
【ブラック・ジャック(本名:間 黒男)】
1973年〜1983年まで週間少年チャンピオンで連載された。
わたしはこの漫画に小学5年生の頃に出会って凄い影響を受けた。
将来は絶対に天才外科医になろうと思った。
そして、なぜチェロ奏者になっちまったんだろう・・、と今は思ってる。
それから手塚治虫の漫画は全て読んだ。
ブラック・ジャック連載当時の少年チャンピオンは、「ガキデカ」、
「ドカベン」、「エコエコアザラク」そして「マカロニほうれん荘」など
きら星のごとき連載漫画が並んでおり実に魅力的であった。
東京では毎週金曜日発売のチャンピオンが船便で雑誌が送られてくる都合で、
当時の北海道では月曜日発売だった。
毎週発売が待ちきれずに、もしかして早く届くことだってあるかも・・と、
淡い期待を胸に土曜から本屋にチェックに出掛けた。
ブラック・ジャックの魅力は語り尽くせないが、今なおファンを魅了し続けている
この漫画にリアルタイムで接することが出来たのは幸せだったと思う。
無免許の天才外科医という設定が既にカッコイイが、熱い心を鉄の意志で
包み込み、徹底してプロとしての仕事に徹する生きざまがカッコイイ。
エントリーNo.7「あたしゃね、この仕事が好きでたまらないんだ」

【刑事コロンボ】
卓越した推理力、敵を欺くヨレヨレのコート。
コロンボの魅力は既に語り尽くされているが、私がコロンボに魅力を感じるのは
彼のポーカーフェイスだ。そして職務そのものを偏執狂的に愛する生きざまである。
一見三枚目を演じながら、大人の男の色気をムンムンムラムラと
コートの下で漂わせているところもカッコイイ。
もし私が女だったら、コロンボになら抱かれてもいいと思うくらいだ。
タバコ臭い口臭がムンムンムラムラでも構わないわ!と思うと思う。
古畑も山さんも、コロンボが無かったら生れていなかったキャラクターだろう。
コロンボが後の刑事ドラマに与えた影響は計り知れない。
映画「ベルリン天使の歌」に登場するピーター・フォークは、
刑事コロンボを演じたピーター・フォークを本人が演じるという実に興味深い
作品であった。コロンボファンでまだ見てない方には是非お薦めしたい。
エントリーNo.8 「待たせたな!」

【土方歳三@山本耕史】
はっきり言って山本君にはやられました。
映像化された新撰組は星の数ほどあるが、今回の大河と正月時代劇で
山本耕史が演じた土方は文句のつけようがないほどかっこよかった。
特に洋装になってからは写真に残る土方にそっくりであった。
本当はこの役は私がやりたかった。
まず、土方というところがどうにもこうにも既にカッコイイ。
ナンバー1を決して狙わない最強のナンバー2。それが土方の魅力である。
史実を追うことはここではしないが、同じ歴史上の最強のナンバー2キャラでは、
秀吉の軍師、黒田官兵衛あたりが有名であろう。
自らは御輿に乗らず、汚れ仕事は一切引き受け、
卓越した知力と冷徹な意思と不屈の精神力で目的を達成する・・・。
これぞ男の生きる道と言えよう。う〜ん、マンダム・・。
悔しいがこのドラマは、ほげ〜〜っと涎を垂らして眺める以外に術は無かった。
今回のカッコイイ男たちシリーズの、桑畑四十郎に始まるオールディーなキャラたちに、
土方歳三@山本耕史を加える事は正直言って悩んだ。
山本耕史がアリなら、天国への階段の佐藤浩市だって、高校教師の真田広之だって
なんでもアリってことになってしまう。
しかし!、「安心しろ、この俺が認めたからには誰にも文句は言わせねえ。
もし俺が女だったらお前に抱かれてやるぜ・・」(こればっかり)
さて、今回のカッコイイ男シリーズはひとまず終わりである。
カッコイイ男たちが一応出揃ったところで、
次回はカッコイイ男の定義。カッコイイ男とは何か。
そこに迫ってみたいと思う。
乞うご期待。