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「類型」という言葉がありますね。
特定の種類の人間を類型化することも多いです。たとえば"B型人間"とかって使い方も類型化だと思います。(ちなみにわたしはO型ですが)。
私は仕事柄、自家用車で長距離を運転することが多いのですが、車を運転していて私が発見した「類型」に『帽子をかぶって車を運転してるおじさん』というのがあります。
広い国道を気持ちよく走っていると、脇の道からふらふら〜〜っと国道に出てくる古めのセダン。
追突しそうになって、あわててブレーキを踏んで減速するわけです。
「も〜〜〜〜!!」とか思いながら、超ゆっくり走るそのセダンの後をイライラしながらついて走ります。
ゆっくりもいいのですが、ものには限度というものがあります。郊外のまっすぐな国道を制限速度以下で走られたのでは、後ろについた車はたまったものではありません。
でも仕方ないので何十キロも続く北海道にありがちな一本道の国道をトロトロとその車の後に続いて走ります。
やがてイライラは絶頂を迎えます。
「おいおい! 嫌がらせか?」
「あのな、路肩によけていっぺん止まるとかしたら?」
「後ろに何十台も車連ねて、なんで平気なの? 感覚おかしくない?」
などと充血した頭で思うわけです。
やっとのことで追い越し禁止が解除になって、一気に追い越し!!
抜かしざまにセダンの運転席を見ると、あ!、帽子かぶったおっさんだ・・・。
それじゃ〜、仕方ないなヽ(´▽`)ノ。
だってさ、帽子かぶったおじさんだもん。
帽子っていってもハンチングとか、そういうカッコいいのじゃなくて、古い野球帽とかああいう形の帽子ね。
車の中なのにずっと帽子かぶって運転してるのがこの人たちの特徴です。
帽子かぶったおじさんは、車運転するとき絶対にバックミラーなんか見ません。だから後ろにズラっと車がつながっちゃっても平気。
そしていたって平和・・。
脇道から国道に出るときもまったく平気。右も左も見ないで自分のタイミングだけで出るもんね。
いや〜、帽子かぶったおじ様には敵いませんわ!。
(*帽子をかぶって車を運転する人がすべてそうだ、というわけではありません。少なくともあなたは違います(笑))
まるでクローン人間のように同じ運転をする帽子かぶったおじさんたち。
これが「類型」というものなんですな・・。うんうん。納得。
さて、前振りが長くなりましたが、今日のテーマは「帽子をかぶったおじさん」ではありません(笑)。
ここんとこ特に話題沸騰の「フラブラおやじ」についてです。
実のところ、この問題を書くことは長いこと封印してきました。非常に難しいテーマです。
帽子かぶったおじさんはどちらかというと平和ですが、こちらはそうもいきません。
このブログを読んでいただいてる諸兄にはもはや説明の必要ありませんね。
演奏会の最後、シンフォニーの終楽章は激しく盛り上がりを見せた後、やがて静かな終部を迎える・・。
弦楽器によって醸し出される繊細で美しい和声進行・・。
ああ、もう終わってしまうんだね。いつまでもこの響きに浸っていたい・・。
会場にいる誰もがそう思う瞬間。(オケのメンバーは仕事が終わって帰れるという喜びも少し・・・(笑))
やがて最後のコードの余韻が指揮棒が下ろされるまでの数秒間、会場を包み込む・・・
・・はずだった!
ブラ"ボーーーー!
会場をつんざく叫声。
フライング・ブラボー、略して”フラブラ”。
一瞬にしてすべてをなぎ倒すその破壊力は、原発100基分のプルトニウムに匹敵するともいわれています(笑)。
最近あった演奏会にもそれはそれは見事なフラブラおやじ様がいらっしゃっていました。
いくつかのブログでそのことが話題になっていました。
みなさん異口同音にフラブラへの怒りを書き連ねています。
フラブラおやじがどれだけ"K・Y"だとか、一体どういう精神状態なのか、どういうつもりであり得ないタイミングでブラボーを叫んでしまうのか・・、
そういうことを分析するのはあまり意味のあることとは私は思えません。
フラブラは「類型」としか言い様がないと思うからです。
舞台からフラブラおやじを発見することも珍しくありません。
なぜか大柄な人が多いです。で、姿勢がいいです。そして血色もいいです。
独特の無垢な目をしています。
私など最近では「あの人、フラブラおやじに違いない」という具合に、叫ぶ前からフラブラおやじを発見することができるようになってしまいました(笑)。
あ、念のために書き添えておくと、ブラボーの掛け声自体はいいんです。
これが出ると、私のようなオケの一員でも嬉しいですから、指揮者やソリストはとても嬉しいだろうと思います。
問題になっているのは、曲の余韻をもかき消してしまうタイミングの早すぎるブラボーの掛け声です。
(派手に終わる曲では、多少早くても悪くない場合もあります)
さて、実際のところ対処するとなると困った問題ですよね。
フラブラとは違いますが、だいぶ以前に会場で言葉を叫んでしまう人、というのが問題になったことがありました。
「静かにしてほしい」みたいな意味の言葉だったのですが、あまりにも大きな声で叫ぶので、皆びっくりするし演奏会の雰囲気も壊れてしまいます。
しかしながら、結果的にはこの問題に対しては対処が可能でした(私が対処したわけではありませんが)。
相手は一人だったので特定が可能だったからです。
しかし、フラブラおやじは「類型」です。
仮に一人駆逐したとしても次々に現れるでしょう。
札響のプログラムに評論家の先生が、フラブラをそれとなく戒めるコラムを一回といわず掲載したことがありましたが、効果があったとは思えません。
こういうやんわりした方法はフラブラおやじには通用しないようです。
やはり現実的な方法は、プログラムに「拍手やブラボーなどの掛け声は、指揮棒が降りてからにしてください」みたいな注意書き(w)を書くとかしかないのかな〜。
「フラブラはやめましょう」みたいな場内アナウンスとか(笑
でもね〜、あんまり厳しくやっても、「これだからクラシックの演奏会って敷居高いのよね〜〜」とビギナーのお客さんにますます敬遠されそうです。
まあ、バランスをとりながらってことになるんでしょうね。(私がやるわけじゃないですけどね)
いっそ、札幌市議会でフラブラ禁止条例でも制定しくれないかな・・。
そしたら違法行為として堂々と"お断り"できるでしょ?
「フラブラ行為を行った者には2年以下の懲役、100万円以下の罰金、またはその両方が科されます」みたいな感じで。
条例までいかなくても市長が規則を制定してくれるとか。
世界に先駆けてフラブラ条例(もしくは規則)。これはインパクトありますよ〜。
芸術都市札幌を世界にアピールできること請け合い!
本当に制定したっていいと思います。フラブラおやじに加害の意思がなくても、コンサート会場内の公共の福祉に著しく反しているわけだから・・・。
うん! これはいい思いつきだ!
ね? そうしましょうよ! 市議の先生方、よろしくお願いします!