今日は昼観光し、夜は国立オペラ座にヴェルディーのシモン・ボッカネグラを見に行きました。
市の中心部にある王宮からシュテファン寺院までの通りは思いっきり観光地化されておりまさに小樽運河沿い状態でした。
わたしはショルダーバックをたすき掛けにニコンのカメラを首から下げ、ガイドブックを持ったまま歩く純度100%の日本人観光客なので(地元民の振りなんてしないもんねー。どうせ無駄だから)恐いものなしですが、予想を越える小樽運河度に「なんだかな〜」感は拭えませんでした。
普段は「欧州のオケでは・・」なんて訳知り顔で話したりしてるのですが、実はウィーンに来るのは初めてなのです。
一旦ホテルに戻りスーツに着替え(一応ね、場違いだと困るので)、いよいよ国立オペラ座に向かいました。今回の旅行で連日予定されているコンサート通いのチケットは全て日本から事前に購入しました。あとはホールのチケット・オフィスでホールから送られて来たメールのプリントと実券を引き換えるシステムです。(と書くと簡単そうですが、これがなかなか苦労しました)
演目のシモン・ボッカネグラは、「序曲も有名なアリアも無くやたら男ばかり出てくる地味なオペラ」という印象しかなかったのですが、今回はアバドのDVDでしっかり予習したので今日は心から楽しめました。やはり予習は大切です。この予習が無かったら時差と観光疲れで国立オペラ座で爆睡していたかもしれません。
バルコニー席の最前列だったので(飛行機代などをケチって全てをコンサート代に投入しています)オーケストラピットがよく見えました。
オケは演奏終了と同時に皆楽器を片づけ始めます。観客の拍手はまるで人ごと。カーテンコール一回めが終了したら早々に帰ってしまいました。
いや〜、オーケストラピットの中のオケはビジネスライクですなー。どこでも一緒のようです(笑)。
それではまた。(o^-')b チェキラ!

開演前の国立歌劇場管弦楽団の神々たち。ライナー・キュッヘルの姿が見える。