2012年12月05日

暗譜の女神

今日は暗譜のお話です。

私などは「あんぷ」と聞いただけで/()゚O゚()\ひぃー となるくらい恐怖の言葉です。
仮に、超かわいい女の子に耳元で、「あ・ん・ぷ・・・、うふっ」 とセクシーに囁かれても/()゚O゚()\ひぃー となることに変わりはないと思います。

そう、私は暗譜が大の苦手。
なので、今日は暗譜は本来演奏に必要ないものである。という結論に向かってロジックを組み立てたいと思います。
さて、実際問題として暗譜は演奏にとって本当に必要なのでしょうか?。
暗譜で演奏することはエラいことなのでしょうか?
暗譜さえしていればそれでいいのでしょうか?
暗譜していることが曲を深く理解していることの証明になるのでしょうか?
暗譜していることが暗譜していない人より沢山練習したことの証明になるのでしょうか?
スメタナ弦楽四重奏団とかじゃないどこかの普通のカルテットがベートーヴェンの弦楽四重奏曲をとにかく暗譜で演奏して4人とも目が宙を舞っていて客席で聴いていても不安を感じる状況でも暗譜は根性があるからいいのでしょうか?
若い指揮者なんかが本番で急にコンチェルトを暗譜で振って途中で何度も振り間違えたりしてオーケストラを恐怖のどん底に叩き落としても「暗譜で指揮をした」と次の日の新聞でそういう事情を知る由もない評論家に称えられてそれで凄いということになるのでしょうか?
チェロの小品の伴奏をピアニストが止せばいいのに暗譜で弾いて言わんこっちゃ無い途中で頭真っ白になってチェリストに本番で練習番号叫ばれても譜面がないのでどこから始めていいか分からずチェリストまで釣られて譜面あるのに頭真っ白になって結局演奏が止まってしまってもギャラを貰う権利があるのでしょうか?

この人達に「いい加減楽譜見てください!おまえら!」と言いたくなるのは私だけでしょうか?

子供の頃の発表会や、音大の試験などで暗譜を必須条件とするのはまあある程度は認めましょう。
人生そういう経験も必要です。(ギャラも発生しないしね)
でもね、だからと言って暗譜が偉いと百姓の信仰のように一生信じ続ける必要もないでしょ?
自分は楽譜を見た方が上手に弾けると思うなら見ればいいのではないでしょうか?
大切なのは暗譜で弾くことじゃないでしょ?

ま、私などが力説したところで所詮は暗譜負け組の遠吠え・・。
こういう時は超偉い人の言葉を引用するに限ります。世の中そんなもんです。
さあ、みなさん恐れ入って下さい。
まずはリヒテルのお言葉です。

聴衆の心に触れる良い音楽を作らなければならないのが第一の問題であるべき時に、無駄な努力の原点となる「暗譜」というこの記憶力の競争の類は、まったく子供じみて空疎なことです。

どうです?
リヒテルですよ! リヒテル!。もうこれで決定打と言っていいのですが、念には念を入れてヴァイオリン界からもウルトラ巨匠に登場していただきます。
クレーメルのお言葉です。心して読んで下さい。

暗譜で弾いている若い奏者は曲の記憶を辿る事に終始しがちだ

なるほど・・。含蓄がありますな〜。
私はけして若くありませんが、曲の記憶を辿る事に終始しないために敢えて暗譜はしないでおきます!(w
クレーメルは実際にソナタやコンチェルトをよく楽譜を見ながら弾いていますね。

(※ちなみに、上記の2例は全知全能のインターネットから引っ張って来て私が適当に割愛した文章ですが、多分本人が言った事に嘘はないような気がします。)

さて、というわけで、現代において暗譜というものはもうそれほど偉くはないのです。
だから、「指揮者、暗譜でしたね〜、荒木さん」とオケの終演後ロビーで私に感想を言うのは止めて下さい(笑
そして演奏家のみなさん、本番で玉砕するリスクを犯してまで無理に暗譜で弾くのはやめましょう!。私も止めます。(もともとやってないけど)
そういえば、近くて遠い北の人民共和国のオーケストラの動画を見ていて「ん? なにかヘン・・」と思ったことがあります。
なんと、オーケストラの舞台に譜面台がひとつもないのです。彼らはベートーヴェンのエロイカを暗譜で演奏していました。ウィキで検索したらマーラーの交響曲も暗譜で演奏するそうです。

狂ってる・・・・・・

ま、そんなもんですよ。暗譜の価値ってもんは。あ〜〜っはっはっはっは!


さてさて、今日はもう一つ話題があります。
TVの割と夜遅い時間の番組に出演している美人ヴァイオリニストがいますね。
ナントカの神様とかいう番組にレギュラー出演されていました。
TVでは、コテコテのクラシックというより、映画音楽などの小品を演奏している印象が強いです。
番組でも「シンドラーのリスト」とか「ニュー・シネマ・パラダイス」とかそんな感じの編曲物をいつも楽譜を見ないで弾いているのです。
毎週いろんな曲を暗譜で弾いてすごいな〜〜〜〜、覚えるの大変じゃないのかな〜、と感心しながら見ていました。
美人で知的でお話も上手で私は彼女のファンなのですが、いつも疑問というか違和感というかなんとも不思議な気持ちにさせられるのが、彼女のヴァイオリンを弾いているときの表情なのです。
うっとりとした笑みをたたえてはいるのですが目が虚ろというか焦点が分からないというか、どこかを見ているようだけれど、どこを見ているか分からない感じなのです。

そこで、暗譜について考えているときに私はふとひらめきました!
そうだ!。彼女は譜面を見て弾いているのだ!と。
おそらく、画面に映らない少し離れた場所にある大きなモニターに投影した楽譜を見ながら弾いているのです。
それならばあの視線も毎週暗譜風で弾いているのも納得がいきます。
文章だと分かりにくいので全知全能のインターネットから画像を集めて図にしてみました。
こんな感じです。
あ、いや、だからズルしてるとかいうことじゃなくて、こいう方法もありなんだな。ふ〜んってことで。

シミュレーション


ね? すごいでしょ? 大発見でしょ?
さ、納得して貰ったとこで今日はここまで。

あ、読み終わったら押しといてね! ほんじゃらな!(。・_・。)ノ
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Posted by arakihitoshi at 01:08│Comments(0)TrackBack(0)

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