2007年10月18日

親馬鹿伝

先日、三才と七才になる娘たちの七五三のお祝いに北海道神宮に詣でた。
『馬子にも衣装』とはけして言うまい。
和服で着飾った二人の姿はそれはそれは両目に入れられるものなら入れても痛くないだろうと推測され、女のコの父親で本当に良かったと心から思った。

こういうのを”親バカ”と言うのだろうが、今最もナウな親バカはやはり亀父であろう。

亀長男が人気絶頂のころ当ブログで亀嫌いを宣言したが、亀ファンに反撃されないだろうかと書くのに多少勇気が必要だった。しかし内心いつかはこうなるだろうと思っていた。が、実際は傍若無人の愚連隊親子をアイドルに担ぎ上げたTVの責任の方が重いのではなか?。亀兄弟はチンピラを気取るほどチヤホヤされて金も儲かるなら悪のりもするだろう。バカなんだから。
亀たちに罪があるとすれば、それはバカで愚かという罪であって、本当なら亀番組を制作して散々商売したTBSの企画者や経営者始め世間で良識人として認知されている人たちに多少なりとも社会的制裁を受けてほしい。

亀父がこの期に及んで「自分に対する罰は甘んじて受けるが、亀次男への処分を軽くしてほしい」という内容の発言をしているのをTVで見たが、(今後この態度が変わらないのであれば)やはり愚かという他なく、わが子を失って初めて自分の罪に気がつく鬼子母神を髣髴とした。

中国の史書「雄耶馬火伝」(※)の一節に「故に曰わく、親は知るべし、而して親馬鹿為すべからざる」とある。
我が子を溺愛するあまり、寵臣と思っていた者たちにも見放され適地に親子で取り残される武将亀武胡の言葉である。

同じ子を持つ親として、ゆめゆめ肝に銘じるべし・・。と思った。


(※)「雄耶馬火伝」は実在しません。架空のデタラメですのでググらないよーに!(笑)

Posted by arakihitoshi at 01:03│Comments(2)││雑感 
この記事へのコメント
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チャンプ内藤も、へたしたら選手生命を失いかねない反則技を次々と食らったとはいえ、結果的にはオイシかったのじゃないだろうか。地味な選手だったけど、今回すごく注目されたしねえ。CMのオファーくらいあるでしょう。それはそれとして、今夜の日ハムのクライマックスシリーズ突破で、この一週間亀のせいで不快でならなかった気分がやっと晴れた。ダルビッシュはこれから俺様キャラでもいいが、謙虚さと対戦相手を素直に讃える気持ちもずっと持っていてほしいと思う。
それにしても処分を「甘んじて受ける」とは何事か! 「甘んじる」とは本意ではないが仕方なく、という意味ではないか。反省してません、この親父。
Posted by As. at 2007年10月18日 23:33
スポーツ選手のお粗末な言動が目立つこの頃ですね。
問題の亀兄弟にしろ朝青龍にしろダルにしろ・・・、仮に試合で頂点を極めたとはいえ人間としてはガキンチョなので、「公人としての自覚を持て」と言ってもなかなか難しいのかもしれません。周囲の大人がきちんと”ホンネ”と”タテマエ”を教えてあげるべきなんだと思います。
Posted by あらき at 2007年10月20日 01:13

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