2012年06月20日

真駒内公園メジャー化計画

みなさんこんにちは。
お元気でしょうか?
私はというと、この季節はカヌーやら登山やらアウトドアをいろいろやらなきゃいけないのでけっこう忙しくしています。
で、プロの行政書士受験生としてのお勉強もやらなきゃいけないし、最近は日本古来のことをやりたくなってヴァイオリンのT賀さんに紹介してもらい居合道を始め、毎週道場に通いすっかりハマっています。
居合道とは袴を履いて日本刀をビュンビュン振り回す例のアレなわけですが、これについては奥深いです。あまりに奥深く畏れ多く世界に誇る日本の伝統を前にただひたすら圧倒され、西洋音楽を生業にするも自分に流れる日本人の”血”について考えてしまったり、ブログに書ける段階ではまだまだありません。1年くらいしたら少しは書けるようになるかもしれません。というわけで”おけいこ侍”の今後にこうご期待です。
あ、そうそう。チェロも弾いてますよ。もちろん(汗)。

さて、春から初夏にかけて緑眩しく陽は長く、北海道は実に気持ちのよい季節を迎えていますね。
オケの練習が早く終わったりしたら、まっすぐ家に帰るのがもったいなくて、ついつい自然のあるところに寄り道してしまいます。
先日もオケの練習が午前中で終わり、−−−
あ、ここでちょっと説明を加えておきますね。
本番に向けたオケの練習は、首尾よくいったら早く終わることがあります。
これはけしてサボっているとか怠けているとか、早く終わってラッキー!イェーイ!、いうことではなく、「もう明日の演奏会でベストな演奏ができる仕上がりになったので、敢えてここらで切り上げて本番に向け鋭気を養いましょう」ということなのです。
これは非常に合理的かつ社会経済的にも効率のよいことです。
ムダを省くことで体力温存、モチベーション向上、練習場の光熱費も浮くし、各自個人練習もしようと思えばできるわけです。若い楽員はデートもできるからゆくゆくは日本の少子化防止に貢献できるかもしれません。

そう考えると、
・結論が出ているのに(あるいは出ないことが分かっているのに)とにかく時間まで続ける会議とか、
・タイムカードを押すためだけの出勤とか、
・妥結額が決まっているのに止められない春闘とか、
・メールで済むだろ!、しかも5行で!っていう内容の「お打ち合わせ」に呼び出されてわざわざ出向くとか、
・別れたいのに切り出せずにダラダラ続ける男女関係とか、

ぜ〜〜〜んぶ無駄!
がはははは!

というわけで、お分かりいただけましたね。
話を進めましょう。
で、その日は芸術の森でお昼に練習が終わり、北海道立真駒内公園に立ち寄ったのです。
この公園はアイスアリーナに隣接しており、私は札響に入って18年、エキストラ時代を合わせると22年、この公園に添った道を通って通勤しているにも関わらず、
「緑が豊かだな〜〜」と思いながら毎日のようにこの公園を眺めて通勤していたにも関わらず、
一度も公園に立ち寄ったことがありませんでした!
今回、フラッとこの道立真駒内公園に足を踏み入れ、
その広大さ、美しさ、自然の豊かさ、落ち着いた趣き、とても言葉に尽くせない驚きと感動を味わったのです。
この住宅地の直中にこんなオアシスがあったとは!
私も演奏などで世界の国々に行っていますが(たいして行ってませんが)、道立真駒内公園ほどクォリティーの高い公園は世界広しといえどもそうはありません。たぶんそんなにないと思います。
JPG (3)
道立真駒内公園

さて、これほどの公園がなぜたいして有名にもならずにひっそりの住宅街の片隅に佇んでいるのでしょうか。
世界の都市には真駒内公園よりずっとショボいのに国際的に有名になっている公園はたくさんあります。
このままではいけません!
私はこの素晴らしい公園にぜひもっと有名になって欲しいと思いました。
そこで、公園を散歩しながら考えた「真駒内公園メジャー化計画」を発表します。

私が思うに、まず「道立真駒内公園」という名前がよくありません。
特徴とか、なんの変哲もなさすぎで、メジャーになりたい!というか、体当たりでぶつかってくる気構えとかやる気を全く感じることができません。
この名前から分かることは、”道立であること”と、”真駒内にあること”だけ。それを愚直に表現しているだけです。
こんな「への13番」みたいな整理番号みたいな名前ではだめです。

できればミュンヘンの「英国公園」みたいなイマジネーションをくすぐる外国の名前がいいですね。
真駒内公園を改名するなら、例えば「スウェーデン公園」などがよいでしょう。
北海道人は「欧州と似ている」と言われると喜びます。特に「北欧」と言われるとイチコロです。その心理を突きましょう。
北海道と北欧は取り敢えず関連付けておくに損はありません。本州人にも間違いなくウケます。
ただ、勝手に「スウェーデン」を名乗る訳にもいかないでしょうから、ここは一旦真駒内公園をスウェーデン王室に献上してしまうのです。どこかの諸島だって自治体が買ったりできるんですから、北海道がスウェーデンに公園をひとつくらいプレゼントしたってオッケーなはずです。

でも本当にあげてしまってはさすがにまずいですから次にそれを返してもらいます。クーリングオフというやつです。
理由はいろいろ考えられます。地元で反対運動が起きたとか、子供たちに手紙を書かせるなどどれでもよいでしょう。
すると、スウェーデン王室はもともと公園など欲しかったわけではありませんからすぐに返してくれます。つまり下賜してくれるわけです。上野恩賜公園みたいでカッコイイですね。
さあ、仮にもスウェーデン国王から下賜されたのですからこれで堂々と「スウェーデン公園」を名乗ることができるようになりました。
北欧でメルヘンな上に、ありがた〜〜い感じもしますね。

これだけでもかなりメジャー化できますが、さらにスパイスを効かせましょう。
公園に行くと、「緑橋」とか「きのこ広場」などの”地名”が目に付きます。というか目に付きません。
こういういかにも行政テイストのゆるキャラっぽい名前ではなく、もっとパンチの効いた名前じゃないとだめです。
思い切ってどんどん北欧チックな名前に改名していきましょう。
公園の中央を流れる豊平川にかかる「緑橋」は「白夜橋」、「きのこ広場」は「永久凍土広場」などがよいでしょう。
北海道と白夜はぜんぜん関係ありませんがイメージなので大丈夫です。
そして、『「白夜橋」をカップルで後ろ向きに渡り切ることができたら恋が成就する』とか、『永久凍土広場の中央から見る北斗七星は世界一キレイ!』とか、それっぽい都市伝説を作って流布してしまいましょう。
義経伝説やジンギスカンを例に挙げるまでもなく、この手の都市伝説流布は北海道のお家芸です。だからぜんぜんオッケーです。
公園のどこかに『エーテボリ池』なんていうものあっていいと思います。エーテボリがどこにあるのかにわかに思い出せませんが・・・、いいのです。大切なのは気持ちです。
北海道の観光ポスターに美瑛の丘や滝ノ上の芝桜に加え、永久凍土広場から星空がドバーッっと見えている写真(イメージ)なんかもいいかもしれません。

さて、いかがでしょうか。私のアイデア。
私には見えます!
世界の観光ガイドブックに北海道スウェーデン公園が写真付きで掲載されている姿が!

最近はどこも財政難で公共物のネーミングライツ(命名権)なんていうのも珍しくないです。
前述のアイスアリーナも今は企業名が冠してありますよね。
関西かどこかの破綻寸前の自治体が市の命名権を売買するなんていう話も出てることですし、そうなると公園だって例外じゃないはず・・。

うーむ、そうなったら私のアイデア、どこかの優良企業さん是非買ってください!! お安くしておきます。

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Posted by arakihitoshi at 00:22Comments(2)TrackBack(0)
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