ドラ之もんの最終話を読んだ。
「え? ドラ之もんに最終話?」と思っているアナタは相当世間に疎いです。
説明はしませんのでご自分でググってちょ。
最終話の筋はネット黎明期の名サイト『インターネット秘宝館』で有名なので既知だったが、今回出まわっている贋作漫画は実に素晴らしい出来栄えであった。
作者(成人向け同人誌などで有名な人)は本当にドラ之もんを愛しているのだな・・、と彼の中に熱くたぎるものを感じた。
本物のような、いや、本物以上と言ってもいい完成度である。藤子・F・不二雌が生きていたら絶賛したに違いない。
私事だが、家の建て替えのため先週実家の引っ越しがあった。押し入れから大量のドラ之もんが発掘された。しゃがみこんで読み耽ってしまった。
今回の”最終話”の参考にしたであろうコマ割りも数多く確認できた。(例えば、贋物の最終コマが本物の”ウソ800”の最終コマとほぼ同一など)
贋作は実に研究されつくしている。
そして先日ある手法でこの”最終話”を入手し、夜中に読んだ。
いや〜〜、マジで感動しました。
その後何度読んでも感動した。涙腺がゆるむ。「のび太! 頑張ったな。偉かったぞ!」と言って包容してやりたくなる。
その感動をどうしても多くの人と分かち合いたくて、プリントアウトして綺麗に製本して翌日職場に持っていった。
練習場の休憩コーナーに置いておいたので多くの団員が読んだ(ハズ)。
人類であれば誰もが感動すると思ったのだが、どうやら私が体験したような感動のツボにハマル人は5人中2人くらい。残る3人のうち1人は全く感動せず。2人はビミョー、という反応であった。
ネットアイドルのあや子お嬢様は読み終わった後感動で号泣し鼻声になっていた(笑)。N子ちゃんも感動して一晩持って帰って読んでいた。その日現場に出ていた事務局のT子ちゃんも泣いていた。・・・・どうやら美しい女性達は感動が深いようだ。
一方でI田やO笠はじめ40才前後の私と同世代のむさ苦しい中年男たちは「ぜ〜〜んぜん感動しない。だってロボットじゃん、っていうか漫画じゃん」という冷めたご意見が多かった。
たぶん照れているんだな。素直じゃないな。きっと溢れ出そうになる涙を必死で我慢していたに違いない。目の奥がキーンと痛くなっていたと思う。これもある意味素直な反応と言えるのかもしれない。たしかに「ドラ之もんごときで大の男が泣けるか!」という気持ちも分かる。
貴方はどうでしょう。素直に泣きますか? それとも照れ屋さんですか?。まだ読んでない人は是非読んでみてください。ちなみにこの作者は本家出版社に訴えられたそうなのでお取り扱いには充分ご注意くださいませ。
P.S.コギャル時代のしずかちゃんの超ミニスカに僅かに萌えたことを”素直に”告白しておきます。
問題の”最終話”(NHKスペシャル風に加工)
※文中の固有名詞に誤りがありますが、分かっています。わざとですので抗議のメール送らないよーに!