アンケート開始から1週間が経つので、今日で投票は締め切りです。
そして気になる結果は、有効投票数114票のうち、
「自然だと思う」が23票。
「違和感を感じる」が91票。
この投票結果をもとに、寄せられたコメントの内容、野鳥の会のみなさんの協力で数えた会場のお客様の票、そして私が総合的に空気を読んで厳正に厳粛に審査した結果、
自分の弟子を指して「お弟子さん」と言うのは、おかしい という結論になりました〜(デンドンデンドン!)。
なので、演奏家のみなさん、これからは自分の弟子のことを「お弟子さん」と呼ぶのはやめよう!
「弟子」と言うようにしようね (o^-')b チェキラ!
投票結果はこちら
『「弟子」という言い方がそもそも不自然。この場合「生徒」でしょ』というコメントもいくつかいただきましたが、
せっかくのコメントではございますが、前回のブログでも申し上げましたとおり、今回はその問題については触れないことといたしております。
削除したコメントの中に、「そもそも弟子とは、巨匠クラスの業界の真打クラスの師匠と呼ぶに値する人が、プロを目指す覚悟のある人の芸と人生の後見になる場合に使う言葉で、普通の人が単に一回いくらで金とってレッスンしても、それは師匠でも弟子でもないです」みたいなのもありましたが・・・
「ご高説賜りましたが、多少耳に障りましたでございます。あなた様は何処かの大家の方とお見受けいたしました。申し訳ありませんが、私は普通の人ですがなにか?」と申しあげたいところですね(苦笑)。
まあ、実のところ私も「弟子」という言葉はあまり使わず、普段は「生徒」と言うことの方が多いです。
でもいいんです。
弟子という言い方は、演奏家業界の中では巨匠じゃなくても大家じゃなくても才能なくても言っていいんです。普通に使われているんです。
日本のクラシック音楽業界はすごく狭いですから、特に最初に就いた先生の人脈で、その後もずーっと面倒を見てもらうことが多いです。音大に行くならピアノやソルフェージュの先生も紹介してもらうことになるでしょう。それに、例えばプロのチェロ奏者なんて日本に数百人いるかいない程度ですから、みんな知り合いかせいぜい知り合いの知り合いです。生徒が引っ越すことになったら引越し先の先生を紹介する事にもなります。なので、一人の大家が最後まで面倒見る、というより、業界全体で育てていく、みたいなところがあるような気がします。相手がマチュアでも一緒です。
そういう業界の事情で、落語の師匠と弟子みたいに、住み込みでガッツリ面倒見る、みたいな関係じゃなくても、少なくともクラシック音楽業界内では弟子と呼んでしっくりきているのだと思います。
もっとも、アマチュアの年配の方のレッスンには特別な配慮が必要なことは認めます。レッスン中もかなり気を使いますし。特に社会的地位の高い方は当然プライドも高いでしょうから。
そういう方を第三者に言う場合、私は「うちにレッスンに来ている人」と表現しています。
しかし、へりくだっていてはレッスンになりませんから、この辺りは絶妙なバランス感覚が必要になります。
おっと・・・、触れないと言いつつ思わず語ってしまいました。
このあたりの事情は話せばキリがないのですが、今日はこの辺にしておきます。