ちなみに「アラキさん」ではなく「アキラさん」である(笑
宮川彬良さんと自主公演で共演したいという声は随分前から団内にあったし、そういう意味ではこのコンサートは大願成就と言える。
今日は期待を裏切らない、いや、大幅に上まわるコンサートになったと思う。
「運命」が「マンボNo.5」になったり、「エリーゼの為に」がチャイコフスキー風ピアノ協奏曲になったり、宮川さんの編曲とピアノはまさに自由自在。
これぞ泉のごとく湧きい出る才能と揺るぎない音楽的基礎のなせる技。目の当たりにした私はひたすら感服するか妬むしか術が無い。
小気味の良いトークも手伝って、演奏会は終始笑いに包まれ和やかに進んだが、一日2ステージをこなすハードな仕事にも関らず、演奏するどの楽員の顔も幸せそうだったのには他にも訳があると思う。
前日の練習日にこんなエピソードがあった。ほんの一例だがご紹介しよう。
最後の演目であった「日本の歌メドレー」のなかの「烏の歌」で、「山の、古巣に行って見てごらん」の歌詞がある。有名な童謡なのでご存じだと思うが、その箇所で急にオーケストレーションが厚くなる。和声だけでなくティンパニーのロールまで入るのだ。歌の茂森あゆみさんもオーケストラも普通にバランスを取りながら演奏していたのだが、宮川さんが、「そこは思わず見回してしまうような広い山の風景で」とイメージを伝えた。
皆「なるほど・・、」と思い、ブロードリーなサウンドになった訳だが、言われて「なるほど」と思うものの、あの「烏の歌」を聞いて、「山の古巣に」の箇所で、最初からブロードリーな情景をイメージ出来る人がはたしてどれだけいるだろうか。普通はせいぜい学校の裏山くらいのもので、音楽もそれに見合った物になるだろう。
色彩感溢れる宮川さんの編曲はそんな豊かなイメージから生れてくるのだろうと思う。
こうした”目から鱗”の刺激は人を幸せな気持ちにしてくれるものだ。
ちなみに、今日の歌を担当した「だんご三兄弟」の時の歌のおねえさん、「夕方クインテット」のアリアさんでもある茂森あゆみさんは、TVで見るよりずっと魅力的であった。美人でスタイル抜群で何とも言えない可愛らしさを備え、大人の男の萌えツボをピンポイントで爆撃する魅力があった。
こうした”目に毒”の刺激はおじさん達を幸せな気持ちにしてくれるものだ。
今日は私の娘にも演奏会を聴かせた。家に帰るなり「エリーゼの為に」を弾きたいとピアノに向かった。会場を埋めた子供たちの胸にも今日のコンサートは大きく響いたと思う。同時に、これだけ完成度の高い演奏会、ガキンチョにだけ聴かせるのはもったいない・・と思ったのであった。
P.S.
今日の演奏会は”子供のための”であった。未就学児童オッケーだったので事務局が授乳室やベビーカー置き場を作った。子持ちの楽員に意見を聞く会議があったり、自主公演なので色々頑張った訳だが、ロビーに40台以上並んだベビーカーは壮観であったそうだ。
また、2公演とも早々に完売で、久しぶりに専務から楽員に大入り袋が配られた。

今日のプログラム(NHKスペシャル風で)
わたしもあれ以来あゆみおねえさんに魅了されっぱなしです。いいですよね〜。