2006年09月10日

燃え尽きた

先週、子供の通う学童保育所のお祭りがあった。
所詮は子供のお祭りごっことタカをくくっていたのだが、これが大間違いだった。
近所の子供や住民たちや、学校の先生たちまでもが押し寄せる大イベントであった。

私は”焼き鳥係り”。
学童保育所は狭い路地にあるブロック造の一軒家で昭和40年代を思わせる風情。祭りは幅数メートルのその路地と建物を使って行われる。
そこに数百人の人間が雪崩を打って押し寄せ、敢えて例えるならラッシュ時の山手線だろうか、その位の人口密度であった。

私は朝の8時半に炭を熾し、3時過ぎまで他の焼き鳥係りのお父さん2人と炎天下の下ひたすら焼き鳥を焼き続けた。
思えば過酷な状況であったはずなのだが、同年代か少し年下位のお母さんたちに励まされ、ドーパミンのようなよく分からない物質が脳内に大量に分泌し、過酷さを感じなくなっていたようだ。
1本50円の焼き鳥は売れに売れた。千本以上の焼き鳥を焼くうちに「客を待たせてはいけない」というにわか職業意識も芽生えた。何事も姿形から入る私は、首にタオルを巻き、長いエプロンをして6時間以上全く疲れを感じることなく鳥を焼く事に熱中した。最後の方は、焼き色といい塩コショウの具合といい焼き鳥職人としてかなりの腕前に達していたと思う。

子供たちの「いらっしゃいませー」という掛け声も微笑ましかったし、焼き鳥の他にも、かき氷やヨーヨー釣りや定番のくじなど祭りの風情たっぷりで、他の父母と交流もでき、実に楽しい時間を過ごした。
しかし祭りが終わり、お疲れ様会の席、私は完全に燃え尽きていた。
ちょっと具合も悪い。頭も痛い。
そう。張り切りすぎたのであった。”年甲斐も無い”とはこのことだ。
最近のジム通いで多少体力が付いたと思い込んでいたのも逆に災いした気がする。

疲れ切った体を引きづり何とか子供二人を連れて家に帰り、すっかり煙臭くなった体を洗った。
持ち帰った焼き鳥は見ただけで「うっ・・」となった。
夜に妻が仕事から帰るのを待って、その日は早々に寝てしまった。
翌日は休日だったが、朝起きたら発熱していた(笑)。
頭はガンガン痛むし、1日中寝て過ごした。

考えて見れば夏の陽射しの下に6時間、炭火で焙られ煙に咽せていたのだ。
自分が焼き鳥にならなかったのが不思議なくらいである。
適当に休みながらするべきであった。我ながら情けない。
ドーパミンの分泌と、にわか職業意識の芽生えによる危険を学んだ祭りの一日であった。

学童




学童祭りの賑わい(イメージ)

Posted by arakihitoshi at 23:16│Comments(4)││雑感 
この記事へのコメント
5
うける (≧∇≦)ノ彡 バンバン!
Posted by みちこ at 2006年09月11日 00:42
( ´;゚;ё;゚;) んが・・
Posted by あらき at 2006年09月11日 15:47
突然のお邪魔、申し訳ありません。
いつも、楽しみに拝見させていただいているだけだったのですが・・・
今回は、思わず、手?口?が出てしまいました。

お話を聞いている途中から、脱水になりそー、と、思っていたら、
やっぱり、脱水で発熱したんですね、きっと。
途中で熱中症にならなくて、本当によかったです。

たまに、大酒を飲んだ後も、こういう症状になる方、いますよね。

水は命の源ですねぇ・・・・
それでは、脳梗塞に気をつけてくださいまし。
失礼いたします。
Posted by きたねこ at 2006年09月12日 20:56
きたねこさん>ありがとうございます。
そうですね。脱水症状だったのだと思います。
薦められてビールを3本ほど飲みました。
あの状況で飲むビール(発泡酒だった)は、今までの人生で数本の指に入るほど美味かったです。
同じ状況が訪れたら、きっとまた飲んでしまうでしょう・・・。

でも脳梗塞には気をつけたいと思います。
Posted by あらき at 2006年09月13日 01:12

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