劇団イナダ組の『水に油 糠と釘』(初日)を見に行った。
ここ数年イナダ組の舞台を見に行きたいとずーっと思いつつ、
札響の演奏会と重なってたり、
地方にビータ(演奏旅行)に出てたり、
気がついたら公演日が終わってたり(←これが圧倒的に多い)、
というわけで、やっと見に行けたわけである。
1時間20分ほどの非常に集中度の高い舞台であった。
俳優さんたちの演技もハイレベルで素晴らしかったんだと思う。
大満足できた。
最近の凄惨な青少年犯罪が起るネット社会や家庭崩壊やイジメなどの社会的背景を、非常に丁寧に緻密に描いた脚本であった。
ただしストーリー自体は救いようが無く、鑑賞後の疲労感は独特であった(笑)。
私も自慢ではないが(自慢だが)、小学校の学芸会では主役を演じたこともある演技好きである。
人生は芝居だ! と思っているほどである。
そして、自慢ではないが(思いっきり自慢だが)、東京でフリー奏者時代に、あの自由劇場の舞台に”役者”として出演したことがあるのだ!!
ネットでその時の残骸を発見した ここ↓ (一番下の”楽師5”に注目)
http://www.big.or.jp/~d-misawa/jg/DATABASE/DETAIL/911015A.HTM
みんなーーー! 見てくれーーー!
俺は吉田日出子と同じ舞台を踏んじゃったんだぞーー。
ドーランも塗っちゃったんだぞーー!
台詞はなかったけど、「楽師5 驚いて逃げる」とかちゃんと演技もしたんだぞー!
東京フリー時代はバブル絶頂期で、こういう面白い仕事が沢山あったな〜、楽しかったな〜(トオイ目)
また演劇関係の仕事があったら是非やってみたい。
いや、やらせていただきたいです。
というか、何でもやります。お願げぇしますだ。(ペコペコ)
イナダ組、初日の今日は終演後にアフタートークというのもあって、
役者さんたちの素顔を垣間見ることができて楽しかった。
まず舞台上の彼らが楽しそうでちょっと羨ましかった。
こういうパフォーマンスは本当に大切だと思う。
同じ舞台人として、俺はここまでのパフォーマンスはできてるだろうか、とかいろいろ考えさせられるものがあった。
ふと客席を見回すと客層が非常に若かった。ギャルも多くて華やいだ雰囲気。
なんだか、みんなすごく楽しそうだった。
俺もおっさんになったな〜、と思って少しへこんだ。
ちょっと置いてかれてる感じがした。
おっと、最近ヒガミっぽくていかんな・・・。