ちっくと『竜馬伝』にはまっとるぜよ。そいはええんじゃが、ど〜いて新撰組の土方歳三と『篤姫』んときの大久保一蔵が同いがじゃ?
まっこて、違和感ば感じるぜよ。(あんお人はかっこええんじゃが)
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モーツァルトを聴かせて育てた果物が甘くなるという話し。
なるほど〜、それはあるかもしれませんね!
やっぱり、芸術っていうのは普遍的ですからね。人間が聴いて心地よいということは、動物や植物にだっていい影響があるはずです。
まさに天上の音楽ですね。モーツァルトが嫌いな人とは付き合いたくありません。
それにしても、いやはや、モーツァルトって言うのはまったくもって偉大だ!
ハラショ〜〜〜〜! アマデウス!!
と言いたい。
私も心からそう思いたい。そして感動を共有したい。
真っ直ぐな心で生きてゆきたい!。
そういうものに私はなりたい!。 アーメン。
しかし、どうでしょうか。
モーツァルト・イヤーでしたっけ?
生誕200年とか言って世の中騒然となっていた年がありました。
モーツァルトを聴くと頭がよくなる。という話が持て囃されました。
某放送協会の番組でもそんな特集が組まれていました。
モーツァルトを聴かせて育てたラットと、何も聴かせないで育てたラットを、迷路で競争させる実験とか、
モーツァルトを聴かせて計算問題を解く学生のグループと、聴かないで解くグループを競争させるとか、
そんな雰囲気だったと思います(うるおぼえ)。
もちろん番組の中の実験結果は言うまでもなくモーツァルト組の勝ちなのですが、
本当にモーツァルト聴いて頭がよくなるんだったら、プロ・オーケストラの楽員なんてみんな天才になってませんかね?
モーツァルトの交響曲とか協奏曲とか序曲とか、1年に何十回も弾きます。たぶんモーツァルトに1度も接しない週っていうのは皆無だと思います。
しかしながら、プロ・オケの楽員がみんな頭がよくなって天才になったという話は聞いたことがありません。少なくとも私は天才になっていません。
モーツァルトに限らずクラシック音楽を、収穫に良いという理由で農作物や家畜に聴かせている農家の話はよく聞きます。
幼児の脳に良いとか、胎教に良いとか、まあいろいろ話はあるわけですが、
でもね、例えばですよ、
1セット1000万円くらいするマッキントッシュのオーディオ・システムで、1枚30万円くらいするマスター・カットの幻の名盤と言われるロックのアナログ・レコードを最高の音響環境の部屋で聴かせて育てたトマトと、
一方で、安物のCDラジカセで、100ショップで買った中国製のニセモノの正体不明なクラシック音楽のCDを、容疑者のアジトみたいな今にも崩れそうなボロアパートで聴かせて育てたトマト。
どちらが甘いでしょうか?
これはもう味がどうとかいう以前に、容疑者のアパートで育てたトマトは枯れるか不良に育ってしまうのではないでしょうか。
少なくとも、クラシックがどうとかジャンルの問題ではない気がします。
私が大学生の頃に流行った遊びにこういうのがありました。
○まず、立ったまま前屈をする。
○次に、煙草の箱を口にくわえて前屈する。
○最後に、キャラメルの箱を口にくわえて前屈する。
これをTVで見てから、私は大学のサークルとか飲み会とかいろいろなところで試したのですが、ほとんどがTVの実験結果どおりになりました。
仮に、なにもくわえない前屈を70とすると、
煙草をくわえた前屈は50くらい、で、キャラメルは驚くことに80とか90くらいいきます。
なぜかそうなるか?
当時のTVの解説によると、理由は「自己暗示」だそうです。
煙草は体に悪い、キャラメルは体に良い、という自己暗示が前屈に影響しているというのです。
ぜひみなさんも試してみてください。
で、トマト。
要するにそういうことなんじゃないかと私は思っています。
モーツァルトを聴かせて育てるということは、その農家の人は「モーツァルトを聴かせると良く育つにちがいない」と思って育てているわけですよね? それこそが自己暗示です。
自然と水や肥料のやりかたなど育て方に差が出ても不思議ではありません。
最近たまたま聞いたラジオの「夏休み子供質問コーナー」みたいな番組で同じような話がありました。
それで突然この話を思い出したのです。
某放送協会の番組の実験に参加した学生たちの実験結果だって、モーツァルトを聴くと頭が良くなる!なんていうオカルト的な理由付けよりも、被験者が「計算が速くなるに違いない」という自己暗示にかかっていた結果、潜在的な能力が引き出された、と考える方がスムーズです。
ラットだって、ネズミに音楽を弁識する能力があると考えるより、実験を行った人の育て方に無意識のうちに差が出たと考える方が現実的です。
で、その番組はよせばいいのに、「なぜモーツァルトの音楽は人間の脳や植物などに好影響を与えるか?」という前提とは言えない前提に結論を出そうとしました。
『f分の1ゆらぎ』とかオカルトっぽい仮説をいろいろ立てては説得力を欠き、最後に苦し紛れに下した結論がちょっと笑えて、
『音符を数えてみたら、現代のポピュラー音楽に比べてモーツァルトの音楽には主要三和音の割合が多い』というおバカなものでした( ̄□ ̄;・・・・・。
「おいおい・・」という感じなのですが、一応簡単に解説しておくと、主要三和音とはハ長調だったらド・ミ・ソのことなんですけど、これはモーツァルトが特に多いわけではなくて、時代を遡るほど和声の構造が単純だから一般的に言って三和音の割合は多くなります。
現代音楽はご存知の通り、不協和音使いまくりでド・ミ・ソの世界ではないですよね?
モーツァルトは現代の音楽に比べれば三和音は多いかもしれませんが、例えばボッケリーニやヘンデルやサリエリなどの同時代の作曲家に比べれば、当時としては先進的な和声を使っている分、厳密に数えたら三和音の割合は少ないはずです(数えてないけど)。
で、本当に主要三和音が多い曲が脳に良いのだったら、例えばスーパー・マーケットの焼き芋売り場とか魚売り場で繰り返しかかっている音楽や、解散命令が出た某真理教のテーマソングなど、妙に耳につく単純でイラッとするメロディーはほとんど三和音で出来ていますから、そっちの方が脳によいことになってしまわないか心配です(笑)。
言わずもがなですが、音楽やましてモーツァルトの価値の全部でも一部でもを三和音の数などというもので計れるわけがありません。
それを、さも科学的に検証したかのごとく番組に仕立てて放送してしまってよいのでしょうか?
それ以来、その番組の情報は全て胡散臭く見えるようになってしまいました。
は〜〜、今回は長年言いたかったことが言えてすっきりしました。
あ、でも、音楽を聴かせて子供が頭良くなるとか、作物がよく育つという話し自体は否定しませんよ!(汗)
少なくとも、良い音楽を少しでも良い環境で聴いて、育てる側が良い精神状態で育てた植物や動物や胎児などに悪い影響は与えないはずです。
いや、良い影響を与えることは間違いないです。
なので、どんどん音楽をかけましょう!
特に、札響のCDがまっこてええっていうもっぱらの評判ですぜ。
信じるものは救れるがじゃ!
ほいたら、また合うじゃき!