2010年05月31日

トレンディ・ドラマを懐かしむ

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さて、Twitterっていうのはナンですな・・。
今までは、書きたいネタを1週間なり溜めておいて、一気にブログで吐き出していたのですが、
最近はTwitterで毎日話しを小出しにするもんだから、意識が分散するっていうか、なんて言うか。
やっぱり何事も、毎日より「たまに」のほうがいいってことですかね。

趣味のうちは良かったのに仕事にした途端につまらなくなるとか、
恋人同士のときは萌えたのに結婚したとたんに・・とかね。
あ、一般論ですよ。一般論。わたしの話じゃありませんから!(汗

で、今日はお題っていうほど準備もしてないのですが、
1980年代〜90年代に流行したトレンディ・ドラマを懐かしんでみましょう。
こないだ偶然に台湾の動画サイトで「東京ラブストーリー」がかかっていて、つい時間を忘れて見入ってしまいました。


わたしはこのテーマ曲、小田和正の「ラブストーリーは突然に」を聴いただけで、1990年にタイムスリップして切ない気持ちになってしまいます。
また合ってたんですよね。このドラマとこの曲。
鈴木保奈美はかわいかったな〜〜〜〜。
織田裕二なんて今とそんなに変わってないような気がしますが、このドラマの頃はまだ携帯電話もパソコンすら一般人は持っていない世界でした。
今から思うと信じられません。

80年代後半〜90年代前半、当時わたしは今と違ってTVドラマが大好きで、ビデオに撮って週に何本も見ていました。
トレンディ・ドラマを系統的・網羅的に語っているサイトは沢山あるので、ここで繰り返すことはしませんが、
主人公の女性は屈託が無くハッキリとした性格で、相手役の男は煮え切らない性格。
今では”当たり前”の男女関係ですが(苦笑)、”弁当男子”も”肉食系女子”も存在しない当時は憧れのフィクションだったんだと思います。
そして、その二人の恋を軸に、男3人、女3人の計6人くらいで、ドロドロせずにあくまで軽いコミカルなタッチで愛憎劇を描く、
というのがトレンディ・ドラマの基本パターンだったと思います。


で、出演者たちは白いタイル壁の青山とか六本木とかのマンションに住んでおり、床はフローリング、観葉植物とソファーのみのリビング。冷蔵庫にはバドワイザーがぎっしり、という生活観のない暮らしをしています。
東京ラブ・ストーリーの赤名リカの住まいもそんな感じでした。
皆、20代の若手社員だったり、フリーターだったりするわけですが、そういう高級な所に住んで、会社帰りにはお洒落なショットバーみたいな店に必ず立ち寄ります。
今見るとすごく嘘っぽいのですが、「そんな現実もありかな・・」って思える時代でした。

トレンディ・ドラマでとても印象に残っているのは「君が嘘をついた」という、88年のトレンディ・ドラマ初期のころの番組です。

(今見るとみんな眉毛太い・・。雪だるまみたい。)
たしか、プリンセス・プリンセスはこのドラマの主題歌でブレイクしたんだと思います。
この後ヒットした「ダイヤモンドだね〜〜〜」は、バブル時代のテーマ曲と言ってよいほど巷に溢れていました。

当時はパソコンが無かったので、家に帰ってきてPCの電源入れてネットに耽るということもなく、風呂に入ってビール片手にビデオに撮ったその日のドラマを見る、というのが一般的な若者のライフスタイルだったと思います。
で、11時頃になると電話タイムで、誰かしらから電話が掛かってきて長電話してました。
電話(しかも固定電話)が唯一のコミュニケーション・ツールだったとは、これまた今では信じられません。

なので、ドラマから受ける影響は絶大だったと思います。
トレンディ・ドラマがあの時代の空気を作っていた、と言っても過言ではないと思います。

当時の中堅から若者世代の日本人は、ドラマの出演者たちみたいにみんな軽いタッチで生きていたように思います。
社会全体が萎縮してしまっている現代とちがって、日本中が自信に満ちていた時代でした。
実際、日本にいれば失業なんてあり得ないし、貯蓄なんてしなくてもどうにかなるはずだし、ってみんな言っていました。
ニュース23とか、裏番組のナンでしたっけ? 木村さんのやつ。
とかでも、銀行の合併なんてあると、「日本で一番ということは、すなわち世界で一番であります」なんてコメントしてました。
そもそもこの時代に”バブル”っていう言葉はありませんでしたしね。
単に「日本が強くなった」と日本人全員が思ってました。

この当時、私は大学生とフリー奏者時代を送っていましたが、フリー奏者時代は本当に仕事が溢れていて、100万円以上稼げる月もありました。
でも、当時のすべての日本人と同様、私もいつまでもその状態が続くと信じて疑ってなかったので、貯蓄なんてせずに全部遊んで使い切ってました(笑
今思うとアホだな〜、と思う反面、最近の”草食系弁当男子”とか見てると少し可哀想になったりもします。
ま、彼らは彼らで楽しんでいるのかもしれませんが・・。

いい時代だったと思います。
カムバック! バブル!! (ま、ムリだと思うけどね・・)


それではみなさん、ごきげんよう。


Posted by arakihitoshi at 00:50│Comments(6)
この記事へのコメント
いつも楽しく拝読しております。初めての書き込みです。
中年サラリーマンの一人としてワタシも「カムバック・バブル!」と叫びたいデス。いい時代でした。スナック行き放題、クラブ三昧・・・
ところで(と強引に話題を替えます)、例の"AUDIOラブストーリー"のその後の展開がおおいに気になっております(笑)。
Twitterでロストロのアルペジォーネ・ソナタのLPのお話があったところからすると、引き続きご熱心と拝察いたします。
となると次なるターゲットはフォノEQなのでしょうか? あるいはカートリッジ? はたまたプリアンプ導入をもくろんでおられるのですか? ひょっとしてひょっとすると、「クラシックでチェロ中心に聴くんだから、やっぱりアンプは300Bシングルも聴けるようにしたいなあ」と、思っていらっしゃるとか・・・
いずれにしても、AUDIOのお話も時々読みたいです。期待して待ってマス。
Posted by 愛知の真空管おやじ at 2010年05月31日 17:23
電話といえば当然固定電話でした。その家にかけて、お父さんとかが出てしまい、女の子に取り次いでもらえるまでドキドキした、なんて気持ちは今のヤング(って言わないか)には分からないでしょうね。ニュース23の木村さんの番組はなんて言いましたか…(思い出せないな)。「ニュースセンター9時」は当然違うし…。ついでながら宮崎緑さん大好きでした…。サイン会にも行ったし(笑)。
Posted by よこお じゅん at 2010年05月31日 22:50
真空管おやじ様>はじめまして。
AUDIO熱は全く冷めていません。いや、むしろ深みにはまっています(笑)。
最近は旧東欧圏のレコードを中心に集めていますが、思うようにはかどっていません。
ハードはお金が続かないのでとりあえずお預けです。
近々更新する予定ですのでお楽しみに。
というわけで、また書き込んでくださいね。

よこお様>こんにちは。
宮崎緑さんですか〜〜〜。いやー、懐かしい。
あのちょっと厚めの唇の微笑みと、清潔感のある声が好きでした。
”才女”の誉れ高い人でしたよね。


Posted by あらき at 2010年06月01日 01:11
木村太郎さんのFNN デイト・ライン、ニュース・コム、ジャパンかな?
東京ラブストーリーのオープニングは、ずらっと並んだ公衆電話に人々がいっせいに取り付いている場面が印象的でした。今では街中に数えるほどしか見えない公衆電話。ビーピーピーと鳴るテレカ取り出しの音・・・。懐かしい光景ですなあ。
うちの職場の若いモンなんて、決まった相手からしか、かかってこない携帯電話ばっか使ってるから、デスクの固定電話に満足に出られないんですよ。マナーがろくにわからない。技術の進歩に反比例して、コミュニケーション力は退化してるようです。
あっ、そういえばネットに費やす時間が増えた分、本を読んだり、音楽をゆっくり聴いたりする時間は大きく減りました。どっちがよかったんだろ。
バブル時代は、あの頃あんな慎みを忘れた過ごし方をしてたから、今こんな世の中になってしまったんじゃないかと。ハトポッポ首相も辞めたし、日本はホントにどうなっちゃうんだろう。
Posted by A.S at 2010年06月02日 22:31
3
ワタクシは、この時代すでに社会の荒波に揉まれ(?)素直さを失っておりました…

トレンディ・ドラマという部類に分類されるドラマは
どれもこれも「ウソだろ、オイ!!!」と思っておりました。
何故ならばあらきさんも書かれているとおり
20代前半とおぼしき若者がいくら大手企業だったとしても
ベランダから東京タワーがあんな間近に見えるところに住めるワケがないだろ!
ありゃ港区あたりじゃろ!?と突っ込みを入れ
(しかも百歩譲ってワンルームだとしても、めちゃ広い!)
カギを開けて家に入ったらカギかけんかい!!!と更に突っ込みを入れ
ウソ臭くて見ていられず、かの有名な東京ラブストーリーも見たことがありません。

従いましてトレンディ・ドラマそのものを懐かしむ術を持たないのでございます。
が、しかし「トレンディ・ドラマが流行った時代」を懐かしむことは勿論可能でございます。

ばぶりぃ=らぶりぃ、な時代でございましたねぇ。
あの虚飾に満ちたバブリィ感こそが
トレンディ・ドラマのウソ臭さを受け入れる素地でございましたでしょうか。
それともトレンディ・ドラマのウソ臭さが、時代の空気を更に虚飾で満たしたのでしょうか。

あの能天気なまでの景気の良さは確かに懐かしいですが(1回のボーナスが○ヶ月分とか)
あの頃からどうもこの国は方向性を見失って行ったようにも思えてなりません。
いかがなものでございましょうか。
いずれにせよあの頃は「事業仕分け」なんぞというものが湧いて出ようとは
思ってもみなかったことでした。
Posted by Traviata at 2010年06月06日 21:50
ご無沙汰しております。
僕は大学卒業する前にバブル期が終わってしまったので、
あまり甘い汁を吸えませんでした。。。(爆)
でも野太い眉毛を見るとあの懐かしい時期を思い出しちゃいますね…(トオイ目)
Posted by おーとも at 2010年06月09日 12:49

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