2010年01月29日

試験結果!

寒い日が続きますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
私はここんとこ、ずっとレコードにはまってます。新しいレコード針を購入したり、オーディオにだけは手を出すまいと思っていたのですが、危険な兆候です。
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今日は、一昨年の宅建、2年前の船舶免許に続いての資格シリーズです。

さて、昨年の11月に行政書士試験を受けてきたわけですが、
その節は大騒ぎしてたので、「結果はどうなった?」と思っている方も多いかと思います。

1月25日が結果発表でした。
で、昨日試験結果が郵送されてきました。

今回は私なりに猛勉強しました。
自己採点では、合格点180点に届くか届かないかギリギリ。
運がよかったら届いてるかもね・・、というラインでした。

行政書士はかりにも士業。
独立して事務所を開いて、「先生」と呼ばれちゃう資格です。(俺は呼ばないぞ!という人もいるんでしょうが、ま、それは置いておいて)
法律の素人がそうそう簡単に取れるとは思ってませんでしたが、
それでも私も一応”宅建主任者”です。ど素人ではないはず!(と自分に言い聞かせ)
平均合格率5%の壁を破るべく、仕事の合間を縫って1年間勉強に励んだわけです。


で、結果発表は・・



郵送されてきたその結果は・・・・・・







また来年頑張ります・・


ヽ(´▽`)ノ
いや〜〜〜、難しかったっす。

でもね、言い訳する訳じゃないんですけど、本当に惜しいところまで行ったんです。
試験結果

上の画像は結果通知の一部です。右下が私の得点。
174点でした。
実に! あと1問正解してれば合格でした。( ̄□ ̄;・・・・・
(配点は択一が1問4点、多肢選択が8点、記述が20点なので、択一だと2問になりますけどね)

う〜ん、悔しいと言えば悔しいのですが、
逆に、変な話しですが、1年でここまで肉薄できたという達成感の方が大きいです。

負け惜しみではないんですが、
仮に運良く合格できていたとしても、今の心もとない法律知識では、自信を持って行政書士を名乗れなかった気がします。
よく街中とかで「行政書士の無料法律相談」なんてありますが、そういうところで、多重債務やら遺産相続やら離婚問題やら、ややこしい民事の相談持ち込まれて、スカッと法律関係を答えられるかと言えば、今の私にはムリです。(実務経験がないからという意味ではなく、単に基本条文や基本的な判例を覚えきれてないという意味で)

なので、あと1年、しっかり勉強するのも悪くないと思ってます。
ということで、既に新しく見つけた通信の教材で12月から来年に向けた勉強を始めてました(笑)。

そういうことなので、
日本でも大変珍しい、行政書士チェロ奏者の誕生は来年までお預けです。


本試験では、今から思えばとても緊張していて、例えば記述で「求償」の”求”の字をど忘れして、「あれあれ??」とかなって、”球”とか書いちゃって、どうしも思い出せなくて、仕方なく”請求”って書いたりして、
ああいう小学校で習う字すら忘れるくらい緊張してたってことなんだな・・、と思います。
仕事柄、緊張に対しては普通の人よりもずっと耐性があると自負していたのですが、そうでもないようでした。

というわけで、この1年で、ど根性もつけたいと思います。

それではみなさん、ごきげんよう。

  

Posted by arakihitoshi at 00:12Comments(6) │ │宅建主任者・行政書士 

2010年01月25日

Escキーのばか野郎!

1時間かけて書いたのに、間違ってEscキー押して全部消えました!。・゚・(ノД`)・゚・。

今日は寝ます。

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おわり


  
Posted by arakihitoshi at 23:58Comments(1)TrackBack(0)

2010年01月23日

『 FM旭ヶ丘1丁目 』 開局  【その3】

1月といえばヨハン・シュトラウスのワルツとポルカですね。演奏会ごとに指揮者が変わるので繰り返しの箇所が変わります。例えば、『えっと、繰り返しは、1番ワルツは前半繰り返し有りで後半は無し、2番ワルツは前半、後半ともに有り、3番ワルツは・・、』てな具合で頭が混乱して、取合えず繰り返しを間違えないことに全神経集中!(苦笑)。
今国会で、『ウィンナーワルツ繰り返し法案』を作って、繰り返しの変更を禁止してください!!
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さて、「FM旭ヶ丘1丁目」の続きです。

その頭をよぎった問題とは、”著作権”です。
そう、FM放送に音楽は絶対に必要です。
しかし、言うまでもなく原則的に音楽ソフトには著作権があります。勝手に配布したり放送することは許されません。
試験放送ではフィンガー5のCDをかけて可聴範囲を測定しましたが、
厳密に言えばこれもひょっとして適法ではなかったかもしれません・・。

でも、そもそもFMトランスミッターでの送信行為が”放送”にあたるのでしょうか?
そんな事を言いだしたら、ウォークマンをFMトランスミッターにつないで、自分の車のカーステレオで音楽を聴くにも著作権者の許諾が必要になってしまうのでは?
いや、でも今回は狭い範囲と言えども不特定の人に放送を聴いてもらうのが目的です。著作権が及んでも不思議ではありません。
う〜ん・・、よく分からないや! ヽ(´▽`)ノ

というわけで、まずはネットで調べてみました。
『ミニfm 著作権』で検索すると沢山ひっかかります。やはりみなさん悩んでいるようで・・。
見解や情報が錯綜しています。どこぞの論文に書いてあったからオッケーとか、誰某が言ったから大丈夫、みたいな無責任な情報もあったりして、はなはだ心もとないです。

でもまあね〜、そこまで固いこと言わなくてもいいのかな・・。
トランシーバーに毛が生えた程度の遊びで、ここまで神経質になるのも、実際どうかという気もするのです。
これこそ”はみ禁社会”だろ、とも思うのですが、しかし!、私も実演家のはしくれとして、普段は「著作権や著作隣接権を守ってね! (o^-')b チェキラ!」という立場をとっている人間ですし、一応立場もあります。
勝手に音楽CDをミニFMで流して、無いとは思うけど百億万が一、
『札響楽員(44) 著作権法違反容疑で事情聴取 ・・・』
『本人コメント "だってお友達になりたかったんだもん! たんだもん!たんだもん!・・・"』
とか新聞に載ってもまずいわけです。

で、ここは慎重に慎重を重ねて事を進めることにしました。

ネットの情報は当てにならないので、JASRAC(日本著作権協会)に直接問い合わせることにしました。
何回かやり取りした結果、以下のような回答を得ました。(下記は要約したもの)

・すべからく放送と名の付くものには著作権が及ぶ。
・が、単なる送信行為には著作権は及ばない。
・しかし、微弱電波のミニFMといえども、不特定多数が受信できることを前提として電波を飛ばす以上、放送であることに疑いの余地はない。よって著作権が及ぶ。
・トランスミッターでの単なる送信行為と呼べるのは、家庭内や敷地内に限定して使用する場合に限る。
・著作権が及ぶ以上、放送する場合は著作権者の許諾が必要だ。
・ちなみにJASRACの管理外だが著作隣接権というのもあるから気をつけてね。

ということです。
なので今後はフィンガー5のCDは”放送”できなくなりました(笑)。

それどころか、放送できる音楽で音源があるものは、
・死後50年以上経過した作曲家の作品を私自身やせいぜいノンノン・マリア弦楽四重奏団などが演奏したもの。
・その他、版権フリーのBGMっぽい音楽
に限られます。

しかしそれではあまりに淋しいし、「なんだかな〜〜」って思しまいます。
この他にせめて札響のCDは放送したいです。
で、著作権者である札幌交響楽団に下記の要領で許諾を得てきました(笑)。

申請者:権利なき社団 FM旭ヶ丘1丁目
許諾者:公益財団法人 札幌交響楽団
放送目的:札幌交響楽団の広報
放送する録音物:尾高忠明、ラドミル・エリシュカ指揮による札幌交響楽団演奏によるCD

う〜〜ん、こうやって見るといかにもそれっぽい!(笑)

この他に指揮者の許諾も得る必要があります。
これは、尾高さんとエリシュカさんが今度来た時に許諾してもらおうと思ってます。


ふ〜〜〜、長い道のりだ〜〜〜。

とりあえず、最初の試験放送は2月の初旬になりそうです。少しまとまった休みが取れそうなので・・・。

旭ヶ丘や双子山や界川などに住んでいる人は是非聴いてみてね!(o^-')b
放送時間は決まったら告知します。
周波数は 89.2Mhz(予定) です。

それではみなさん、ごきげんよう。

  
Posted by arakihitoshi at 00:52Comments(1)TrackBack(0)

2010年01月19日

レコードの素晴らしさに気がつく

ここんとこの大雪には参ってます。
札幌中央部はそうでもないですが、先週は記録的な大雪の伊達に本番に向かい、先日は演奏会の開催が危ぶまれるほどの大雪に見舞われた江別に向かい・・。「飛んで火に入る夏の虫」ではなく、「飛んで豪雪地帯に突進する冬の札響」状態です。
フルートの森さんのブログにもありましたが、こういう緊急時のオーケストラは一体感のあるいい演奏するんですよね〜〜(笑)
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まったく迂闊(うかつ)だったと言うほかない。
この20数年間、レコードを聴かなかったことが・・。

ここ1週間ほど、毎晩水割り飲みながらステレオでレコード聴いてます。
「いい音だな〜〜〜」
実は、20数年間、純粋に楽しみのためにクラシック音楽を家で聴くということがありませんでした。
もちろん、勉強のためには聴くんですが。

昔、クラオタだった頃、
特に、中高校生とか浪人生の頃は、もう本当に1日中、とっかえひっかえレコードを聴きまくってました。
でも、聴かなくなっちゃったんですよね。特にプロになってからは。

忙しくてゆっくりレコードを聴く時間的余裕がないとか、
音楽を仕事にしてしまったから、純粋に楽しみで聴く気分になれないとか、
そういう理由で、聴かなくなったんだと思ってました。
(実際そういう側面も全くないとはいいませんが)
CDを買ってきても、勉強で聴く場合は別として、「ふんふん・・、こんな感じね・・」と最初のほうだけ聴いて途中で止めてしまうこともよくありました。

それがなんで急に、水割り片手にステレオに向かっているか。

きっかけは、前回のブログに書いたFMアンテナです。

アンテナを繋いでバリバリに受信してるチューナーから聴こえるNHK-FMのクラシック音楽の音が、素晴らしいんです。
「え?」と思って耳を凝らして聴いてみても、やっぱり素晴らしいんです。
普段聴いているCDの音より明らかに臨場感も奥行きもあり、リアルな良い音に聞えます。

これはいつも聴いているCDの音がやはり薄っぺらいってことなのか?
確かに、CDよりもレコードの方が良い音がする、というのは、もやもや〜〜っと感じていた事ではありました。
でもちゃんとそれと向き合ったことはありませんでした。
長年封印状態だったレコードプレイヤーをアンプにつないで、仕舞ってあったレコードを出してきました。
で、スピーカーの前にきちんと座って聴き比べました。
レコード

上の写真は、フルニエのバッハ/無伴奏チェロ組曲のレコードと、同じ演奏のCDです。

聴き比べて愕然としました。
全く違う。違いすぎる・・。
音色、臨場感、空間の広がり、何もかも違います。
長年とっておいたレコードをいくつか出して聴きました。
弦楽四重奏なんか、目をつむると、どこかのホールで10メートルくらい先で本当に四重奏団が演奏しているような臨場感に包まれます。
オーケストラもソロも、本当に素晴らしいです。
もっと具体的に色々言えば言えると思いますが、とにかく部屋の雰囲気が変わってしまうんです。

「ウソだろ・・・・」と思いました。

これを読んで「なにを今さら・・・」と、呆れるかたも多いと思います。
でも、私にとってはレコードの素晴らしさにちゃんと気がつくのが今でした。
思うに、世代的なことも大きく作用していると思います。
現在44才の私は、たぶんレコードを辛うじて知っている最後の世代です。
私が18才〜19才くらいの頃に世の中がCDに切り替わりました。
それまでは毎月のお小遣いでコツコツとレコードを買っていました。でも大学生になってアルバイトをして少しは自由にお金が使えるようになってからは、すべてCDを買っています。
多分、私より3〜4才も若いだけで、もうレコードとは縁がない世代になってしまうのではないでしょうか。


というわけで、
私もレコードの音の記憶は朧げす。
でも、レコード針を下ろす時のワクワクした気持ちとか、レコード店に足を踏み入れた時のドキドキ感とか、そういう感じは覚えていました。
こういう言い方も変ですが、1枚1枚のレコードが本当に愛おしくて、上のフルニエのレコードジャケットの裏にも、万年筆で幼い字で、「1982 1.20 Wed.」と書いてありました(笑)。
1月20日ということは、多分お年玉で買ったんだと思います。
その後、CDも沢山買いましたが、CDに愛おしいなんていう気持ちは持ったことがありません。

さて、レコードと比べてみると、CDの音は本当に薄くて非力です。
CDの規格を決める時に、ソニーの会長がカラヤンの第九が1枚に収まるように設定したとか、いろいろ神話はありますが、
何にせよ、1分が10Mバイトというのがそもそも容量不足すぎるということなのでしょうか・・。
このあたりの技術的でディープな事情はよく分からないし、突っ込んで考える気もないのですが、とにかく!、CDは音の情報量が足りな過ぎます。


で、レコードの音の素晴らしさを再発見してしまって、以前にもましてCDが全く聴けなくなりました。
来年度に定期でマーラー3番やるのですが、CD持ってなかったので買おうと思ってたのですが、どうしても買えずにネットでレコードを注文してしまいました。
ここんとこ、毎日ネットでレコードを見て周ってます。
高校生の頃に買えなかったあ〜んなレコードやこ〜んなレコードも、大人になった今は楽勝で買えます!(笑

時々聞えるピチパチっていうレコード特有のノイズも、音が素晴らしすぎるのでぜんぜん気になりません。
CDが出はじめた頃に、世の中の人は「ノイズがない」と言ってCDを誉めちぎりました。
当時19才のガキンチョだった私もすっかりCDの音は素晴らしいと思って、真剣に疑ってみることをしませんでした。


ここ20数年、CDになってから家でステレオと聴かなくなった、のではなく、
音が悪くて"聴けなくなった" ということが判明しました。
CDは長時間聴きつづけていられませんが、レコードはずっと聴いていたくなります。
レコードを知らなくて最初からCD世代の人はひょっとして気にならないのかもしれません。
でも、職場の私より年配の人と話すと、皆レコードの方が良かったと言います。
人類は便利と引き換えにあまりにも素晴らしいものを捨て去りました。犯罪的と言ってもいいくらいです。
このレコードとCDの音の違いは、われわれ社会がこの20年間に捨ててきてしまったものの象徴の様な気がします。
「これはマズだろ・・・」と思います。


今日は久々の休日を利用して、狸小路にある名曲喫茶「ウィーン」に行きました。
CDにしろレコードにしろ、最高の装置で聴くとどういう音がするのか、聴いてみたくなったからです。
ここは、知る人ぞ知る、50年の歴史を誇る最強の名曲喫茶なのです。
とは言うものの、行くのは初めてでした。
素晴らしいステレオ装置とレコードやCDのコレクションがあるので有名です。
高校生の頃から憧れはあったのですが、とても敷居が高そうで、気合の入ったマニア様の集まるお店のような・・。
とても私が行って良い場所ではないような・・。
いや、しかし、今は俺だった大人だし、そこそこマニアだと思うし、
っていうか、俺ってプロじゃん! っていうか、俺って札響の楽員じゃん!、しかも中堅の!。

行っていいはずだよな。うんうん、行ってもいいよな。(あの高校生の頃から30年、俺もエラくなったもんだ・・ 笑)

というわけで、行ってみました。
ウィーン

聞きしに勝る素晴らしいお店でした。
3人くらい見るからに筋金入りのマニア様とお見受けする60代の男性客がいました。
私が入って、その後2名のやはりマニア様風の男性客が入ってきました。
皆ひとりで来ていました。
ラロのスペイン交響曲の1楽章の終わりくらいから、ブラ2の2楽章の最初までだったので、40〜50分くらいいました。
かかってたのはCDでしたが、リクエストも受け付けてくれるとのことなので、次回はレコードを聴かせてもらおうと思っています。


遅まきながらでもレコードの音の素晴らしさに気がついて良かったです。

それではみなさん、ごきげんよう。

  
Posted by arakihitoshi at 23:43Comments(9) │ │レコード・オーディオ 

2010年01月12日

『 FM旭ヶ丘1丁目 』 開局  【その2】

最近お小遣い程度のお金で株を初めました。不動産関係の株でちょっとだけ儲けて気を良くしたのが大間違い。
JAL株を買って冒険した途端にこの有り様・・。儲けた分すっかり失いました・・。まあ、人生プラマイゼロってことなんでしょう。
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前回からの続きです。

愛しのアンテナちゃんは前回ご紹介したように、勇ましく屋根に立ちました。
しかし、黒い同軸ケーブルがアンテナからビロ〜〜ンと下がっています。
当初、ケーブルは壁を伝って換気口から部屋に引き込む予定だったのですが、
白い壁に黒いケーブルがぶら下がって、なんともみっともないのです。

で、面倒だけど屋根裏に一旦引き入れて、コンセントの穴を利用して、部屋に出すことにしました。
これが予想をはるかに越える難事業でした。
まず、軒下から同軸ケーブルを屋根裏に向けて突っ込んでおきます。
それから、押し入れの天井にある屋根裏点検口から懐中電灯を持って屋根裏に入りました。
突っ込んだケーブルは屋根裏側にピコっと出ていると思ったのですが、屋根裏から軒下までは数十センチ距離があって手が届きません!

さて、どうしたものかと考えること2日間。
考えたのが、既に設置されているTVのコードを利用して、なんとかケーブルを屋根裏に引込みました。

しかし、屋根裏っていうのは実際に上がってみると、自分が今どの部屋の上にいるのか分からなくなるもんなんですよね。
しかも、ある部屋のある箇所にあるクーラー用のコンセントの場所を探すのは至難の技でした。
当初、コンセントの穴なんて、そこから光が漏れてたりしてすぐに分かると思ったのですが、断熱材とかですっかり被われていて、何がどこにあるのか見当がつきません。
断熱材のガラスウール素材で身体中チクチクするし、最悪です。

アンテナ2


やっとの思いでコンセントの場所を探り当てて、ケーブルをねじ込みました。
これも、天井裏からコンセントの場所まで距離があって、諦めかけたのですが、もともとある電源ケーブルに、同軸ケーブルをガムテープで巻きつけて、部屋に降りて電源ケーブルを引っ張って何とか工事完了。

途中何度も諦めかけましたが、難工事をやりとげて達成感です! \(^o^)/

アンテナ3

上の写真の様に、受信用と送信用の2本の同軸ケーブルをコンセントの穴から部屋に引き入れました。


さてさて、やっと楽しみにしていたアンテナの性能を試すことができます。

まずは、受信用に設置した2素子八木アンテナをオーディオチューナーに接続!

ぬおぉぉーーーー!
すげーーー! 感動〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
ムチャクチャ感度ええやんけ!

私が住んでる「旭ヶ丘」という地域は、手稲山送信所からの電波を円山に阻まれて、TVもラジオも感度悪いので有名な場所なのです。
電気屋さんにも、「旭ヶ丘? ああ、ダメですね・・」
と、一瞬で見放される土地柄なのです。

中学生とか高校生の頃は、「FMファン」とかの雑誌で番組調べて録音するエアチェック小僧だったのですが、その頃から、この地域のラジオの受信感度の悪さに悩まされていました。

それが、素晴らしい〜〜〜。100%近い受信率。
アンテナの威力って凄いんですね!。これだけでも屋根裏を身体中チクチクしながら徘徊した甲斐がありました。


で、問題の送信は・・。

前回と同じく、なぜか"フィンガー5"のCDをかけて、それをアンテナに繋いだトランスミッターに繋いで、どこまで飛ぶか実験してみました。
実験方法は、カーラジオで聴きながら、自家用車で町内を走行するという方法です。

それがですね〜。
びっくりするほど可聴範囲が広がりました。
物凄いアンテナちゃんの威力です。こんなに凄いとは正直想像すらしていませんでした。

地図でだいたいの可聴範囲を表わしてみました。
赤いところが、おおむね綺麗に受信できる範囲です。
まず下の地図が、アンテナ無しで試した可聴範囲。
可聴範囲1



で、この地図がアンテナに繋いだ可聴範囲です。
可聴範囲2


ね? すごいでしょ。
赤い範囲がいびつなのは、このあたりが山や谷があって地形が複雑だからです。
FM電波は直進性が強いので、この範囲内でも障害物などあれば電波は届きにくいです。
逆に、この範囲外でも、例えばマンションの上階など、場所によっては綺麗に拾えると思います。

それはそうと、町内全域と近隣の町内の一部まで電波が飛びます。
これならミニFMといえどもやる気出ますよね〜〜〜。

さあ、FM旭ヶ丘1丁目、いよいよ開局!
と思ったのですが、ここで新たな問題が頭をよぎります。

そう、これを解決しないことには放送をスタートできません。
その問題とは・・

【つづく】  
Posted by arakihitoshi at 23:51Comments(9)TrackBack(0)

2010年01月07日

『 FM旭ヶ丘1丁目 』 開局  【その1】

みなさん、正月休みはいかがでしたか?
私は正月休みは昼間からビールを飲む自堕落な生活で、お腹だけが見事にポッテリと出てしまいました。今日慌てて初ジムに行って、気持ち悪くなるほど走りました。
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今日は思想信条とは一切関係ない軽いお話しです(^_^)。

去年の11月初旬、うちの娘(小4)とたまたま放送局を個人で開けるか?、という話題になったのです。
個人で放送局という思いつきに、うちの娘はすっかり有頂天です。
友達を呼んで、自分の子供部屋から町内に向かって番組を放送する企画に舞い上がっています。
放送局の名前は、「『FM旭ヶ丘1丁目』にしよう!」などと盛り上がります。
で、わたしは最近iPhoneを車で聴くために導入したFMトランスミッターを思い出し、あれを使えば、いわゆる昔流行った"ミニFM"ができるかも・・・・と考え、
「できるよ。まあ、そんじょそこらのヤツには無理でも、パパなら出来るな。がははは・・」
と娘に大見得を切った手前、どうしてもミニFM局を開局しなければならなくなりました。
そして私の長い闘いが始まったのです・・。

ここでちょっと解説です。
そもそも"ミニFM"とは何か?
アンテナから3m離れた場所で電波の強さが500μV以下の微弱電波で送信するには、免許も届け出もいりません。
この出力以下で放送する放送局を”ミニFM”といいます。
500μVってどんな強さよ? という疑問はとりあえず置いておいて・・、
昔、インターネットも無い時代はこのミニFMが流行ったのです。違法に出力を上げて放送してた局もたぶん沢山あったんだと思います・・。


さて、本題に戻ります。
まず、FMトランスミッターが必要です。
ちょっと欲が出て、ミニFM局に相応しい中級機はないかと、東京公演を利用して秋葉原を徘徊してみました。
しかし、ミニFMを前提としたトランスミッターはどれも高額で、安いものでも4〜5万円くらいします。
子供の遊びに4〜5万円はないので、やはり当初の思いつきどおり、CDウォークマンなどをカーラジオで聴くための車載用トランスミッターをネット探すことにしました。
どうやら、この商品が非常に評判が良く、音質や性能もずば抜けているようです。
Telster TR-10RDX

しかも、実売価格4980円というリーズナブルなお値段・・。
トランスミッター専門サイト(こいういうサイトがある事も驚き)でも絶賛されています。
で、迷わず購入。

3日後に到着。
でも、思ったほど電波は飛ばないです。当然と言えば当然なんだけど。
CDラジカセをトランスミッターに繋いで、なぜか「フィンガー5」のCDをかけて、ポータブルラジヲを持って、どこまで飛ぶか、家の外を歩いてみたのですが、30mくらいでもう雑音が入りだし、50m離れるとほぼ絶望的な感じ。

しかし、中学生時代にラジオ少年だった頃、電波飛ばし系の電子機器でアンテナが非常に大切な事を身をもって体験しました。それを思い出しました。
一石か二石の非力な送信機でも、アンテナを張り巡らせると100mくらい電波が飛んだものです。
今回購入したトランスミッターだって、微弱電波とはいえそれなりの出力は出しているんだから、アンテナ次第では200〜300mくらい電波が飛んだっていいはず・・・。

で、FMトランスミッターに接続するアンテナを作ることにしました。
よくチューナーについている300Ωのフィーダー線をベランダに設置・・。
でも効果はほとんど変わりません。
やはり屋根にFM用のアンテナを設置しないとダメなようです。

この正月休みのかなりの時間を、このアンテナ設置に費やしました。
頭の中はアンテナで一杯・・。
「心ここにアンテナ・・」 という感じです。

まず二素子のFM八木アンテナをネットで購入。
ホーマックで買ってきた同軸ケーブルと接続して、同じくホーマックで買ってきたマストにくっつけて・・。
あ、部品足りなかった・・。
あ、同軸ケーブルが短かった・・。
あ、ネジのサイズが大き過ぎた・・。
という具合にホーマックと家を往復すること十数回。
いっそホーマックで作業したい・・。

そうこうしているうちに、どうやら送信用には二素子の八木アンテナよりも、ホールデットダイポールアンテナ(輪っかになったやつ)を、受信みたいに水平じゃなくて、垂直にたてると良い、という教えをネットで発見。
で、そのタイプのアンテナは「日本アンテナ AF-1-SP」が良いらしい。

で、早速申し込む。
これが届いたのが12月31日。
マストにくっつけて屋根に登って取りつけようとした途端に吹雪いてきたりして、工事は難航・・。
まさか、こんなに難事業になるとは思っていませんでした。

この頃になると、アンテナ設置とFM電波送信は、当初の子供の遊びとはまったく無関係な、100%私の趣味と意地になっています。(いつものパターン)


で、翌日(つまり元旦)晴れ間を待って、ハシゴで屋根に登って設置したアンテナが下の写真。
アンテナ1


銀色の縦長に付いているのが送信用の日本アンテナ(垂直取りつけ)。
黒いのが受信用にした八木アンテナ。(モニター用に受信環境も大切)
(奥にあるのはもともと付いてたTVアンテナと衛星アンテナ)

愛しのアンテナちゃん。青空に映えて美しい・・・・・


さて、ここからまだまだミニFM開局までの長い闘いは続きます。

【つづく】

  
Posted by arakihitoshi at 01:25Comments(0)TrackBack(0)

2010年01月03日

はみ禁社会

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ヴァイオリンケース


上の写真、なんだか分かりますか?
分かるわけない・・
ごもっとも。

上の写真は、先週札響の練習場に張り出された航空会社からの通達です。
こういうことが書いてあります。
・機内持ち込みできる手荷物サイズは、三辺の合計が115cm以内の物に限る。
・以前からそうだったが、このたび運用を厳格にした。
・ヴァイオリンやヴィオラのケースは本当は規定より少しデカい。今まで目をつむっていたが、今後は許さん。
・だが、それではちょっとオマエラが可哀想だ(実はクレームも予想以上に多かった)。
・よって、ヴァイオリンに限って、三辺の合計が115cm以内の特注の小型ケース(写真)を貸し出すから、それに入れ替えて持ち込むように。
・荷物室に預ける場合は、頑丈な"ケースを入れるケース"(写真2)を用意したから、それを利用するように。
・ヴィオラに関しては検討中である。しばらく待て。
と、大意はこんな感じである。

航空機の楽器持ち込みがここんとこ、急に出来なくなった話しは以前書きました
札響フルートの森さんのブログでも同じ問題が取り上げられていました。

森さんも嘆いていましたが、同行したヴァイオリニストが手荷物検査でひっかかり、ヴァイオリンケースをメジャーで測ること20分以上、挙げ句の果てに、「ケースの太くなった部分が1cmはみ出しているからダメ」と言われたと・・。

みなさん、どう思いますか?
私はあまりにも杓子定規な対応に腹が立ちますが、考えてみれば、こういう事は最近身の回りでよ〜く起ります。

法律や規則を守るのが悪いと言うつもりは無いんですが、ものには程度というものがあります。
ある程度規則に幅を持たせて、現場の判断で円滑に運用する。それが裁量というものです。
最近、その現場の裁量権が極端に狭められているように思います。
裁量権を認めないなら、現場に人間を置く必要はありません。ロボットで充分用が足ります。
こういうのを訴訟社会というのか、アメリカ型というのか分かりませんが、そもそも、こういうギスギスした社会を我々は目指していたんでしょうか?
"とにかくマニュアル通りに対応する"という姿勢は人間を無思考ロボット化することでもあると思います。

こないだ演奏会で指揮者のIさんが、面白いエピソードを話していました。
「昔、札幌に遊びに来た時に、円山のスキー場からスキーを履いたままタクシーに引っ張ってもらって、滑りながらパークホテルまで帰った」と。(笑)
いかにもIさんらしいこの話しに会場は沸きましたが、今じゃ絶対に考えられませんね。
「もし事故が起きたら責任問題になる」 誰もがそういう発想をするでしょう。
(まあ、上のエピソードは極端な例ですけどね・笑)

煙草のパッケージには「吸ったら肺ガンで死ぬで〜」(意訳)と書いてあるし、
電気製品の箱には「無茶して感電しても責任取らんで〜」(意訳)と書いてあります。
給食であまったパンは食中毒にもなられたら困るから絶対に持ち帰ってはいけないし、
喉詰まりしたら困るから餅つき中止。
などなど・・
訴訟社会は、私たちの出来ることをどんどん狭めていきます。

マナーとかモラルなんかも、ものすごく厳格側に振れている気がします。
酒や煙草なんてのも、昔と比べて異様にモラルが厳しくなってますよね。(*危険運転致死傷罪や分煙化を否定するものではありません)とかって注釈入れとかないとクレーム来そうな気がするし。
世の中"草食化"してるから性的な表現はすぐセクハラになっちゃうし・・

私が子供の頃のオヤジたちは、みんな煙草吸って酒飲んで、賭け麻雀やって、エロくて・・、というイメージでした(実際そうだったと思います)。
それゆえ、他人にも寛容だった気がします。

どうも最近、酒も飲まない、冗談も言わない、エロいことにも興味なくて、他人の些細な過ちが許せない、って人が増えてる気がしてしょうがありません。
これは被害妄想なのでしょうか。
それとも私がルーズなんでしょうか・・・

なんだか息が詰まる気がするんですよね〜〜〜(悩)。
日本社会の厳格化に息が詰まるのか、草食化に息が詰まるのか、よく分かりませんが、
クレイジーキャッツのこんな歌に懐かしさと憧れを感じます。


いい時代だったんだな〜〜。
この歌の世界で、ヴァイオリンケースが1cmはみ出してるからどーのこーのってあり得ませんよね。

で、私はこういう現代のイヤなムードの社会に名前を付けました

規則からもモラルからも一切はみ出し禁止の社会だから 

はみ禁社会

ね? いい名前でしょ?
なんとなくもやもやしてる現象とかに名前が付くと安心するんですよね。
「草食系」って言葉もそうですよね。
「イラネーム」とかね。

"はみ禁社会"は、2010年の流行語大賞を目指したいと思います。

さあ、みんなで使いましょう。

はみ禁社会

いや〜、我ながらいいネーミングだな〜〜〜(うっとり)

それではみんさんごきげんよう。
今年もよろしくね!(o^-')b  
Posted by arakihitoshi at 01:22Comments(6)TrackBack(0)
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