振り返れば、宅建免許取得を思い立ってから既に1年半が過ぎている。
長い道のりである。よく頑張っていると我ながら思う。
宅建を受ける人の中には、宅建試験はその後の司法書士とかのステップアップや自己啓発のためだから、主任者証の交付を受ける意味がないという人も多い。
私も目的はステップアップとか自己啓発とか興味本位とか趣味だが、はっきり言って私は、肩書きとか社会的地位に判断を流されやすい人間である。
大きな会社の社長とか役員とか言われると、尊敬はしないけど羨ましいと思う。(社会的地位と能力って比例しない場合多いからねヽ(´▽`)ノ )
何かライセンスを持ってる人は「すっげー、いいなー」と思う。
なので、せっかく苦労して試験に受かったのだから、実際に主任者になって経歴に書いてみたり、主任者証を貰って眺めてニヤついたりしたいものだ。
さて、講習&演習は9時30分〜17時40分まで、途中昼食休憩を挟んでぎっしり2日間行われる。
この講習の前の1ヶ月間、送られてきた教材で自習し(毎日することになってる。どのくらいの人が本当にしているのかは不明)、2日目の最後の総まとめの試験に合格すると、主任者証交付の要件である”2年間の実務経験”があるとみなされる。
会場はコンベンションセンターの一室で、受講生は200人くらいだった。
さすがに本試験合格者なので皆賢そうである。
もっとも、この日にコンベンションセンターの違う会場で行われていた医師国家試験に集う若者たちほどではなかったが・・。
というか、賢さの種類が違うな・・。全く違う。水と油くらい。いや、水とタール?
受講生たちの平均年齢は相変わらず高かった。
会場で両隣に座ったおじさんも私より年齢上だったし(たぶん)、後ろも前も白髪まじりのおじさんだった。右斜め前は一見若く見えるけど40半ばの女性だった。
左斜め前と斜め後ろには比較的若い女性が座っていたが、それでも多分30代だったと思う。
全体的に酸いも甘いも噛み分けたアダルティーなムードが漂っていた。この辺りがさすが不動産業界である。
聞くところによると、銀行とか他の業種の人が受けに来るケースも多いそうだ。
考えてみれば、銀行だって不動産を担保として取るわけだし、例えば大手小売り業だって新しい出店先を考える時など不動産に詳しい人間を内部に必要としているはずだ。
ちなみに、本試験の時に多く見かけた、明らかに危なそうな人とか、精神的に破綻しちゃってる雰囲気の人とか、見るからに怖い人とか、度を越した訳あり組はほぼ排除されていた。
さて、講習&”演習”というから、当初、私はてっきり宅建主任者プレイができるのかと思ってワクワクしていた。
一通り講習を終えたあと、観葉植物と応接セットの置いてある事務所みたいなところで、お客役相手に重説をする演習とかがあるのかと思った。
例えばこんな感じ・・・・
荒木「それでは売買契約に先立ちまして、宅地建物取引業法第35条の規定に基づき、本件に関する重要事項説明をさせていただきます。この内容は重要ですから、充分理解されるようお願いいたします。私はノンノン不動産販売の宅地建物取引主任者、荒木均と申します。よろしくお願いいたします」
(と、ここで主任者証をびしっと提示する。このとき正義のヒーローみたいにポーズを決めてもよい。)
かっこえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
やっぱり濃紺のスーツを着て、髪はよく分からないけどテカテカした整髪料とか付けてオールバックにするべきだろうか・・。
あるいは、ノンノン不動産販売の社内という設定で、会社の部下の女の子(矢野さん)と打ちあわせをするシーンである。
矢野さん(仮名)はもちろんタイトミニのスーツである。
荒木「矢野君、例のテナントビルの登記事項証明書は取ってきてくれた?」
矢野「はい、主任。 それと主任・・・、この用途地域図、ちょっと気にところが・・」
荒木「どれどれ・・?。・・ん? 矢野君、ファンデーション変えた?」
矢野「え? ・・・何でも分かっちゃうんですね。主任・・(ハート)」
荒木「ふっ、まあね。 ところでどうだい? 今度の週末食事でも。是非キミと行きたいレストランがあってね。」
ウシシシッ、いや〜〜〜〜!! 参るなーー!!(バンバンバン)
なんつっても”主任者”ってくらいだからな。このくらいの萌えはあってもいいはずだ。うんうん。
だが現実は、私の煩悩丸出しの妄想をあざ笑うかのような過酷な講習&演習であった。
演習は上記の様なプチ芝居はなくて(当然だが)、登記事項とか都市計画図とかの束を調べながら、ひたすら重要事項説明書を書く練習と、売買契約書を一字一句の間違いもなく書く練習であった。
かなりの量でハイスピードだった。
2日間とも夕方には吐きそうなくらい疲れ果てた。
当然ながら、ぜんぜん萌えなかった。
2日めの試験は、今回の講義と演習を理解さえしていれば解ける簡単な問題だった。
合格率は97%くらいだそうだ。
修了書が送られてくるのが2週間後。
そして、それを持って道庁で主任者証の登録申請。
主任者証を手にしてニヤつけるのは4月半ばになりそうだ。
話しは変わるが、次回ノンノン・マリア弦楽四重奏団の演奏会詳細が決まった。
5月12日(火) 18:30会場 19:00開演
ザ・ルーテルホール
入場料 3,500円(自由席)
ショスタコーヴィッチ 弦楽四重奏曲第8番 ハ短調
間宮芳生 弦楽四重奏第3番 「白い風のうた」
ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第9番「ラズモフスキー第3番」
チケット発売は2月末頃です。(決まりしだいHPで告知します)
この演奏会の頃は、”宅建主任者チェロ奏者”になっているはずである。
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