2006年03月15日

太助とパパとD70の関係について

昨日は音楽家ユニオンの会議で日帰りで仙台に行っていた。
楽器を持たない旅行は本当に楽でいい。
チェロはケース込みで重さ10kg、重さもさることながら大きいし
しかも壊れ物&貴重品で気を使う。飛行機の座席も余計に取らなければならない。
荒川静香選手が「スケート靴を持たない旅行がしたい」と言っていたが、
スケート靴くらい持たんかい!ゴルァ!!
(ノ-_-)ノ^┻━┻ ちゃぶ台返し
と言って穏便に励ましてあげたいところだ。

仙台は思いの外寒かった。
太平洋側特有の”晴れているのに風ビュービュー”の寒い冬である。
東京の酷いやつ、と思えば分かりやすい。
千歳空港の駐車場に停めた車の中に、
荷物になるからとコートを置いてきたことを激しく後悔。

昼前に仙台市内につき、会議まで時間があるので、
一緒に行ったトロンボーンの田中氏と牛タンの太助に行った。
ジャケットのエリを立てて強風の中震えながら太助に向かった訳だが、
仙台市内、ギャルのミニスカ率が高くて驚いた。
札幌はさすがにこの時期コギャル以外のミニスカは見ない。
昔は厳寒期のミニスカギャル生息の北限は宇都宮あたりだったと思ったが、
仙台まで北上しているのも、やはり地球温暖化の影響だろう。

さて、太助であるが、地元に人に言わせるともっと安くて美味い店もあるそうだ。
札幌だって観光ガイドに出ているラーメン屋やすし屋には地元民はあまり行かない。
そういうもんなのだ。それでも行くのだ。これでいいのだ。パパなのだ。

パパなのだ、と言えば、
一昨日の本番の午前中、6才になる娘の保育園の卒園式だった。
パパはスーツを着て卒園式に出席したわけだが、
当然ながら張り切ってカメラ(D70)を持っていった。
そして今回もカメラの他にビデオも持っていってしまった。
二兎を追う者は一兎をも得ず。
カメラとビデオの両立は無理、と何度失敗しても同じ過ちを繰り返してしまう。

控え室で入場を待つ娘やその友達をD70で映すところまでは良かったが、
式が始まって、園児の入場、全員で「♪一年生になったら」を斉唱。
ビデオは既に周っている・・・・、はずが、なぜか「テープを入れなおして下さい」
と表示がでて焦りまくる。
「な・・、なんだ? この表示は? 初めて見る表示だぞ!」とうろたえる。
テープを入れなおしたら作動して一安心・・。
斉唱が終わったら、一人づつ卒園証書授与になるのだが、
途中で「バッテリーが残り少なくなりました」の表示。
(`口´;)げはっ! 嘘だろ、おい! 夕べ充電したやんけ!
アワアワしながら取合えずモニターをオフにして省エネ運転。
その間もD70で歌う姿やらを撮らなきゃならない。
娘が卒園証書を貰う番が来た、
D70連写! ん? なんか変・・・。
/()゚O゚()\ひぃー ストロボのヘッドが傾いてる! なんでやねーーん!
あ、そっか、さっきアワアワしてビデオを直した時にぶつかったのか・・。
式っていうのはただでさえ普段起り得ないこういう失敗が起る。
まして、ビデオとカメラを両方なんて事は絶対に止めるべきだ・・。
といつも反省する。

そんなこんなで、感動する暇なんかなかったわけである。
考えてみれば式の最中は、プロのカメラマンがキャノンのEOS1Dで
ビシバシ撮りまくっていたのだから、何も私が非力なD70でアワアワしながら
撮る必要はなかったのだ。(鬱)
最近のプロカメラマンはみんなキャノン。ニコンを持っている人はほとんど見ないが、
まあ、その辺はあまり考えないようにしよう・・。

さてさて、それで今日は、
ヤフオクでやっと手に入れたNikkor 24mm f2.8が送られて来た。
新品はヨドバシ価格で38,800円だった。
やはり高いので、ヤフオクで中古をずっと狙っていた。
一回めは23,500円で他の人が落札。
二回めは27,000円で他の人が落札。
今回は15,500円で私が落札。
ヤフオクはタイミングが肝心なのだ。
次ぎがある商品を無理して落札するのは愚かというものだ。安く落とせて大満足である。

現代は世の中全てズームだが、単焦点はやはりいい。
一昔はみんな単焦点で、自ら前に出たり下がったりして構図を決めていたのだ。
ズームレンズは「画質よりも利便性を優先させたもの」と一段低く見られていた。
今は撮った写真は必ずPCで編集するわけだから、
広めに撮っておいてPC編集時に切り取るという考え方もアリだと思う。
しばらく50mm f1.4 と今回の24mm f2.4の二本で遊んでみようと思っている。
24mmだから昔の35mmカメラ換算で36mmレンズということになる。
旅行なんかはこれ一本で行ってもいいくらいだ。
f2.8だから明るし、小さし、軽いし、ズームより綺麗に写る気がするし。
取合えずは、これが手に入って幸せ。

おしまい。

Posted by arakihitoshi at 01:25│Comments(2)││カメラ・パソコン | 雑感
この記事へのコメント
4
いやいや、荒川選手はスケート靴が道中かさばるからではなく、競技会と無縁な普通の旅行がしたいと言いたかったんであって・・・・って、それはまあどうでもいいですが、カメラの二刀流、写真機と録画機の2つを同時に操る難しさは旅行で懲りたので(だって一瞬を静止画で切り取ることと、時間の流れそのものを記録することは元々相反する行為ですから)、私は行事などは写真を家内に任せて、自分はビデオに集中することにしております。荒木さんも奥さんと協力しましょう(ただし配偶者が自分の意に添う絵を撮ってくれるとはかぎりませんが)。今のビデオカメラは静止画も取れるデジカメ機能も付いてますが、それには録画の方を一旦ストップさせなきゃならないし、結構同時には使えませんね。
Posted by A at 2006年03月18日 16:27
そうです。両刀は激しく無理があります。
わかっちゃいるけどやっちゃうんですよね。
卒園式の時は、カミサンは子供に「ありがとう」とか何とかお礼を言われる係りだったので、私が両方撮りました。
「ビデオは固定しておくだけでいいから」って気軽に言ってくれるけど、人多杉の場所に固定しておくだけでも大変だっつーの!(怒)
次回は絶対に「Noと言える夫」になりたいと思います。
Posted by あらき at 2006年03月21日 23:13

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