2010年08月17日

忘れられない言葉

毎日蒸しますな〜〜〜
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誰しも、忘れられない言葉 というものを持っていると思う。
遠い昔に出会った言葉、数え切れないほどの言葉と出会っているはずなのに
その言葉だけは、記憶の片隅にまるで根を張ったように
じっとわたしの頭の中に棲みついている。
そして、ときどき忽然と顔をのぞかせるのだ。




あれは高校1年生の冬ころだった。
高校へはバスと地下鉄を乗り継いで家から40分ほどの通学路だった。
バスから地下鉄、地下鉄からバス、
私の高校は男子校だったので、停留所が一つ先の女子高の生徒たちと一緒に乗るこのバスが、若かった私には特別なひと時だった。
彼女たちの髪から僅かにシャンプーの匂いが香った。名残り惜しい気持ちを断ち切ってバスを降りたものだ。
そこには大きな交差点がある。交差点の角にこの冬は近所の消防署が看板を立てていた。
「火の用心」
と赤い字で書かれたその横に、いろいろな国の言葉で「火の用心」が並んで書いてあった。
まず、英語
「Beware of fire(ビウェア オブ ファイア)」とか書いてあったと思う。
同じように、中国語、ロシア語 アラビア語など続き、
そして、もっともインパクトがある「火の用心」が・・、

ぐじんぶるとだしぼじゃ



これって何語?
今思えば韓国語のような気がするが、当時はアンニョンハシムニカ? でさえ誰も知らないような時代だった。
「ぐじんぶるとだしぼじゃ」はとにかく衝撃的な音で、言語として認識できないほどであった。
こんな違和感のある音の言葉を話している民族がいるのかと思うと気が遠くなるほどだった。
「ぐじんぶるとだしぼじゃ」・・。
その後の人生で何度この言葉を思い出したことか・・・。
私にとっては 忘れられない言葉 のひとつだ。




誰しも、忘れられない言葉 というものを持っていると思う。
遠い昔に出会った言葉、数え切れないほどの言葉と出会っているはずなのに
その言葉だけは、記憶の片隅にまるで根を張ったように
じっとわたしの頭の中に棲みついている。
そして、ときどき忽然と顔をのぞかせるのだ。

あれは私が小学校2〜3年生の頃だったと思う。
当時私の家には車がなかった。
たまに遊びにくる叔父がドライブに連れて行ってくれるのが私にはとても楽しみな時間だった。
私は助手席に乗るのが大好きで、叔父にせがんでよく助手席に乗せてもらった。
チェンジレバーを握る叔父の大きくて無骨な手は今でも鮮明に記憶に残っている。
車窓から流れる景色を眺めると、歩道橋や市街地の幟に交通標語が掲げてあった。
その交通標語は赤い地に白い文字でこう書かれていた。

スピードダウンの徐行


これ、理解できますかね?
スピードダウン「の」徐行 とは?
当時私はこの言葉をまったく理解できずに、「よく分からないけど、大人になったら分かるようになるに違いないから、とりあえず覚えるだけ覚えておこう」と思いそのまま記憶にとどめた。
今大人になって考えてみても、「スピードダウンの徐行」は日本語として成立していない気がする。
「スピードダウンは徐行」ならばまだ理解できる。
『スピードダウンとは徐行という意味の英語ですよ』ということになろう。
しかし、スピードダウン「の」徐行 である。
昭和40年代後半である。この標語が町のいたるところに貼ってあった。
私の記憶違いの蓋然性も高い。なにしろ幼いころの記憶である。
とにもかくにも、「スピードダウンの徐行」その後の人生で数え切れないほどこの言葉を思い出している。
忘れられない言葉 である。



誰しも、忘れられない言葉 というものを持っていると思う。
遠い昔に出会った言葉、数え切れないほどの言葉と出会っているはずなのに
その言葉だけは、記憶の片隅にまるで根を張ったように
じっとわたしの頭の中に棲みついている。
そして、ときどき忽然と顔をのぞかせるのだ。


あれは中学1年生の頃だったと思う。
私の通う学校は制帽に詰襟の制服だった。
これを着ると小学生から一気に大人になったような、気恥ずかしくも嬉しいような気負った気分になったのをよく覚えている。
私の家は学校から少し距離があった。
途中、長い坂を登ったところに広い空き地があった。空き地のほぼ中央にトタン屋根の廃屋があった。
壁は朽ちて崩れそうだったが、半分開いた引き戸をすり抜けて中に入ることができた。
私は級友と「勇気試し」によくこの廃屋に入って遊んだ。
破れて倒れた障子やびしょびしょに濡れた畳を見ると気分が萎えたが、缶コーヒーの空き瓶やワンカップの空き缶やゴミに混じって、エロ本が何冊も捨ててあった。
当時の私にはエロ本はとてもインパクトがあった。
昔の空き地には何故かよく雨に濡れてガビガビになったエロ本が捨ててあった。

余談だが、最近TVで施設などを周って青少年に性教育の劇を見せているボランティア団体というのをやっていた。
キノコ型のぬいぐるみを被った男が「精子くんで〜〜〜〜す!」とか言って、
そんでいろいろあって、「受精しまーす!」とか言って相手役のぬいぐるみを被った女性と体当たりで「ドッカーン!」と体当たりして”合体”するわけだが、こういうのっていかがなものか?
雰囲気も何もあったもんじゃない。少なくとも私はこういうノリの性教育には萎える。何でもかんでも明るくすればいいというものではなかろう、と思う。
失礼ながら「性教育が必要なのはむしろあなたがたでは?」と思ってしまうほどだ。
乱暴な話ではあるが、私は性教育など受けなくても空き地に捨ててあったエロ本を見た瞬間に全てを悟った。
今でもそれで良かったと思っている。昔はみんなこうだった。
避妊や性病予防の知識は別途必要だとは思うが、それについては「精子くんで〜〜す!」なんていう照れ隠しみたいなおかしなノリじゃなく、真面目にきちんと保健の時間にでも教えるか、親などの養育権者がそれとなく教えればよいのだ。


で、話がものすご〜〜〜くそれたが、
その空き地の横の自動販売機に書いてあった文字、

ビーボより美味しいのはビーボだけ!


ビーボというのは現存していないようだが、当時一世を風靡していた缶コーヒーの会社である。
このキャッチ・コピーが書かれたビーボの自動販売機はいたるところで見かけた。
やはり日本語としてどうなのか?
中学生の私はおおいに疑問と違和感を感じた。
例えば、
富士山より高いのは富士山だけ とか、
新幹線より早いのは新幹線だけ、などのように意味を成さない比較に思える。

しかし、なにか有名な映画のキャッチ・コピーのパロディーであるとか、
もしくは底知れない文学的表現が背後に潜んでいるとか、
中学生坊主の私に理解できない背景があるのかもしれない。
この「おいしい」を「美味しい」と表記するのもミソである。
中学坊主の私はしばらく 「みあじいい」ってなに???と悩んだほどだ。

ここはとりあえずこのまま記憶して、大人になってから検証しよう、と思ったのだ。身の程を知っていたのだ!
で、大人になった今の私。
やはり大いに違和感を感じるキャッチ・コピーである。

とにもかくにも、
ビーボより美味しいのはビーボだけ!
今までの人生で何千回思い出しては違和感を感じ続けている言葉か知れない。
忘れられない言葉である。



あなたの 忘れられない言葉 もぜひおしえてください。
それではみなさん ごきげんよう


Posted by arakihitoshi at 01:38│Comments(18)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
ど〜いて龍馬伝の岩崎弥太郎と『坂の上の雲』んときの正岡子規が同いがじゃ?年末に、はやいっさん子規だと言われても、病気で死にかけちゅう弥太郎にしか、見えんかもしれんぞね(あれ、別の方言が混じったかね)。
「缶コーヒーの空き瓶やワンカップの空き缶」は「缶コーヒーの空き缶やワンカップの空き瓶」やね。

それはそうと、交通標語には時々おかしなコピーがでてくるけれど、有名どころでは、「スピードか、死か!」ではないですろうか(龍馬ごっこ、もうやめます)。
「スピード」と「死」どっちを選んでも、どっちに行っても死ぬのか、こりゃ?! 交通安全的には、普通スピード(の出しすぎ)は、死につながるんじゃないのか?!
と、多くの市民を疑問の渦に巻き込んだことでしょう。これを読んで一瞬ワケがわかんなくなって、思わずハンドル操作を誤ったドライバーもいたかもしれない。妙にストレートな語感が忘れられません。
Posted by hikochin at 2010年08月18日 11:15
忘れられない言葉、ですか。

余市から仁木へ抜ける『フルーツ街道』で見かけたコレでしょうか。

《危ない歩行者に注意》

そして、この看板に気付いたその日
余市町内の国道で
酔っ払って(たぶん)車道にふらふらと出てくる
《危ない歩行者》が居ました。

そうか、あの看板はそういう意味だったのか…!?

…って、ホントか??????
Posted by Traviata at 2010年08月18日 21:44
hikochinさん>
「スピードか、死か!」 
あいもしたな〜。おいも違和感ば感じておったとでごわす。
「缶コーヒーの空き瓶やワンカップの空き缶」
こいは一本取られもした〜(笑
また書き込んでたもんせ!

Traviataさん>
《危ない歩行者に注意》 
『あぶない! 歩行者に注意』なら分かりますけどね。続けて書いちゃいかんですろ。
ちなみに沖縄ではこんなのもあります(有名ですが)。
http://image.blog.livedoor.jp/oka_5489net/imgs/5/a/5afdc184.JPG
「ありひゃ うかーさんどぅ!」って!
ヤマトンチュウの子どもには効果を期待できない看板。
Posted by あらき at 2010年08月18日 23:21
はじめまして、こんばんは。いつも楽しく読ませていただいてます。

栗沢町には、「食べたくなるほどおいしい、栗沢のいちごは栗沢一」
という看板があります。
前半も後半もどちらも納得できません。。
Posted by horoyoi at 2010年08月18日 23:44
horoyoiさま>
はじめまして。
素晴らしいキャッチコピーですね!。
忘れられない度は『特級』の賞賛に値します。
前半も後半も、迷路に迷い込んでしまったような、あるいは痒い所に手が届かない感じのムズムズ感が良いです。
よい言葉を教えてもらいました。
ぜひまた書き込んでください。
Posted by あらき at 2010年08月19日 14:38
忘れられない言葉
これって???
の言葉ではないので、空気を読めずすみません。

高校の時に図書局に所属していたのですが、その時に
学校の事務生として図書館で働いていた先輩の言葉。

「人間らしく平凡に生きるって言葉が、私は好きです」

以来40年以上ず〜っと、忘れられない言葉
というよりは、座右の銘になっているかも。

「平凡」って言葉の前に「人間らしく」って言葉が付くと、
どんなふうに生きるのが「平凡?」なんだろうって。

私は非凡な才能を持ち合わせていませんので
いまだに結論が出ず、考えています。
Posted by けんたい at 2010年08月19日 23:43
けんたいさん>
「人間らしく平凡」は的を得ていると思います。
逆説的に言うと、「非人間らしく非凡」と言えましょう(笑)
私も含め人間らしい平凡な人間に、やれ個性を伸ばせだの強要する現代の教育は非人間的だと思います。
Posted by あらき at 2010年08月21日 00:58
その1。ひまわりで有名な○竜町の入口にある看板。「太陽を味方につけたまち」
その2。○狩川の河口近くにある看板。「しじみは貴重な漁民の財産です。しじみを獲ると密漁になります。それでもしじみ獲りますか」
その3。高校の校長室に飾ってあった、甲子園出場時の応援席を撮ったという白黒写真に写っていた横断幕の文字。「かずのこ・たらこの○萌」

…ヽ(´▽`;)ノ…
Posted by ごまふ at 2010年08月21日 22:18
ごまふ>
なかなかいい味出てます。
ひとつ選ぶとしたら、その2かな。
もうしじみは絶対に一生獲りません!
Posted by あらき at 2010年08月22日 02:14
「スピードか死か」っての、たまに見かけますけど・・・
「スピード」か「死」か、どちらかを選択せよと言われたら、スピード選びますよね(笑)

「スピードダウンか死か?」と問うべきでしょうか(^^)

二ヶ月半の流刑から戻りました。
Posted by CRAZY-K at 2010年08月25日 02:05
CRAZY-Kさん>
おかえりなさ〜い!
流刑地(?)はどうでしたか?
まずはゆるゆると休んでくださいませ ( ^-^)_旦~

Posted by あらき at 2010年08月25日 22:34
「いかのおすし」
警察が考えた誘拐防止のための標語だそうです。

知らない人について「いか」ない
他人の車に「の」らない
「お」おごえを出す
「す」ぐ逃げる
何かあったらすぐ「し」らせる

これにメロディーを付けた歌もあるらしいけど、私は全然憶えられない。
縦読みの仕方にちょっと無理があるけど、忘れられなくなったことは確か。
実際どんなもんなんでしょ?!

ところで、荒木さんの通っていた高校というのは、東区役所の近くにある、校舎の上に
マリア様像をいただく、あのカトリック系校でしょうか。今や共学になったそうで。
そしてバスの中で心ときめかせられた隣の仏教系女子校も共学になったとか。
同じ私学で共学になっちゃ、立地があまりに近すぎて、完全にかぶってますよね。
今や入学者を取り合いなんだろうな。少子化かぁ・・・。
Posted by A.S at 2010年08月25日 22:38
A.S.さん>
「いかのおすし」ですか〜。
いわゆる”ゆるきゃら”とどこか通じる行政機関的なセンスが光る言葉ですね。
この手の頭文字を繋げた語呂合わせは試験勉強などでよく使いますが、標語としては無理があります。
それを迷わず使ってしまう行政の感性はハッキリ言ってダサいです。
この一般市民には出そうと思っても出せないダサダサな味がかえってインパクトを与えます。
「いかのおすし」には『特級』の称号を与えましょう!(w
発掘ありがとうございました!
是非メロディーも聴いてみたいところです。

そうそう。私の高校は光星高校です。
隣の女子高は大谷高校です。
いっそ、宗教の枠を超えて合併しちゃえばよかったのに・・(笑)。
Posted by あらき at 2010年08月26日 00:25
再びお邪魔します。

忘れられない、というか、好きな言葉。
けんたいさんではないですが今や「座右の銘」と言える言葉かも。

それは
「世間の常識は隣の世間の非常識」
「良識という名の偏見」
の、二つです。

この二つを肝に銘じて、爆走することがないように気を付けているつもりでも
ついつい、思い込みで暴走することが、あります。
「そーゆーイミじゃないのに、なんでそうなるかな!?」と思うときは
隣の世間の非常識に引っ掛かっちゃっているんですよね。

人間関係の基本も「私の常識は世間の非常識」かも、と
立ち止まって考えることなのかもしれません。
…と、今は思ってるけど
明日になって世間に出て歩くと、すぐに忘れるんだろうなぁ…
Posted by Traviata at 2010年08月26日 02:40
どないだ
こどもだけで外出するときに、親に伝えるべき言葉

ど  『どこへ』
な  『なにを』
い  『いつ』
だ  『だれと』

いかのおすしは全国共通のようですが、
バリバリ関東地区でこの『どないだ』無理やり感。
関西では現役言葉なんでしょうか?
 
A.Sさん、ウチのこどもの小学校では給食のときに
いかのおすし歌と『磨こう 磨こう♪』(トトロのさんぽのメロディーで)
を唱和するらしいですが、今こどもに頼んだのですが
恥ずかしがって歌いませんでした。

本当はVOWにたくさんネタがあったのですが、
VOWを20年も愛読してるのが恥ずかしいので避けてました(*^_^*) 

追伸 
荒木先生返信ありがとうございました。
Posted by りつこ先輩 at 2010年08月26日 08:41
「どないだ」ですか・・。
「いかのおすし」同様、元の言葉を思い出すのが大変そう。
やはり行政機関的なセンスがそこはかとなく光ってますね。

頭文字シリーズでは、化学の時間に習った
スイ・ヘイ・リー・ベ・ボ・ク・ノ・フ・ネ なんかありましたね。
連帯債務者の一人に生じた事由が他の債務者にも影響するものの覚え方、
ソーセージを買いに行くのは面倒だ
相殺・請求・時効の完成・更改・免除・混同 の頭文字。
制限行為能力者の取消権者が行うと追認したとみなされる事由。
りせいこうだんのじょうきょう
履行・請求・更改・担保の供与・譲渡・強制執行。

あ〜勉強しなきゃ!
Posted by あらき at 2010年08月28日 00:12
「いかのおすし」の歌は、まさかと思って動画検索したら、いろいろ出てきました。
なんか、いろんな節がついたものが複数あり、どれが元祖か定番かわかりませんでした。
http://www.youtube.com/watch?v=1WmjptILNzk
http://www.youtube.com/watch?v=UWGCW4VLupU&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=CUv_hKuH9dA&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=QVlHDa-07xs
どれも、なんでありますが・・・。
Posted by A.S at 2010年08月29日 22:46
A.Sさん>
調査ご苦労さまです!
いや〜、どれも思いっきりな”ゆる・メロ”ですね。
”メロ”と呼んでいいのかすら微妙です。
自治体とか省庁などの音楽にちょっと詳しい職員がパソコンなどで片手間に作った、という雰囲気ですね(笑
こういうのを聴くと、名前の通っている作曲家というのは本当にすごいんだな〜、と思います。
Posted by あらき at 2010年08月30日 00:14

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