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さて、ついに真空管アンプ TRV-88SEが届きました。
小振りなのに15kgもあってずっしりと重たいです。
ドキドキワクワク、初めての真空管アンプです。
箱から出して、ステレオの裏に手を突っ込んで配線作業・・・、狭いし暗くてよく見えないし悪戦苦闘。この作業はどうしても好きになれない。
完了してスイッチ・オン!
じゃなくて、5分ほど真空管が暖まるのを待つ。これやってみたかったんだよね〜。
で、録音が素晴らしいので有名な、カラヤン/ベルリン・フィルの『ツァラツゥストラ』のレコードをセットして、スイッチ・オン!
お〜〜〜!
むちゃくちゃ音いいやんけ!
真空管アンプはトランジスタ・アンプに比べて、音が暖かくてほんわかして・・、ってのは先入観で実は音がシャキッとしてます。
これは知ってました。
でも、自分の家で聴いてみると、その素晴らしさに驚きを新たにしました。
この『ツァラツゥストラ』のレコードは、以前使ってたDENONやONKYOのトランジスタ・アンプでは低音のほうが潰れてしまっていたのですが、きっちりと聞き取れます。コントラバスの弓使いまで見えるようです。
イコライザがかかったようなブーミー音も解消されてます。
その後、いろいろなレコードをとっかえひっかえ聴いてます。
何というか、いい音としか言いようがないです。ほんとに買ってよかった。
艶やかな弦楽器
瑞々しい金管楽器、
特に人の声やピアノの音は本当に美しくて、今まで何台か使っていたトランジスタ・アンプとは比較になりません。
前にCDとレコードの比較で使ったフルニエの無伴奏チェロ組曲も目が覚めるほど生々しいです。
世の中のステレオおやじたちが真空管にはまる訳が分かります。(私ははまってないけど)
真空管がボワーッとオレンジ色に光って、これもまたいいムード出すな〜(うっとり)
(こんな感じで写真撮りなくなる)
この音は、CDをトランジスタ・アンプで聴くのとはまったく別の次元の音です。
CDがダメだって言ってるんじゃないですよ。CDは便利だし、私が知らないだけで、高級機で聴けばもっといい音なのかもしれません。
でも、少なくとも私のオーディオ環境では両者の音は別世界です。
紫外線みたいにジワ〜〜ッと染み込んでくるような音です。聴き終わった後は耳の奥が気持ちよくジ〜ンと痺れた感じになります。
以前、さんざん悩まされた恐怖のステレオおやじがボリュームをどんどん上げていった気持ちが少しだけ分かるようになりました(笑)。
こんな調子で最近はレコードや真空管の話が止まらなくなってます。
誰彼かまわず熱っぽく語ってしまうので、そろそろやめないとまずいです(苦笑)
昨日は職場の先輩に、「そのうち真空管テレビのほうが映りがいい」って言い出すんじゃない?
と笑われてしまった・・( ̄□ ̄;・・・・・
1000枚以上あるCDが全部レコードだったらな〜〜〜〜。
レコードのコレクションがあまりに非力・・・。
2500円くらい出せば間違いなく未開封の新品レコードを買えた20世紀に、タイムマシーンで買い付けに行きたいです。
っていうか、「俺って、こんなに音楽好きだったっけ?」と驚きです。ヽ(´▽`)ノ
それではみなさん、ごきげんよう。