今日も昼間は観光して夜はコンサートでした。
観光はいろいろ行きましたが、「ドナウはちっとも青くはなく汚い」と実しやかに囁かれている噂は本当なのか確かめに行きました。
ちょうどドナウの中州に地下鉄の駅がありそこで下車。鉄橋の上にある駅から見下ろす視界一面のドナウは、たしかにバスクリンを入れたような”青”ではありませんが、河川敷も公園に整備され水も澄んでいます。河川敷の公園では市民たちが憩っていました。トップレスのオネエサンもいました。
汚いというから私はてっきりヘドロまみれで死んだ魚がプカプカ浮かんでいるドナウを想像して行ったのですが・・・、なーんだ!キレイじゃん!
夜のコンサートはムジーク・フェラインでウィーン交響楽団の定期演奏会に行きました。曲はシュミットのオラトリオ「七つの封印の書」でした。
はっきり言って馴染みのない曲です。「欧州人の宗教観を完全に理解していないとまったく着いていけない難解曲。たぶん一生お付き合いの無い曲だろう」と思っていたのですが、休憩無しの2時間まったく飽きることなく演奏とホールの響きを堪能できました。あらかじめミトロプーロスのCDで予習したのと対訳も日本から持っていったのが良かったようです。やはり予習とお勉強は大切です。
それから席が前から8列めの中央で、しかもこのホールって客席のライトが落ちないんですね。ここで寝たら一大事。緊張が走りました(笑)
オケや独唱やオルガンもさることながら合唱団がとにかく上手でした。
ウィーン響の定期は人気らしくチケットは1月の発売と同時に買っていました。昨日のオペラでは観光客の姿をわりと目にしたのですが、今日は地元ウィーン人の純度が100%に近かった気がします。私はかなり浮いていたと思います。(もちろんいいけど)
オルガンの横の席まで満席でした。
寝てる人は一人もいませんでした。本当に予習していってよかったっす。
今日は分離派美術館とベルベデーレ美術館でクリムトたちの絵も堪能できたし、いいものに沢山触れた一日でした。
ではまた。(o^-')b チェキラ!