kitara小ホールにプラジャーク弦楽四重奏団を聴きに行った。
プログラムはドヴォルザーク「アメリカ」、ヤナーチェク「クロイツェル・ソナタ」、スメタナ「わが生涯」という文字どおりチェコづくしのもの。
当代最高のカルテットによるお国ものの演奏は本当に素晴らしいの一語に尽きた。
今回は別の聴き方も楽しんだ。
4月にプラハを訪ねた折り、本拠地ドヴォルザークホールで同四重奏団の演奏を聴いてきたのだ。
今日のキタラではドヴォルザークホールと同じバルコニーの右側を取った。
輝かしい歴史のドヴォルザークホールとkitara小ホールの違いをプラジャークSQで体感するという趣向である。
まず第一印象は予想通り『石の響き』のドヴォ←→『木の響き』のキタラという違い。
第二にキタラの方がそれぞれの音はまとまって聞こえたが音源が遠い印象(すぐに耳が慣れるからマイナス要因ではないが)。
このあたりを敢えて二元論的に書くと『派手』ドヴォ←→『こじんまり』キタラという感じか。
こうなってくると好き嫌いや慣れの問題になってくると思うが、ドヴォルザークホールでは「響きすぎ」、キタラでは「地味すぎ」の印象を受けた。
あくまで私個人のたわごとです。気にしないでください(笑)。もちろんどちらも素晴らしいホールです。
それはそうと。
小ホールのピアノ椅子の軋み音は何とかならないのだろうか。
今日もメンバーが最初は椅子を交換したりしていたが、後半は諦めてしまっていた。
それから、客入りがイマイチだった。(6割〜7割くらい)
プラジャークが「アメリカ」やってこの入りだったら、弦楽四重奏では誰が何をやっても駄目。ということである。
今日の演奏の素晴らしさには弦楽四重奏の音楽的なポテンシャルを十二分に再確認させてもらったが、客の入りには弦楽四重奏の興行的なポテンシャルの低さを改めて思い知らされた・・・。(鬱)
P.S. プラジャーク弦楽四重奏団のセッティングは実に個性的である。1st.Vlと2nd.Vlがまるでプルトを組んでいる様に縦に並び、チェロはその分中央に寄り、ヴィオラはチェロに被さる様に中央に入り込む。
実はわがノンノン・マリア弦楽四重奏団は最近この”プラジャーク配置”(勝手に命名)を真似ている。やってみると実に合理的でお互いの弓が当らず目一杯近づいて座ることができる。当然その分アンサンブルも取りやすい。弦楽四重奏をやっている方々には是非お薦めしたい配置だ。
