【注意】今回はすこし気持ち悪い話しです。【警告】
本当に酷いめにあった。・・・いや、今もあっている。
左手(肘より下)=20カ所
右手( 同上 )=18カ所
左脚(膝より下)=30カ所
右脚( 同上 )=26カ所
胴体(胸と背中)=7カ所
顔 =1ヶ所
計 =102カ所
上の表は、私の身体にできた腫れ物の数である。
小さいもので直径3mm程度。大きなものだと直径2cm位にぷっくりと腫れ上がっている。中に半分に割ったピーナッツがすっぽりと入っているように固くしこっている。
腫れの頂上にはよ〜く見ると小さな穴が空いていて、そこから時おり僅かに茶色い透明液がトロ〜っと流れ出てくる。
腫れはどれも真っ赤で、風呂に入ると赤はさらに鮮やかさを増す。
100ヶ所以上、いや無数といっていいその腫れ物に被われた四肢は、わが姿ながらおぞましい・・。鏡で見るとゾミゾミ〜〜〜〜〜っと全身に鳥肌が立つ。
そして何より我慢できないのは!
痒い〜〜〜〜〜、かゆいかゆいかゆいかゆい、カ・ユ・イ〜〜
のである。
”ヌカ蚊”というやつにやられた。
先週、家族で奥尻島に行った。奥尻の西海岸で海水浴中にやられたらしい。
潜伏期間があるようで、本格的に痒みに襲われたのはその翌日からだった。
奥尻での最終日の夜は痒みでほとんど眠れなかった。
痒みの合間にうとうとして酷い夢を見た。
テトラポットにびっしりと貼り付いたツブ貝の様に、私の身体に隙間なくびっしりとナナカマドの実のような物が生えてきて、手で払うと実はボロボロと剥がれ落ちていく。そしてその跡にジクジクした傷口が残るのだ。
身体中を覆うそのジクジクした傷口にキンカンを思いっきり擦り込んで悶絶する夢である。
・・・最悪な夢であった。
それにしても、この痒みは尋常ではなかった。
通常の蚊の5倍位の痒みだ。それが四肢に100ヶ所以上。発狂するくらいの苦しみだった。
連休中に開いている皮膚科医院を探して、軟膏と痒み止めをもらいなんとか3日間しのいだ。
そして今日、やっとかかりつけの皮膚科に行ってきた。
私はもともとアトピー体質で、おまけに蚊にさされやすい。
私と一緒に泳いでいた妻も足に約20ヶ所刺された。しかし子供たちはほとんど刺されなかったのは救いだった。
妻の20ヶ所の腫れは4日経った今日はほとんど消えてしまっている。
ヌカ蚊の襲撃を一手に引き受けて家族を守ったお父さんの面目躍如である。ということにしておく。
私の腫れも、最初は腕全体がパンパンに腫れ上がって熱を持った状態だったが、それに比べるとだいぶマシにはなってきたが、今も依然として元気に腫れている。
かかりつけ医師によると、ヌカ蚊は小さくて黒いフワフワした虫で、北海道の場合は西側の海岸に沢山生息しており、私の様に刺されると酷い炎症を起こす人も多いそうだ。
言われてみると、小さくて黒くてフワフワした虫が沢山いた。
午後は海水浴の場所を東側の海岸に移したので、1時間程度のわずかな時間に100ヶ所以上刺されたことになる。
山と海が迫った海岸で民家も何もなく、景色と水はとても綺麗だったのだが、最悪な伏兵であった。
アレルギー持ちの人は是非ともご注意されたい。
話しは変わるが、『崖の上のポニョ』を見に行った。
私の中での宮崎アニメは「千と千尋」が最期だったな〜、という確信をより強くして帰ってきた。
まあ、いつまでも「ナウシカ」の頃が良かったーー! と言っていても仕方のないことは分かっている。制作者だって年を重ねていけば考え方だって変わるだろうし、時代も変わっていくのだ。作品の質が変わっていくのは当然と言えば当然である。
しかしながらこの作品、いくらなんでも時代に迎合しすぎてはいないか?
「エコと愛とネイチャー、そして人間は愚か。」
そんな月並みな道徳観の焼き直しで作品を作れば・・、そりゃ〜こうなるよな。という感想である。
一方で、最期は神や仏が出てきて愛で地球を救っちゃうストーリーは、スケール的にはデカすぎて作品に収まりきっていない気がした。
港町や船の細かい描写はさすがジブリと思わせたが、キャラクターに個性や魅力が感じられなかった。フジモトやグランマンマーレは手塚治虫の「火の鳥」を間違えて見に来てしまったかと思うほど手塚アニメのキャラに酷似していたように思った。
主役のポニョは全く可愛いとは思わなかったが、これは言ってはいけないお約束なのだろうか・・。
NHK朝ドラ「すずらん」の名子役、柊瑠美ちゃん=「千と千尋」の千尋の声=今回ボートで赤ん坊を連れたお母さんの声。
というのが時代の流れを感じで良かった。「すずらん」から10年経っているのでそろそろ二十歳くらいでしょうか。