自己責任でお願いしますね(笑)。

それではみなさん、ごきげんよう。
  
Posted by arakihitoshi at 00:57Comments(6)TrackBack(0)│ │事業仕分け 

2009年12月07日

坂の上の事業仕分けメール

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「事業仕分け」への反対メール活動ご苦労様です!
11月28日と12月4日のブログでコピペをお願いした内容が、かなり浸透しているようでとても頼もしく、ありがたく思っています。
私は常時アクセス解析で、どこからこのブログに人が来ているのか、ネットストーカーの様に巡回しています(笑)。
この数日はかなりの量のサイトやブログを覗かせてもらっています。
mixiの日記にもたくさん張り付けてもらってますね。
変な足跡がついてたら、それは私かもしれません。そっとしておいてやってください(笑)。
これだけ沢山の人が一斉に「そうだそうだ!」の声を上げるということは、今回の文化関連の「事業仕分け」はつくづく的外れだったんだな、と思いました。

ホント言うと、ノーベル賞の先生方がTVで訴えたみたいに、クラシック業界にもTVに顔が売れた人は沢山いるわけですから、オケ連あたりが音頭を取って一刻も早くアピール活動してくれないかな〜、と思います。(あるいは既に準備段階なのかもしれませんが)

でもまあ、それはそれ。
こちらは自力で出来るところまでやるのみです。
さあさあ、みなさん! もうひと頑張り宣伝活動をよろしくお願いします!!

文化系、音楽系のマスコミ関係の方もできれば取り上げてくださいね〜。
日本のオーケストラの危機であることは事実です。
民主党も自民党もありません。よろしくお願いしますm(__)m


さて、ぜんぜん話題は違いますが、「坂の上の雲」。
いや〜、面白いです。
この小説を読んだのはもう20年以上前ですが、まだ若い頭で小説を読んだ時の感動が生々しく蘇ってきます。
司馬遼太郎の遺族の方を長年説得して映像化した、という記事をどこかで読みましたが、制作者のこの作品にかける意気込みが伝わってくるドラマだと思います。
映像もセピアっぽくてフォギーかかり気味的な映画チックな仕上がりで、まんまとノスタルジーをくすぐられます。
モックンや香川照之(私と同じ44才)が10代を演じてる姿は、よく見ればちょっと痛々しいですが、あまり気になりません。

小説の原文がところどころに登場するのも司馬ファンにとっては嬉しいです。
司馬遼太郎は、本当にこの時代が好きだったんだな〜、と改めて思います。

私は明治初期もいいですが、やはり幕末が好きですね。
できれば幕末に生きてみたかったです。
で、京で薩長の連中と切り結んでみたかったです。
それで、刀傷なんかを負って、船宿に逃げ込んでみたかったです。
で、船宿で親身に介抱してくれた気立てのいい娘とねんごろになってみたかったです。
で、「あらき様・・・」、「ふっ、命があったらまた会おうぜ」
とかなんとか言って、再び京の市中に身を投じてみたかったです。
いや〜〜、幕末は萌えるな〜〜〜〜〜!! (≧∇≦)ノ彡 バンバン!

(゜ロ゜;

さて、冗談はこのくらいにして・・。
事業仕分けのメール、まだの方はよろしくお願いします!
そうそう、ブログランキングもよろしくね!(o^-')b チェキラ!

それではみなさんごきげんよう。
  
Posted by arakihitoshi at 00:34Comments(4)TrackBack(0)│ │事業仕分け 

2009年12月04日

世にも珍しいパート譜

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前回、前々回と書いた事業仕分けについては、たくさんの応援のメッセージやコメントありがとうございます!。

さて、この国で文化というものは、いつの時代も常に逆風にさらされています。
逆風とはすなわち、行政の不理解であったり、時として弾圧であったりするわけですが、
一方で国家権力によって牽引される文化というのはロクなものではないということは歴史が証明しています。
今回の事業仕分けは確かに行政の不理解と言えるのですが、
「何を残して何を残さないのか」という選択権が、われわれ民の手に委ねられたと言えなくもありません。

と、思わず今は亡き筑紫哲哉の多事争論のような幕開けをしてしまいましたが、
みなさ〜ん、文部科学省へのメールはもう送っていただけましたか?
ぬぁに〜 まだだぁ〜?! (▼、▼メ)

さあさあ、早く送ってください。すぐ送ってください。いま送ってください。
送り方は前回のブログを見てね!(o^-')b


さてさて、事業仕分けの話しばかりではなんなので、今回は楽しい話題にしましょう。
先週、札響名曲コンサートで「ウィリアム・テル序曲」をやりました。
指揮はT関さん。
で、いつも使っている譜面と違う譜面が指定されたらしく、見慣れた譜面と違うのが譜面台に乗ってました。
それがこれ。↓
譜面2


な、な〜〜〜んと! 横開き!
あ〜〜っはっはっは! ヽ(´▽`)ノ 
これが笑わずにいられましょうか! 

見にくいんじゃ!!!(ノ`Д´)ノ−−−−−┻┻ -3-3

ご存じのようにオケの弦楽器というのは二人一組で譜面を見ています。
「プルトを組む」と言うんですが、二人のまん中に譜面台を置いて見るわけです。
これがけっこう気を使うんですね。
きっちりまん中に置かないと、譜面台から遠くなった人は楽譜を見づらくなります。
他にも例えば、プルトを組んだ相手が、近眼とかでやたらと譜面台に近づいてこられると、弓がぶつかりそうで弾きにくくなったりします。
だから仕方なく自分が譜面台から離れる。すると楽譜が見えにくい。

近い遠いの問題だけじゃなくて、やたらと譜面台を高く上げたがる人とか、逆に下げたがる人とか、こういう人とプルトを組むと楽譜が見づらくなってイヤなわけです。

ちなみに通常の縦位置の譜面はこう。↓
譜面1


ね? 上の横開きと比べるとだいぶ譜面の遠い方の距離が違うでしょ?

T関さんによると、なんだか通常使う版と音譜とかが若干違ってて、こっちがいいんだそうです。
T関さん、ベストオブ好きな指揮者のひとりなんだけど、たまにこういう 変な譜面持ってくるのがね・・  興味深い譜面でベンキョーになります。

かなり古い話題で恐縮ですが、去年の定期のメンデルスゾーンの「イタリア」でも、究極の変な譜面 興味深い譜面がありました。
耳馴染んだみんなが知ってる「イタリア」の初校が実はあったとかいう・・。
たしかに知的好奇心は満足するのですが、例えば"遺言"なんかも、後に書かれた方が遺言者の真意を汲んでいると解釈されるわけで、公正証書遺言があっても、それより後に書かれた遺言が発見された場合、それが公正証書遺言でなく自筆証書遺言であったとしても、先に書かれた公正証書遺言が無効になるのと同じように、先に書かれた「イタリア」は無効になるのでは・・・、とわたしなどは思ってしまうのです(笑)。


ま、そんなわけで、
今回は、ウィリアム・テルの世界的にも大変珍しい横開きパート譜を披露したい、というのが主目的でした。

それではみなさんごきげんよう。

文部科学省へのメール送信は、何卒、引き続きお願いします!!

  
Posted by arakihitoshi at 23:28Comments(5)TrackBack(0)

2009年12月02日

切羽詰ってます。

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札響は一昨日から、札幌市の全小学6年生にキタラで札響を聴いてもらう「ファースト・コンサート」の本番でした。
1日2回づつ。3日間で計6回の本番。
それに今回は、3日目の夜(今日)に”がん撲滅チャリティコンサート”が加わって、3日間で計7回のコンサート。
で、わたし(他数名)は明日の北大の学生向けのワークショップの合わせが休み時間に加わり、明日も本番。

ほぼキタラに住んでいる状態です。さすがに疲れて、というより若干ナチュラルハイになってきました。いい感じです。(笑)
明日のワークショップはハイのまま突入したいと思っています。

さてさて、問題の事業仕分け。
札響はもちろろん、日本のオーケストラの将来がかかってます。
オーケストラへの国の補助金を”無駄”と断じて廃止しようとしている事業仕分け。補助金の廃止や削減を実行に移されると破綻するオケが続出するでしょう。
全廃となると、札響も年間10憶の総事業費の内、1割〜2割を失うことになります。極めて深刻な事態に直面します。
オーケストラは収益性の乏しい事業です。チケット収入だけでは組織を運営できない構造的な宿命を抱えています。だからこそ、定期演奏会や依頼公演だけでなく、教育や社会福祉事業に積極的に携わり、公益性を常に意識した事業を展開しているわけです。
そういう流れを理解していない、ほぼど素人の”仕分け人”が「はい、無駄!」極めて短時間で感覚的に即決できる問題ではありません。
無邪気というかなんというか・・、仕分け人や政府は事の重大さが分かってやっているんでしょうか・・。


前回のコメントにも書いてくださった方がいましたが、ノーベル賞の益川教授が「紅衛兵と同じ」と科技予算仕分けを批判していました。
この例えは切られる側になるとよく分かります。
あの体育館の光景は公開人民裁判まがいの恐ろしいものに見えてきます。
畏まって事情を説明する被補助団体の幹部をバッサバッサと切り捨てるあの人はさながら・・。元女優という点も似てます。

あの体育館に小学生の子供たちを連れていって、「子供にも分かるくらい明確でなくてはだめ!」なんてやってたTV番組がありました。
子供に「レンホーさんカッコイイ!」とか言わせてましたが、まったく恐ろしいというか、ここまでくるとバカとしか言いようがないです。

おっと・・、感情的になってはいけませんね。反省反省・・。

日本のオーケストラを潰さないために、
貧しい日本になるのを絶対に止めるために、
再度お願いです。


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☆☆下記の要領でメール送信をお願いします!!☆☆

文部科学省宛てにメールを2通出してください。(詳しくは前回のブログをご覧ください)

1通め
件名:事業番号「4」事業名「文化関係1−独立行政法人日本芸術文化振興会」
内容:『芸術創造活動特別推進事業助成金の削減・廃止に反対します。』という一文を入れて構成してください。この一文だけでも構いません。

2通め
件名:事業番号「5」事業名「文化関係2―芸術家の国際交流(学校への芸術家派遣)」
内容:『プロ・オーケストラによる本物の舞台芸術体験事業の廃止に反対します。』という一文を入れて構成してください。この一文だけでも構いません。

二通とも宛て先は下記です。
アドレス:nak-got@mext.go.jp 担当官:中川正春 後藤斎
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上の文章をコピペして、BBSやブログなどで宣伝していただけると、さらに助かります。

みんな応援よろしくね!! (o^-')b

P.S. そうそう、ブログ本文の見解はわたし荒木均個人のものです。札響やユニオンなどの公式見解ではありませんので、念のため書き添えておきます。
  
Posted by arakihitoshi at 23:14Comments(6)TrackBack(1)│ │事業仕分け 
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