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今年もあとわずかですね。お互い身体に気をつけて年の瀬を乗り切りましょう!
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この時期、クラシック音楽業界は稼ぎ時です。
札響は第九の演奏会は少ないですが、それでもクリスマス関係やら何やらでいつもより演奏会多いです。
個人で受けてる室内楽やらサロンコンサートの仕事もそれなりにあって、ありがたいことに、そこそこ忙しく年の瀬を送っています。
そんな中、毎年恒例のユニオン札響定期大会が開かれました。
札響にも当然ながら労働組合があって、ご存じのように労働組合たるもの、最低でも年に一回は定期大会を開かなければいけないと、労働組合法という日本国の法律で決まっているので、これは義務なのです。
先日、札響の倉庫をステマネのT中正樹君が掃除していて、興味深いものが発見されました。
下の写真の「腕輪」です。
倉庫の中でもかなり深い地層から発見されたので、たぶん1970年代のものと思われます。記念に貰ってきました。

これは相当貴重なグッズです。
私も札響の組合役員やって15年になりますが、この腕輪は初めて見ました。
この腕輪が実際使われたのかは不明です。
どちらにせよ、時代の移り変わりを感じさせてくれます。
日本の”サヨク”が異様に元気だった時代のシロモノのなので、上部団体などから支給されただけで、実際は使用されなかったのかもしれません。
試しに腕に付けてみました。
付けただけで気分はプロレタリアートです。とにかく反対っ! シュプレヒコール!という感じです(笑)。
というか、機動戦士ガンダムのモビルスーツ級に強くなった気になれるアイテムです。
ところでこの腕輪、裏地もしっかり付いてて、縫製も丁寧です。今の日本だったら、薄っぺらい不織布に文字を印刷しただけの安っぽ〜〜〜いペラッとした腕輪が出来てきそうですが、この頃はまだ日本の物作りが健在だったんですね〜。
時代とともに縫製だけじゃなく、労働組合のあり方も変化しましたね。
労組に対しては昨今ネガティブなイメージがつきまといがちですが、労使関係あるところ、労働組合があって当たり前で、それでこそ健全で民主的、建設的な組織運営がなされるのだと思います。が、労組や労使交渉のスタイルは時代とともに相当変化し、あるいは変化せざるを得なかったのも事実だと思います。
札響労組もユニオン札響と名前を変えて、当然ながら腕輪をしたり鉢巻きを巻いたりということはありません。
今見るとこの腕輪、かなりレトロな雰囲気が漂っています。
そういえば今年の夏頃、小林多喜二の蟹工船とか、プロレタリア文学が大流行の兆しを見せていましたが、早くも鎮火していまったのでしょうか。
プロレタリアブームでクラシック界ではショスタコーヴィッチあたりが流行するのでは? と期待していたのですが、イマイチ盛り上がらなくて残念です。
70年代〜80年代、私が中学高校生の頃は、ラジオで中波を聞いていても、モスクワ放送日本語版が大出力で乱入してきて、『ソ連の有能な指導者、ユーリ・ウラジミーロヴィッチ・アンドロポフ同志は、アメリカ帝国主義の挑戦的、挑発的な行動に対し・・・』なんてよく聞えてきてました。
西側の報道とあまりに違うので、イデオロギー抜きで面白くてけっこう聞き込んじゃったりしてました。
今思うと懐かしいです。録音しておけばよかったと思います。
モスクワ放送の「今日の話題」のコーナーとか、ニュースのコーナーでかかってた曲は、今でも耳に焼きついていますが、何と言う曲だったのでしょうか。
情報キボンヌです。
それではみなんさん、ごきげんよう