2010年01月12日

『 FM旭ヶ丘1丁目 』 開局  【その2】

最近お小遣い程度のお金で株を初めました。不動産関係の株でちょっとだけ儲けて気を良くしたのが大間違い。
JAL株を買って冒険した途端にこの有り様・・。儲けた分すっかり失いました・・。まあ、人生プラマイゼロってことなんでしょう。
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前回からの続きです。

愛しのアンテナちゃんは前回ご紹介したように、勇ましく屋根に立ちました。
しかし、黒い同軸ケーブルがアンテナからビロ〜〜ンと下がっています。
当初、ケーブルは壁を伝って換気口から部屋に引き込む予定だったのですが、
白い壁に黒いケーブルがぶら下がって、なんともみっともないのです。

で、面倒だけど屋根裏に一旦引き入れて、コンセントの穴を利用して、部屋に出すことにしました。
これが予想をはるかに越える難事業でした。
まず、軒下から同軸ケーブルを屋根裏に向けて突っ込んでおきます。
それから、押し入れの天井にある屋根裏点検口から懐中電灯を持って屋根裏に入りました。
突っ込んだケーブルは屋根裏側にピコっと出ていると思ったのですが、屋根裏から軒下までは数十センチ距離があって手が届きません!

さて、どうしたものかと考えること2日間。
考えたのが、既に設置されているTVのコードを利用して、なんとかケーブルを屋根裏に引込みました。

しかし、屋根裏っていうのは実際に上がってみると、自分が今どの部屋の上にいるのか分からなくなるもんなんですよね。
しかも、ある部屋のある箇所にあるクーラー用のコンセントの場所を探すのは至難の技でした。
当初、コンセントの穴なんて、そこから光が漏れてたりしてすぐに分かると思ったのですが、断熱材とかですっかり被われていて、何がどこにあるのか見当がつきません。
断熱材のガラスウール素材で身体中チクチクするし、最悪です。

アンテナ2


やっとの思いでコンセントの場所を探り当てて、ケーブルをねじ込みました。
これも、天井裏からコンセントの場所まで距離があって、諦めかけたのですが、もともとある電源ケーブルに、同軸ケーブルをガムテープで巻きつけて、部屋に降りて電源ケーブルを引っ張って何とか工事完了。

途中何度も諦めかけましたが、難工事をやりとげて達成感です! \(^o^)/

アンテナ3

上の写真の様に、受信用と送信用の2本の同軸ケーブルをコンセントの穴から部屋に引き入れました。


さてさて、やっと楽しみにしていたアンテナの性能を試すことができます。

まずは、受信用に設置した2素子八木アンテナをオーディオチューナーに接続!

ぬおぉぉーーーー!
すげーーー! 感動〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
ムチャクチャ感度ええやんけ!

私が住んでる「旭ヶ丘」という地域は、手稲山送信所からの電波を円山に阻まれて、TVもラジオも感度悪いので有名な場所なのです。
電気屋さんにも、「旭ヶ丘? ああ、ダメですね・・」
と、一瞬で見放される土地柄なのです。

中学生とか高校生の頃は、「FMファン」とかの雑誌で番組調べて録音するエアチェック小僧だったのですが、その頃から、この地域のラジオの受信感度の悪さに悩まされていました。

それが、素晴らしい〜〜〜。100%近い受信率。
アンテナの威力って凄いんですね!。これだけでも屋根裏を身体中チクチクしながら徘徊した甲斐がありました。


で、問題の送信は・・。

前回と同じく、なぜか"フィンガー5"のCDをかけて、それをアンテナに繋いだトランスミッターに繋いで、どこまで飛ぶか実験してみました。
実験方法は、カーラジオで聴きながら、自家用車で町内を走行するという方法です。

それがですね〜。
びっくりするほど可聴範囲が広がりました。
物凄いアンテナちゃんの威力です。こんなに凄いとは正直想像すらしていませんでした。

地図でだいたいの可聴範囲を表わしてみました。
赤いところが、おおむね綺麗に受信できる範囲です。
まず下の地図が、アンテナ無しで試した可聴範囲。
可聴範囲1



で、この地図がアンテナに繋いだ可聴範囲です。
可聴範囲2


ね? すごいでしょ。
赤い範囲がいびつなのは、このあたりが山や谷があって地形が複雑だからです。
FM電波は直進性が強いので、この範囲内でも障害物などあれば電波は届きにくいです。
逆に、この範囲外でも、例えばマンションの上階など、場所によっては綺麗に拾えると思います。

それはそうと、町内全域と近隣の町内の一部まで電波が飛びます。
これならミニFMといえどもやる気出ますよね〜〜〜。

さあ、FM旭ヶ丘1丁目、いよいよ開局!
と思ったのですが、ここで新たな問題が頭をよぎります。

そう、これを解決しないことには放送をスタートできません。
その問題とは・・

【つづく】

Posted by arakihitoshi at 23:51│Comments(9)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
5
う〜ん、波の数だけ抱きしめて、ってとこですか(80年代だなぁ)。
いったい何やってんすか。子供ラジオ局なら、おもちゃのトランシーバー程度に聞こえればいいじゃないすか。フスマ隔てた隣の部屋で聴ければいいじゃないすか。なにも危険を冒して屋根にまで登らなくっても。時間とお金もかかってそうだし。
しかし、あぁ、なんて素晴らしいお父さんなのだろう、あなたは! 何に取り組んでも、いつも「とことん」ですね。
そして自宅から飛んだ電波をお嬢ちゃんのお友達の家で聴ける。子供たちの歓喜する様子が目に浮かぶようです。あなたもDJ。もう「ごっこ」の世界を超えてしまうかも。有線の学校の放送部なんか目じゃない。どんな曲を流そうかとか考えたり、オリジナルのジングルなんかも作ったら楽しそう。
我が子の夢に、当初は手伝っていただけの親の方がしまいには夢中になってしまうということは、よくありがちなことですね。

しかし、怒られませんか? 電波管理局みたいなところに。
Posted by hi\ko at 2010年01月13日 17:17
中山美穂ですね〜。うーん。バブル・・。
最初は子供の手伝いだったのですが、既に子供ははるか後方に置いてきてしまってます(苦笑
でも今回は時間と手間は猛烈にかかってるけどお金はかかってないんです。
全部で1万2〜3千円かな。
それに送信機の出力を上げるようなこともしてないので、合法的なはず・・。
いたって健康的な遊びなのです! ヽ(´▽`)ノ



Posted by あらき at 2010年01月14日 00:17
『FM旭ヶ丘1丁目 』
読み進めるごとに、何だかわくわくして来ます。
私があらきさんの娘さんなら、「しょうらいは、お父さんとけっこんするぅ!」ですよ(^_^)
お金で解決!!というのではなく、身体をはって何かをしてくれるお父さんはいいですね〜。
日々の演奏会や組合のお仕事などなど、何かとお忙しいとは思いますが、開局&レポ、楽しみにしています(^_^)/
Posted by 小雪 at 2010年01月18日 20:54
ありがとうございます。
ここんとこ演奏会続きで、しかも大雪に見舞われたりして、更新がままなりません・・。
忙しいのはありがたいことですが、大雪はありがたくないですね〜〜
間もなく続編書きます。読んでくださいませm(__)m
Posted by あらき at 2010年01月19日 00:22
5
こんにちは
記事拝見しました。

すごいですね!
今の時代、ネットでここまでアナログな話ができる方は少ないですし
この手の話は禁句になりつつあります。

このような時代にこう言った記事を楽しませて頂けることに感謝いたします。

さて、ひとつ質問なのですが
トランスミッターとアンテナをつなぐケーブルの接続はどのような方法で行いましたか?

当方同じトランスミッターを所有しており、外部アンテナの接続を試みたところ
ケーブルとのマッチングができずアンテナまでパワーが届きませんでした。
仕方が無いのでプラグが同じと言うだけで選んだ液晶テレビ用のロッドアンテナを繋いだところ、当方の環境では実用的な範囲を確保できました。

やはりインピーダンス計算をしての上での接続なのでしょうか。
支障の無いことでしたら、よろしければお教え頂ければ、と思います。

こういう実験って楽しくて止まらなくなりますね!
これからの記事も楽しみにしています。
Posted by SineWave at 2010年05月09日 17:28
SineWaveさま> はじめまして。
コメントありがとうございます!
さて、ブログの記事にはしましたが、無線関係は全くの素人です。
インピーダンス計算とかそういう難しいことは一切わかりません(苦笑
アンテナとケーブルの接続は悩んだのですが、結局トランスミッターの外部アンテナと同軸ケーブルをワニ口クリップを利用して繋ぐという超アナログというか原始的な方法で接続しました。
繋ぎ方はちょっとした加減で感度が変わってしまい難しかったのですが、私の場合は同軸ケーブルの内側の線と外側の線を一緒にクリップで挟んで、外部アンテナに接続するのが一番結果が良かったです。
ご参考までに・・。
Posted by あらき at 2010年05月09日 20:57
5
さっそくのお返事、ありがとうございます!

そうでしたか!
いえ、私も計算まではできない素人同然ですから 笑

そのお話をお伺いすると、偶然その方法でマッチングできているんじゃないだろうかって思いました。
不確かではありますが、
より良くする努力が、計算して出す結果と同じになったのかもしれませんね。

むしろアナログでしか実現できない、アナログならではの利点だと思います!

これからも楽しみにしています。
くれぐれもお怪我だけはなさらないよう、楽しんでください。
Posted by SineWave at 2010年05月09日 23:35
>より良くする努力が、計算して出す結果と同じになったのかもしれませんね。

なるほど〜。それってあるかもしれませんね! 特にアナログの場合は。
最近は真空管アンプやアナログレコードに凝ってます。
スピーカーの角度とか、それこそ"努力"や"根性"で音が見違えたりするので、ついついはまってしまいます。

書き込みありがとうございました。
ぜひまたいらしてください。
Posted by あらき at 2010年05月09日 23:41
>私が住んでる「旭ヶ丘」という地域は、手稲山送信所からの電波を円山に阻まれて、TVもラジオも感度悪いので有名な場所なのです。
この地域のために中継局(77.2/79.2/81.6MHz)があります。
Posted by a at 2011年10月09日 10:47

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