2009年06月19日

YouTube動画でIT革命を考える

最近YouTubeでみつけて素直に感動した動画です。
7分間の個人制作アニメですが、興味のある方はどうぞ。(下の画面右下から2番目のアイコンを押してフルスクリーンモードでの鑑賞をお薦めします)


2044年4月4日16時44分44秒というわけですね・・・。
押しつけがましいシュプレヒコールや、説教調の論説よりずっと説得力があります。
一昨日みつけて、その時のアクセス数は340くらいだったのに、YouTubeの”お薦め動画”になった途端、たった3日間で10万を越えてる・・(゜ロ゜;
2ヶ月位前の週刊現代だったでしょうか、”戦後世界を変えたニュース・ベスト1”というタイトル(うる覚え)で、各界著名人が語っていました。冷戦集結とかオウム真理教とか911テロとかあったのですが、田中真紀子が唯一、IT革命と言っていました。
田中真紀子がどうとかいう話ではないのですが、3日間で7分間の個人制作アニメが10万人の人に目に触れるという事実。これは世界の政治経済とか暮らし向きのありかたや人類の価値観を大きく変える出来事だったと思います。ひょっとしたら冷戦集結を凌ぐビックニュースだったのかもしれません。

森首相が「アイテー革命」と言っているのに頷いた人は少ないと思いますが、インターネットや携帯電話が一般化して10年で、私たちを取り巻く環境は一変しました。
一方で、ネットの恩恵に浴して情報や通信手段を持てるものと持たざるもののIT格差も、取り返しがつかないほど大きく広がりました。
IT大貧民とIT大富豪(仮称)の出現です。
私は自己評価では、IT平民とIT富豪の間くらい・・かな。

そういえば、先月札響の利尻島公演がありました。行きのフェリーでトランプの”大貧民”を久しぶりにやりました。修学旅行みたいで盛り上がりました。
”大貧民”はローカルルールが数多く存在していることでも有名ですが、『大富豪が負けた場合は例外なく大貧民まで落ちる』というローカルルールはシビアです。
IT大富豪の代表格としてホリエモンと村上ファンドの村上世彰が挙げられると思いますが、彼らはこのローカルルールをまさに地で行ったと言うべきでしょう・・。
でもホリエモンは私は応援しているのでまた大富豪になって欲しいと思っています。

さて、もう一つ、最近YouTubeにはまっている私が超感動した動画をご紹介します。この動画は有名なのでご存じの方も多いはず・・。


微速度撮影という技術で撮られた映像です。
これはよく理科の時間に朝顔の発芽の映像とかに使われる方法ですね。
上の動画は美しくて何度も見ました。特に5分46秒からのシーケンスは死ぬほど感動的です。そして驚くことにBGMも自分で作曲して演奏しているようです。

最初の動画といい、彼らはたぶんプロではないと思います。仮に関連する仕事についていたとしても、これらの動画は1年とかかけて無報酬で作っているわけで(これをきっかけに世に出たいという野心が仮にあったとしても)、そこが凄いです。
インターネットがなければ、YouTubeがなければ、こんな素晴らしい動画を制作してもせいぜい身近な人に見てもらうくらいで、きっとこれだけの動画を制作するモチベーションは沸かないでしょう。
こういう多くのクリエーターを産み出して、都会と田舎の分け隔てなく私たちの感性を豊かにしてくれているわけです。これはまさにIT革命の賜物ですね。私はむしろIT革命10年にして結実したこういう点を評価したいです。

私も最近キタラの3階席から飛び降りたつもりで購入したRICHOの高級コンデジCX1(インターバル撮影ができる)を使って超早起きして微速度撮影で”札幌の日の出”の撮影にチャレンジしちまいました。失敗したけど・・・・。

それではみなさんごきげんよう。

Posted by arakihitoshi at 23:49│Comments(0)TrackBack(0)

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