2010年07月04日

真空管の深みにハマりそうになる

連日暑いですね。暑いと人間開放的になりますな〜。
南の島は1年中こんな感じか〜、それも悪くないな・・。と思う今日このごろです。
ブログランキングに参加してます。
さあさあ、今日もクリックしてください。とにかくクリックしてください。一刻も早くクリックしてください。
ブログが更新されてなくてもクリックは忘れないように! (ここだけの話し、クリックしたあなたにだけ幸せが訪れます・・)
人気ブログランキングへ

=============ここから本文=================
趣味のオーディオ・ブログ路線でいく! というつもりはないのですが、今回もオーディオの話です(笑)

前回、レコードの盤面を顕微鏡で見る、という話をしました。
顕微鏡で見ても汚れの付着が見られないのに、なぜスクラッチ・ノイズがおきるのだろう?という話でした。
放送関係の専門の方などからも情報をいただき、「やはり静電気だろう」ということになったのですが、そうなると今度は「静電気のおきる盤とおきない盤の違いはどこに?」という疑問が沸いてきます。

昔、写真の現像をやっていたのですが、現像したフィルムを引き伸ばし機にかける際に、ピストルのような機械でフィルムの静電気を一瞬にして逃がしてしまうという道具がありました。
当時の私には高価であの機械は買えなかったのですが、今なら大人なので買えます(笑)。
静電気を放電したフィルムは嘘のように埃を寄せ付けません(カメラ屋で見たことがあります)。
今度、ぜひあのピストルを買って(今でも売ってたら)レコードに応用してみようと思っています。


さて、以前オーディオのハードにはこれ以上はまらないと書いたのですが、最近真空管に少し興味がわいてきました。
ご存知のように真空管アンプは、真空管を差し替えることによって音質を変えることができます。
なかなか奥深い世界のようです。真空管マニアのような人たちも存在します。
真空管をコレクションして、いろいろ差し替えて楽しむわけです。
なので真空管は、ハードなんだけれどもソフト的な面もある、ということが言えると思います。

こないだ私の弟が私の影響で真空管アンプを購入したので、持ち寄って私のアンプと弟のアンプを聴き比べてみるという遊びをしました。
真空管アンプには大きく分けてシングル式とプッシュプル式という2種類があります。
両者の説明はここでは省きますが(というか説明できるほど詳しくないですが)、要するに一長一短あるようです。
私のアンプはプッシュプル式。弟のはシングル式というやつです。
回路の形式こそ違え、私たちのアンプはふたつとも出力管(メインの真空管)にKT-88というのを使っています。
シングル式とプッシュプル式を比べるのに好都合な条件です。

オーディオセットの背面に手を突っ込んで、悪戦苦闘しながらコードを差したり抜いたりしながら聴き比べ大会をしました。
「う〜ん、シングルの方が音の伸びがいいね」
「プッシュプルは音の重心が下にあって艶もあるんだけど、伸びという点ではイマイチだね・・」
などと分かった様な分からない様な薀蓄合戦をするわけです。
興味のない人が見たら、さぞ”寒い”光景でしょうが、ハマるとこれが実に楽しいのです。


で、ふと疑問が浮かびました。
同じKT-88でも、真空管を差し替えてみたらどうなるんだろう・・? 
さっそく、私のプッシュプルのKT-88を弟のシングルに差して聴きなおしてみました。
(`口´;) 弟のアンプから私のプッシュプル・アンプの音がする・・

そうです。少なくともさっきまで傾けていた薀蓄は全てリセットされました。
私たちがアンプの個性だと思っていたのは、ほとんど真空管の個性だったのです。
同じKT-88なのに、です。
生産国や生産時期の違いでここまで音が違ってしまうんですね。
ということは、別の真空管を着けたら全く違うアンプになるでしょう。
これは面白いです。真空管にはまる人の気持ちが少し分かりました。
レコ1

(KT-88を乗せ替え中の様子。左がプッシュプル、右がシングル)

で、そんなことをTwitterでつぶやいていたら、先日東京からチェロのエキストラで来たM城君が、出力管(上の写真の大きい方の真空管)も大切だけど、初段管(前の小さい方の真空管)も付け替えると面白いよ。と、真空管を4本わざわざ東京から持ってきて貸してくれました。
さすがはマニアのM城君だけだって、軍用に作られた高品質の物など逸品が揃っていました。
さっそく家に帰って差し替えて聴いてみました。
4本三種類試して、それぞれ個性があって面白いのですが、例の軍用品は格別で音の雰囲気が劇的に変わりました。
借りたのは英国製やドイツ製なのですが、もともと着いている中国製(たぶん)から1〜2ランク位高級感が増した気がします。

これは病み付きになりそうな世界です。
オーディオは富裕層以外が手を出してはいけないお金のかかる危険な遊び。という認識を長年持ち続けて、オーディオにだけは手を出すまいと自戒してきたのですが、1本数千円程度の真空管でここまで楽しめるなら、これは庶民の娯楽と言っていいと思います。
次回東京に行ったときは、真空管専門店なども覗いてみたいと思います。

さて、最後にiPhoneネタです。
最近、iPhoneを真空管アンプに繋いでオーディオを聴くということをしています。
iPhoneの下部のDockコネクターをアンプのRCAのジャックに繋ぎます。
音源はダウンロードしたものでもよいのですが、私は主にNAXOSのミュージック・ライブラリーの音源を聴いています。(1800円/月で会員になった)
真空管iPhone

(iPhone直繋ぎで、初段管の聴き比べ中)

iPhone直繋ぎ。これはなかなか良いです。
レコードの様に彫りの深いクールな臨場感、とは違いますが、CDよりかなりレコード的な音がする気がします。
それもそのはずで、普及機クラスのCDプレイヤーの様にデータのコマ落ちもないし、1分10Mバイト分のデータをキッチリ全て読み込めるわけです。
何十万円もするハイエンドなCDプレイヤーを買わなくてもいいということになれば、今後はCDというメディアは衰退していくのではないでしょうか。
ためしにNAXOSのライブラリーにあった札響のCD各種を手持ちのCDと聴き比べてみましたが、私の環境ではiPhoneの勝ちに聴こえました。
尤も、CDの再生機やその他の条件に大きく左右されるでしょうから、あくまで私の環境での話です。

iPhoneのDockコネクターから出力するためのツールを探すのに少し手間取りました。
私が使っているのは下のやつです。ご参考までに。
この方法はお勧めです。iPhoneやiPod持っている方は是非試してみてください!

それではみなさんごきげんよう。


これと↑、これ↓ を合わせる。(カスタマー・レビューの評価が低いですが、これにいきなりヘッドフォンを差したりなど、使い方を勘違いしている人が評価を下げているようです)



Posted by arakihitoshi at 20:24│Comments(3)TrackBack(0)

この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/arakihitoshi/51484308
この記事へのコメント
とうとうシングルとプッシュプルの違い、真空管を替えることでの音の向上(変化)に目覚められましたね。それこそ真空管アンプの醍醐味です!! ディープな世界へようこそ(笑)。アンプやスピーカーを取り換えるよりずっと安価に音の違いが楽しめます。
真空管は今でも旧共産圏で作られていて、お持ちのアンプTRV-88SEに付いていたものはそちらです。でも既に製造が終了してしまった、いわゆるヴィンテージ管の音の素晴らしさは、一度体験するとやみつきになります。なにやら弦楽器と似ているような気もします。
「西のテレフンケン、ムラード、東のテスラ」と賞賛される3ブランドをはじめ、RCA、ジーメンス、フィリップス、ブライマーなどがその代表格。これらはその人気ゆえ偽物も出回っていますので、お買い求めの際は信頼できる店で、というのが私の老婆心です。これも弦楽器といっしょ!?
(HPは折に触れて読み返したいです。このままにしていただけるとうれしいなあ。)
Posted by 愛知 at 2010年07月05日 21:45
愛知さま> 
こんにちは。
私はどうやらキッチリと定型どおり深みにはまって行ってるのですね・・(笑
今回私の友人が持ってきてくれた初段管はテレフンケンとテスラ、そしてRCAのものです。
私は今回の中ではテスラの軍用管がとても気に入っていて、私のアンプに付けると非常に締りのよい音に立体感のある音がしました。
”信頼できるお店で”というのは友人からも言われました。
確かに弦楽器選びに似ていますね。同感です。
というわけで、またいろいろ教えてください。

HPは閉鎖するにしても”アーカイブス”のような形で過去ログを残す方法を考えています。
でも、しばらくはまとまった時間も取れないのでこのままになると思います。
Posted by あらき at 2010年07月05日 23:18
tesla(E83CC?)が気に入られたとのこと。確かにtesla(チェコ製です)はいい球です。mullardのような強烈な個性もなく、比較的安価で使いやすいです。それにしても希少な真空管をいくつも貸してくださったM城さんは親切な方ですね。
荒木様は模範的なオーディオ道を進んでおられます(笑)。まず気に行ったスピーカーを求め、次にそれに合う真空管アンプを探し、続いて真空管交換に行く・・・順序がいいです。
これからもオーディオを楽しんでくださいませ。
あっ、一番大事なことを言い忘れました。クラシック音楽ファン、、札響ファン作りに多大な貢献をしてきた荒木様のHPが、今後も読めるとわかって、とてもうれしいです。
Posted by 愛知の真空管おやじ at 2010年07月07日 18:34

コメントする

名前
 
  絵文字