2010年07月30日

目指せ!背広が似合う男

6月のお祭りで釣ってきた金魚が2匹、まだ元気で生きています。
ブクブクや水草を入れても毎年1〜2週間で死んでいたのですが、 必要なのは”濾過機”だったようです。やっと分かりました。
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つい先日、里塚に新しくできたアウトレット・モールに買い物に行きました。
目的のシャツを買った後は何を見るでもなくぶらついていたのですが、「ああ、そうだ、スーツが欲しいんだった」と思い出して、スーツを見て周りました。

話がそれますが、このスーツっていう言い方、やっと慣れましたが、いまだに完全には違和感を拭い去れません。
会社員とかがネクタイをして会社に着ていく服は、私は『スーツ』ではなく『背広』と呼びたいです。
昔はみんな『背広』って呼んでましたよね?
いつから『スーツ』になったんでしょう・・。
『スーツ』って言われると、ガンダムの『モビル・スーツ』とか、もしくは”とんねるず”の”もじもじくん”が着ている黒い全身タイツみたいなのが真っ先に頭に浮かんでしまうんですが、この言語感覚っておかしいですかね?
ズボンがいつのまにかパンツになってしまったり、
チョッキがベストになったり、
とっくりがタートル・ネックになったり、
どうも馴染めないのです。

なので以降は『スーツ』ではなく『背広』と呼びます。
実は私は背広が大好きで、自分で言うのもなんですが、そこそこ似合ってるんじゃないかな?ともひそかに思ったりしているわけです。
いや、思い過ごしかな?
いや、少しは似合ってるんじゃないかな?
いや、・・
まあ、それは置いておいて、幼少の頃から背広の似合う大人の男になりたいと思っていたのは事実。

例えばこんな感じ↓


どうですか!
いや〜、むちゃくちゃダンディーですな〜。
この頃の刑事ドラマは本当にかっこよかったですね。
弁当男子だの草食系だのが流行っている今の日本に、この手のダンディズムはありませんね。

当時の男たちは、煙草とダンヒルの重いライターは持ち歩いていたけど、マイ・ボトルだのマイ・箸的なものは絶対に持ち歩いていませんでした(イメージ)。
整髪料のMG5の匂いをプンプンさせてました(イメージ)。
昼飯は駅の立ち蕎麦や定食屋に行きます(イメージ)。
で、同僚たちとこんな会話をします(当然イメージ)。
「そういや、営業一課の佐藤君、やっこさんここんとこ妙に機嫌がいいじゃないか」
「な〜に、やつは最近えらいベッピンと結婚しやがったのさ」
「本当かい? そいつは羨ましいな」
「そう言うおまえさんのところの細君だってなかなかの美人って評判だぜ」
「うちのワイフがかい? おいおい、冷やかしっこなしにしよじゃないか」
「あははは」
「あははは」

何気ないサラリーマンどうしの会話にも、失われてしまったダンディズムと、
「やっこさん」「おまえさん」「細君」「そいつは〜」「ワイフ」「〜しようじゃないか」
などの失われてしまった言語や言い回しを見出すことができますね。
くつろいでいるようで、どこか保っている・・・、
崩れているようで崩れてない・・・、
当時の日本の男たちからはそういう美学を感じます(オーバーだけど・笑)。

で、幼少の私も大人になったらそういう男たちの仲間入りができるのだと楽しみにしていました。
昼休みは背広の上着を脱いで、ワイシャツにネクタイ姿で会社の近くの喫茶店に行き、
アフター・ファイブには、背広姿でトレンチコートを鞄を持っている方の腕にかけて、受付の女の子とかを飲みに誘うんだと思ってました。
そして、女の子を車の助手席に乗せて、トレンチコートと鞄を後ろの座席にバサッと置いて、助手席の座席の後ろ側に手をかけて、車をバックさせるんだと思ってました。
で、小粋な小料理屋とで小上がりに通されて、座りざまに「やれやれ、うちの会社も人使いが荒いよ」とか言いながら、ネクタイを緩めて第1ボタンだけを外した状態にするんだと思ってました。

「大人の女の人って、そういう男の姿に萌えるんだろうな」と幼少の頃から信じてました。
いや、実は今でも信じてます。
でも世の中、エコというかロハスというか、草食系になりましたね。(・・まあ、今だけかもしれないけど。)
きっと世の中の”大人の女”たちは、こういうロハスな状況を嘆いているのではないでしょうか。

で、ダンディーな男への憧れを思い出して、里塚のモールで背広を探したのですが、どうもイメージしているものが見つかりません。
私は背広は大好きだけど、仕事柄実際に着る機会がないので、夏用と冬用に一着づつしか持っていません。それも今もっているのは安物のうえ形が少し古くなってきたのでここらで10万円台くらいのが一着欲しいところです。
で、見て周ったのですが、今流行の背広ってサイズが小さくてピチピチしていて、試着してもぜんぜんかっこよくありません。
「あれ?? あれ?? 俺ってこんなに背広似合わなかったっけ?」と自分を見失いそうになりました。
ああ〜、そういえば最近の若者ってみんなこういうツンツルテンの寸詰まりの背広着てるな〜〜、と思い出します。
試着室の鏡に映った自分を見て、「まるでアルゴリズム体操の向かって右側の人みたい・・。」と思ってしまいました(鬱)。


特捜最前線のダンディズムとは似ても似つかない・・。
里塚で探そうと思ったのが間違いなんだろうけど、う〜、
まあ、近いうちにまた探したいと思います。

でも、どこでネクタイ緩めて第一ボタン外したり、鞄とコートをばさっと置いたりしようかな・・・。
それやるためだけに背広着て出かける? コスプレの一種だね。課長島耕作のコスプレと思えばありだよね。
背広プレイ・・、うん、いいかもしれない ヽ(´▽`)ノ

それではみなさんごきげんよう。

Posted by arakihitoshi at 13:11│Comments(13)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
同僚たちとの会話がツボにはまり超ウケました。
いやあ、そのネタもらいたかったーーー。

是非女性版もつくってください。

自宅で背広を奥様に脱がせてもらい浴衣?丹前?みたいなのを
羽織らせてもらうパターンとか。

『あなた、あしたは何時出社ですの?』
『とりえあず六時に起こしてくれ。大事な会議があるんだ。
遅刻したらまずい』
『わかりましたわ。そういえばきょう、小田の叔父様からお電話がありましてよ』
『叔父さんから?一体なんだろう。きょうはもう遅いし、
あした社から電話するから、もしまた電話あったらそう伝えておいてくれないか』
『はい、そうします』
『きょうは鍋か・・・一郎は?』
『もうとっくに寝ましたわ。今度の日曜日の約束、お忘れにならないでくださいね』
『ああ、遊園地へいく約束だろう?今度は守るさ』

しまった・・・自分でかんがえてしまった・・・(笑)

Posted by りつこ先輩 at 2010年07月31日 00:56
あははは! 面白いね〜。
そのネタいただきましたわ!。
女性版ですわね。よろしくってよ。見ていらっしゃい!
Posted by あらき at 2010年07月31日 01:47
自宅で背広を奥様に脱がせてもらい浴衣?丹前?みたいなのを
羽織らせてもらい

『お疲れさま
 お食事にする? お風呂にする?
 それとも、あ・た・し …?』

しまった…言うつもりじゃなかったのに…つい(笑)
Posted by じい at 2010年07月31日 11:57
じい様
はじめまして。
わたくし、その昔、一年ぼーずの荒木先生を顎でつかっていた大先輩でございます。


補足ありがとうございます(^^ゞ

ただ、オリジナルは『それとも、寝る〜?』だったように記憶してます(^<^)
(BY研ナオコと志村けんのコント)

今後ともよろしくお願いしますm(__)m


荒木先生の言いたいことと随分かけ離れてしまいましたね〜
Posted by りつこ先輩 at 2010年07月31日 20:18
ほんと最近の流行のスーツは好みじゃないなぁ
お尻はピッチピチ。裾丈もツンツルテン。前ボタンもプッチプチ。
「腹きつくねーか?」「お尻はじけねーか?」「ボタン全部留めちゃうの?」
って思って見る私は・・・

旧ロビンソン(現ラフィラ)5階エレベーターすぐ横になかなかダンディな店がありますよ。
2軒並んでるけど、左側ね。もちろん場所柄水っぽいのもあるんだけど、よく見ると普通の人が着るとお洒落 という感じなのがあります。
Posted by みちこ at 2010年08月01日 00:48
『お疲れさま
 お食事にする? お風呂にする?
 それとも、わ・た・が・し …?』
というとぼけ方のほうがかえって萌える気がします。
『こいつ〜〜』
『うふっ』
みたいな昭和の夫婦のお戯れが続くわけです。いいですね〜。昭和は・・。


旧ロビンソンの5階の左側ね! φ(・_・”)メモメモ
情報ありがとう(o^-')b  >みちこ
Posted by あらき at 2010年08月01日 10:25
そうですよね。いつの間にか、「背広」ってあんまり使わなくなってしまいましたよね‥。
私は以前働いていた職場で、ファスナーを「ジッパー(チャック)」、ハンガーを「えもんかけ」と言い、大笑いされた事があります‥。

何年か前に、三岸美術館のロビーコンサートで、あらきさんが背広を着てチェロを弾かれているお姿を拝見した事があります。
燕尾服もお似合いですが、背広もお似合いでしたよー。
背広萌えのひとりとしては、背広姿で「うちのワイフが‥」とか、「やれやれ、うちの職場も全く人使いが荒くて困ったもんだよ‥」」とか、お話されている姿も拝見してみたいです。(笑)

私の背広おすすめ店は、大通りにある「ブルッ○スブラザーズ」です。お値段は多少お高いと思いますが、流行にはあまり左右されないトラッドのお店です。多分、まだ、夏のバーゲンをしている最中だと思います。お時間があればぜひ‥!
お店のまわしものではありませんが‥。(^_^)
Posted by 小雪 at 2010年08月01日 17:52
昭和の頃の背広は良かったすね…ダンディな刑事さんもいいけど普通のサラリーマンさんもカッコよかった。みんな同じような手提げカバン持って(間違ってもリュックは背負ってない)、得意先回りの合間に街角で靴磨きしてもらって、帰りはガード下の赤提灯で一杯ひっかけたり、接待でキャバレー行ったり、二軒目はキレイなママのいるスナック行ったり(カラオケなど無い)、ちょっと遅くなった時は寿司折をぶら下げて帰ってきて、家にはそれを目当てに寝ずに待っている子供なんかがいて…これってサザエさんの世界かも(笑)
確かに、ちょっと前の背広はネクタイ緩めてもポケットに手ぇ突っ込んでも、見た目にも余裕があったですよね。なんだか今のスーツはポケットにハンカチ入れても恰好悪くなりそう。胸の内ポケットに手帳も入れられないっすね(…今時入れないけど)
やっぱ夏場の背広の下は(元祖クールビズともいえる)ノーネクタイの白の開襟シャツで、冷房の無い部屋で扇子パタパタ首に手拭い、靴下脱いでズボンの裾を捲り上げて…っていうスタイルに萌えますわ…。(特捜よりもさらに古い刑事スタイル)

うーん…( ̄  ̄=)…あらきどのは背広も似合うけど、白いモビルスーツも似合うような気がします。プラグスーツはちょっと冒険が必要かも。
Posted by ごまふ at 2010年08月01日 22:01
小雪さん> そうですか〜、やはり背広萌えですか!。
「ブルックスブラザーズ」ですね。φ(・_・”)メモメモ
三岸美術館いらしていただいたんですね。ありがとうございます。
ヨーヨー・マがキタラでリサイタルやったときも背広でしたが、あれは格好良かったです。

ごまふ>『ノーネクタイの白の開襟シャツ』って・・、
それって現代の刑事っていうより、戦前の特高?(笑
でも分かる! イメージは。
白いモビルスーツは似合わないと思うよ〜。痩せ型だから・・。
あ、でも、ブライト・ノアあたりのコスはしてみたいかな・・。
Posted by あらき at 2010年08月02日 01:30
りつこ先輩 初めまして
さっそくのレス ありがとうございました

古き良き昭和
こんなのもありました

『帯を解け〜
 ○○を脱げ〜』(市川雷蔵@眠狂四郎)

ちょっと エロ〜イ!
昭和 入ってました?

あらきさん ごめんなさいね
空気読めてませんね
Posted by じい at 2010年08月03日 18:51
『ふふふ。愛い奴じゃ。まあよいではないか。ん?よいではないかと申すに』
『ひらに。ひらにご容赦をっ』
(ここで代官が女の帯をつかんで、コマを廻すようにサーッと引く。女の体がくるくるとまわり)
『あーれー!』

私だったら『どうかよしなに・・・』なんて言っちゃいそう。

意表をつけないコメント。
荒木様、じい様、こんなもんで勘弁してくださいませ(^_-)-☆

(あはは、破棄されそおーー)
Posted by 今回だけ匿名 at 2010年08月04日 13:18
5
愛野さんのブログからお邪魔します。
昭和30年代生まれの匂いがプンプン!
読んでる時に聴いてたFMで、「クレモンティーヌ」と「メイヤ」のアニメソングのCDを紹介してたので、思わずタワーレコードへ!
クレモンティーヌのバカボン早く聴きたいなあ。
Posted by エンゾ at 2010年08月05日 12:29
エンゾ様>はじめまして。
先ほど愛野さんのブログも拝見いたしました。
たしかに30年代生まれの匂いプンプンですね(笑)。
しかし!私は昭和40年生まれなのです! ぎりぎり40年代生まれの仲間です。
四半世紀前は「新人類」なんて呼ばれたもんです・・(遠い目)。
また書き込んでくださいね。

じいさま、今回だけ匿名のりつこ先輩>
助さん格さん、も〜〜〜いいでしょう(爆
あとはお奉行のご沙汰を待ちましょう。
というわけで、また書き込んでください。
Posted by あらき at 2010年08月05日 19:49

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