実は燃え尽きてません。
大変なのはこれからだと思います。
1月28日に行政書士試験に合格しました。(FBでは既に報告済みですが・・)
平成20年に宅建に合格&登録し、平成21年から行政書士試験を受け今回で4回目。
正直言ってとても長かったです。
時間的にも精神的にもそろそろ限界だったので泣いても笑っても今回で最後にしようと思っていました。
行政書士試験は300点満点で6割の180点を取れば合格する絶対評価の試験です。
ただし、毎年合格率は5%〜8%くらいになるように調整されています。
以前にも書きましたが、1年目は174点を取り合格まであと6点というところで試験に落ちました。
4年間近く続けることができたのは、「実力的には合格していても「よかったはず」と悔しさをバネにできたからだと思います。
ただ、毎日数時間の勉強を仕事をしながら何年も続けるのは本当にしんどかったです。最初はブログネタにするくらいの軽い気持ちでしたが(笑)、結果的にこの勉強は私の人格にまで影響を及ぼした気がします。
「オレ、一体なにやってんだ?」という気持ちを払いのけるのにも相当な労力を要しました(w。
しかしそのおかげで10分や20分の空き時間でもスッと集中状態に入る技が身につきました。(これができないと社会人の資格勉強はままなりません)
3回あと数点のところで落ち続け4年目からはプライドを捨て勉強方法や教材を根本から変えました。
受験生もベテランになってくるとつまらないプライドが生まれてきてそれがかえって障害になったりするのです。
なので心を入れ替え基本の理解を中心にマイナー論点に嵌らないように注意し、問題は忘却曲線に沿った反復を徹底しました。
行政書士試験はハッキリ言って難しい試験だと思います。ここ最近の難化も著しいです。予備校の宣伝文句みたいな「6ヶ月で合格」とか「法学部なら受かる」とかあり得ません。最初からそういう覚悟で臨むべきでした。
そのあたりの詳しい話しは、もし根性があれば(たぶんないけど)そのうち合格体験記(月並)でも書いてみたいと思います。
で、今年は心を入れ替えた勉強法が功を奏して210点を取ることができました。
6割でよいところを7割取ったということなので燃費の悪い合格ですが、これにはとても自信がつきました。
法律に関して以前より理解を伴った知識が身についたという手応えを感じることができました。
そういうわけで、今年は得点にとても余裕があったので11月11日の試験直後にネットに掲載される資格予備校の模範解答で自己採点し合格していることが分かっていました。
なので1月28日の合格発表で、「ご・・・合格してる!、わ〜い!わ〜〜い!(涙目)」という感動はなかったのですが、それでもやはり「やっと開放された」という安堵感はひとしおでした。
さて、試験が終わってからは今まで勉強に割いていた時間をやっと余暇に使える〜!
と思ったのですが、なかなか本業の仕事も忙しく、「この忙しい中あんなに勉強してたのか・・、俺って本当に偉かったんだな」と自画自賛する有様・・。
でも寸暇を惜しんで余暇に邁進し、最近魅力を大発見したパーロフォン・レーベルのビートルズのアナログレコードを蒐集したり、1年前から始めた居合の稽古に打ち込んだりと溜めていたことを一気にしていました。
居合は、先生の大変熱心なご指導のお陰で2月3日に昇段試験を受けることができ、無事に初段を取得することができました。武道は子どのもの頃に剣道を少しやっただけでそれ以来です。曲がりなりにも武道の有段者になれたのはやはり嬉しいですね。
これで敵が理屈で攻めてきても暴力で攻めてきてもだいたい勝てるな・・・・(`▽´) うそ、ぜんぜん勝てません。
なので攻めてこないで下さい。
居合は昨年の3月ころから始めたのですが、思い切って始めて本当に良かったと思っています。
現代の日本にこういう武士道のような世界が存在しているのか・・と驚きの連続で(まず指導が無料というのが驚きます)、技を磨くだけでなく精神的にもこの年になって鍛え直して貰っている気がします。
居合道は衣と袴を付けて日本刀を振る型を極める武道なのですが、道具を扱うという面でもメンタル面でも楽器の演奏に共通する点が多く、このあたり興味深く書きたいことは沢山あるのですが長くなるので次回に譲ります。
さて、話しは行政書士に戻りますが、
合格発表の後、職場の役員に合格の報告と、今後行政書士として登録しオケの業務に支障のない範囲で行政書士としての業務も行っていきたい旨許可を貰ってきました。(私の職場の就業規則では副業は禁止されていませんが理事の許可を必要とすることになっています)
今後2月中に合格証書が届き、4月か遅くても5月には行政書士として登録できる段取りのようです。
その後は、日本でも大変珍しいプロ・オーケストラ奏者兼法律家として独自の活動をしてみたいと思っています。
なので、行政書士試験に受かっただけで登録しなくては私にとっては全く意味がないのです。
ただし、行政書士の試験に通ったからといって行政書士の業務はまだ何一つできません。
現時点では内容証明すら満足に打てません。
これから山ほど実務の勉強をしなければなりません。
他に行政書士の試験範囲ではありませんが刑法や刑訴法、民訴法の知識も法律に携わる以上やはり身につけたいと思いますし簿記の勉強も必要です。さらに著作権に関する法務にとても興味があります。
やらなきゃならないことはてんこ盛りです。
さて、そんなこんなのお話でしたが、これからも私のアイデンティティーは札響チェロ奏者の予定です。
まあ、こういう変なオケマンが一人くらいいてもいいでしょう。
というわけで、それではみなさんごきげんよう。 あ、前回の続きは次回ね。
ほんじゃらな (。・_・。)ノ