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日本のオーケストラを滅ぼす「事業仕分け」に反対するメールを文部科学省に送信してください!
12月15日締め切りです。送信方法と詳しい内容は、前回と前々回のブログ
12月2日の「切羽詰まってます」と、11月28日「『事業仕分け』と道の予算削減」をご覧ください。
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前回、前々回と書いた事業仕分けについては、たくさんの応援のメッセージやコメントありがとうございます!。
さて、この国で文化というものは、いつの時代も常に逆風にさらされています。
逆風とはすなわち、行政の不理解であったり、時として弾圧であったりするわけですが、
一方で国家権力によって牽引される文化というのはロクなものではないということは歴史が証明しています。
今回の事業仕分けは確かに行政の不理解と言えるのですが、
「何を残して何を残さないのか」という選択権が、われわれ民の手に委ねられたと言えなくもありません。
と、思わず今は亡き筑紫哲哉の多事争論のような幕開けをしてしまいましたが、
みなさ〜ん、文部科学省へのメールはもう送っていただけましたか?
ぬぁに〜 まだだぁ〜?! (▼、▼メ)
さあさあ、早く送ってください。すぐ送ってください。いま送ってください。
送り方は前回のブログを見てね!(o^-')b
さてさて、事業仕分けの話しばかりではなんなので、今回は楽しい話題にしましょう。
先週、札響名曲コンサートで「ウィリアム・テル序曲」をやりました。
指揮はT関さん。
で、いつも使っている譜面と違う譜面が指定されたらしく、見慣れた譜面と違うのが譜面台に乗ってました。
それがこれ。↓

な、な〜〜〜んと! 横開き!
あ〜〜っはっはっは! ヽ(´▽`)ノ
これが笑わずにいられましょうか!
見にくいんじゃ!!!(ノ`Д´)ノ−−−−−┻┻ -3-3
ご存じのようにオケの弦楽器というのは二人一組で譜面を見ています。
「プルトを組む」と言うんですが、二人のまん中に譜面台を置いて見るわけです。
これがけっこう気を使うんですね。
きっちりまん中に置かないと、譜面台から遠くなった人は楽譜を見づらくなります。
他にも例えば、プルトを組んだ相手が、近眼とかでやたらと譜面台に近づいてこられると、弓がぶつかりそうで弾きにくくなったりします。
だから仕方なく自分が譜面台から離れる。すると楽譜が見えにくい。
近い遠いの問題だけじゃなくて、やたらと譜面台を高く上げたがる人とか、逆に下げたがる人とか、こういう人とプルトを組むと楽譜が見づらくなってイヤなわけです。
ちなみに通常の縦位置の譜面はこう。↓

ね? 上の横開きと比べるとだいぶ譜面の遠い方の距離が違うでしょ?
T関さんによると、なんだか通常使う版と音譜とかが若干違ってて、こっちがいいんだそうです。
T関さん、ベストオブ好きな指揮者のひとりなんだけど、たまにこういう
かなり古い話題で恐縮ですが、去年の定期のメンデルスゾーンの「イタリア」でも、究極の
耳馴染んだみんなが知ってる「イタリア」の初校が実はあったとかいう・・。
たしかに知的好奇心は満足するのですが、例えば"遺言"なんかも、後に書かれた方が遺言者の真意を汲んでいると解釈されるわけで、公正証書遺言があっても、それより後に書かれた遺言が発見された場合、それが公正証書遺言でなく自筆証書遺言であったとしても、先に書かれた公正証書遺言が無効になるのと同じように、先に書かれた「イタリア」は無効になるのでは・・・、とわたしなどは思ってしまうのです(笑)。
ま、そんなわけで、
今回は、ウィリアム・テルの世界的にも大変珍しい横開きパート譜を披露したい、というのが主目的でした。
それではみなさんごきげんよう。
文部科学省へのメール送信は、何卒、引き続きお願いします!!