2009年12月02日

切羽詰ってます。

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札響は一昨日から、札幌市の全小学6年生にキタラで札響を聴いてもらう「ファースト・コンサート」の本番でした。
1日2回づつ。3日間で計6回の本番。
それに今回は、3日目の夜(今日)に”がん撲滅チャリティコンサート”が加わって、3日間で計7回のコンサート。
で、わたし(他数名)は明日の北大の学生向けのワークショップの合わせが休み時間に加わり、明日も本番。

ほぼキタラに住んでいる状態です。さすがに疲れて、というより若干ナチュラルハイになってきました。いい感じです。(笑)
明日のワークショップはハイのまま突入したいと思っています。

さてさて、問題の事業仕分け。
札響はもちろろん、日本のオーケストラの将来がかかってます。
オーケストラへの国の補助金を”無駄”と断じて廃止しようとしている事業仕分け。補助金の廃止や削減を実行に移されると破綻するオケが続出するでしょう。
全廃となると、札響も年間10憶の総事業費の内、1割〜2割を失うことになります。極めて深刻な事態に直面します。
オーケストラは収益性の乏しい事業です。チケット収入だけでは組織を運営できない構造的な宿命を抱えています。だからこそ、定期演奏会や依頼公演だけでなく、教育や社会福祉事業に積極的に携わり、公益性を常に意識した事業を展開しているわけです。
そういう流れを理解していない、ほぼど素人の”仕分け人”が「はい、無駄!」極めて短時間で感覚的に即決できる問題ではありません。
無邪気というかなんというか・・、仕分け人や政府は事の重大さが分かってやっているんでしょうか・・。


前回のコメントにも書いてくださった方がいましたが、ノーベル賞の益川教授が「紅衛兵と同じ」と科技予算仕分けを批判していました。
この例えは切られる側になるとよく分かります。
あの体育館の光景は公開人民裁判まがいの恐ろしいものに見えてきます。
畏まって事情を説明する被補助団体の幹部をバッサバッサと切り捨てるあの人はさながら・・。元女優という点も似てます。

あの体育館に小学生の子供たちを連れていって、「子供にも分かるくらい明確でなくてはだめ!」なんてやってたTV番組がありました。
子供に「レンホーさんカッコイイ!」とか言わせてましたが、まったく恐ろしいというか、ここまでくるとバカとしか言いようがないです。

おっと・・、感情的になってはいけませんね。反省反省・・。

日本のオーケストラを潰さないために、
貧しい日本になるのを絶対に止めるために、
再度お願いです。


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☆☆下記の要領でメール送信をお願いします!!☆☆

文部科学省宛てにメールを2通出してください。(詳しくは前回のブログをご覧ください)

1通め
件名:事業番号「4」事業名「文化関係1−独立行政法人日本芸術文化振興会」
内容:『芸術創造活動特別推進事業助成金の削減・廃止に反対します。』という一文を入れて構成してください。この一文だけでも構いません。

2通め
件名:事業番号「5」事業名「文化関係2―芸術家の国際交流(学校への芸術家派遣)」
内容:『プロ・オーケストラによる本物の舞台芸術体験事業の廃止に反対します。』という一文を入れて構成してください。この一文だけでも構いません。

二通とも宛て先は下記です。
アドレス:nak-got@mext.go.jp 担当官:中川正春 後藤斎
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上の文章をコピペして、BBSやブログなどで宣伝していただけると、さらに助かります。

みんな応援よろしくね!! (o^-')b

P.S. そうそう、ブログ本文の見解はわたし荒木均個人のものです。札響やユニオンなどの公式見解ではありませんので、念のため書き添えておきます。


Posted by arakihitoshi at 23:14│Comments(6)TrackBack(1)││事業仕分け 

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報道各社によると、あの「事業仕分け」の対象として「『日本芸術文化振興会』をはじめ、芸術家の国際交流や、学校への派遣などに対する一連の文化事業予算を大幅に削減」(2009年11月20日20時45分,朝日新聞社HP)するように評価されたようです。 {%ごめんねwebry%} 日本...
日本のオーケストラはどうなるのか・・・【Kontrabbit 5】at 2009年12月04日 00:01
この記事へのコメント
いま稽古をしている、「メリー・ウィドウ」の合唱の皆さんに、
スケジュールの連絡と一緒に文科省へのメール依頼を書いて送りました。

今日は札幌a合唱団の練習日でしたので、
行政刷新会議「事業仕分け」の評価コメント・評価結果を皆さんに見せ、
行動をお願いしました。
N常任指揮者もメールする!と言ってくれました。

ノーベル賞受賞者とオリンピックメダリストに負けない人。
バレエの熊川さんとか、世界の小澤さんとか、話題の辻井さんとか
揃って声明を出してくれないかなぁ〜
Posted by けんたい at 2009年12月03日 00:06
5
初めまして!
山響FC会員のbalaineと申します。私自身もアマオケ(酒田フィル)団員です。
山響ヴィオラ奏者のらびおさん、山響音楽監督の飯森さんのブログでも今回の事業仕分け関連の記事を読みました。
早速、それぞれ1通ずつ担当者にメール致しました。

私の専門である医療の方は、削減削減が続いて来て現在の医療崩壊、救急崩壊に繋がっています。確かに無駄は排除しなければなりませんが、芸術文化、教育研究といった費用対効果の見えにくい分野は「無駄」がどこにあるのかも見えにくいでしょう。ひとつ日本のためだけではなく、人類のためにも今回の決定は「高度な政治判断」で復活するように期待しています。

まあ、事業仕分けをやらされた担当者達は、上から「これくらい削れ!」と総額を提示され、それを実現するために必死にやったのでしょう。マニフェストには反しますが、残るは増税、消費税アップしかないのではないでしょうか。
また、「寄付金」に対する優遇税制を手厚くし寄付対象を広げて楽団や音楽関連団体への寄付が集めやすくなるようにする事は大切だと思います。寄付金がすべて税金控除になるのならもう少し寄付も増えるのではないでしょうか。
国からの支援は大切です。地方自治体からの支援も大切です。なんとか削減・廃止が中止になる事を望み祈っております。
Posted by balaine at 2009年12月03日 06:36
いつもお世話になっております。
これは由々しい問題ですね。
音楽愛好家にもまだあまり知られていません。
ささやかながらエールを送りました。
http://pilsner.blog100.fc2.com/blog-entry-83.html
Posted by Pilsner at 2009年12月04日 01:08
荒木様

日本のオーケストラ文化を壊滅させかねない民主党の暴挙に断固共闘させていただきます。

ブログの本文を私のブログに転載させていただきました。

よろしくお願いします。
Posted by 中村睦郎 at 2009年12月04日 22:42
みなさま、書込みありがとうございます。
任務のほうもご苦労様です!!

ブログ等々への張り付けもありがとうございます。
ネットの強みでさらに声が広がっていけばいいと思います。
引き続きがんばりましょう。
Posted by あらき at 2009年12月10日 22:54
 まったくそのとおり! 国は文化とは何ぞやを考えて欲しい。オケをつぶしても心が痛まないのだろうか? まったく腹立たしいことこの上なしである。
 本当の無駄をしっかりと見つめて仕分けすること。教育や文化を削るのは絶対やめてもらいたい。
当然といえば当然かもしれないが勇気と見識ある発信に敬服した。
Posted by 今野 強 at 2009年12月14日 21:52

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